何を切る?/何を切る?fromロン2 2015年6月
2015年06月02日
このコーナーでは、オンライン麻雀「ロン2」の協力のもと、プロ雀士とロン2ユーザーの解答をグラフを使って比較していきたいと思います。
多くのプロより、丁寧な解説をいただきましたので、みなさんの雀力アップの参考にしていただければと思います。
問題提供:「ロン2」 作成:杉浦勘介
ロン2道場ルール (一発、裏ドラ、カンドラあり、赤なし)
東2局3本場北家 (色の濃くなっている牌はツモ切りです)
プロ
切り・・・18人
切り・・・12人
切り・・・11人
切り・・・7人
切り・・・3人
切り・・・2人
ロン2ユーザー
切り・・・24%
切り・・・19.6%
切り・・・17.8%
切り・・・15.6%
切り・・・11.6%
切り・・・7.1%
切り・・・4.4%
プロ解答(50音順)
★切り
石渡正志
「状況的に、振り込んだら後々苦しくもなるし、形的にもかなり厳しいと思う。この局は流局がベストと考え、ここは引いてみる。」
内川幸太郎
「1シャンテンでしたが、リーチ一発目にドラと。残りの巡目も考えて、この手にアガリは無いと見ます。現物の切りでオリます。」
勝又健志
「打点のある手牌だけに攻めたいところではあるが、アガリにまでは結びつかないと考え、オリ。」
近藤久春
「ここでラス目のリーチに打ち込むのは最悪。切りたい牌は全て危険。とりあえず現物で。」
斎藤桂史
「終盤にリーチを受け、自分はまだテンパイではない。ここから向かっていくのは分が悪いと思います。」
沢崎誠
「他に切る牌がない!!現物を打牌して、後は好調な親にお任せです。」
白鳥翔
「この巡目から危険牌を2枚も打ってアガリに結びつくとは思えない。とりあえず現物のを切る。攻めるなら打。」
武石絵里
「点棒の少ないところからのリーチで、点棒を持っている親なので、ツモられても良しとします。現物はしかないけれど、なるべく安全な牌を切ってオリます。」
刀川昌浩
「、が切り辛いので、他家の動向も見ながらオリ。」
ともたけ雅晴
「西家のリーチがなければ、を切って打点も踏まえて進めたいところだが、全員に危険なドラをツモってきたというのは、今回は無理をするなという信号だと思って、受けて進める。」
中川由佳梨
「この巡目までが鳴けなかったし、テンパイしても勝負しなきゃいけない牌が怖いから攻めきれない。」
仲田加南
「この巡目でテンパイしてないので、頑張ってオリます。」
二階堂亜樹
「巡目と点数的に、リーチの一発目にはどの牌もきびしいので。」
福光聖雄
「リーチの現物が1枚しかないが、アガリに向かうと2牌勝負することになるのでオリる。親にも鳴かせたくないので、は切れない。安全牌が増えない場合、、の順で切る予定。」
藤崎智
「何を切っても少し中途半端な感じがするので、一発目は現物を抜いておきたい。」
藤原隆弘
「の何種かを通してアガリまで求めるなんて無理!東2局でこの点棒状況も異常な展開。ラスにならないように耐えて風向きが変わるのを待つ。」
山井弘
「この巡目から自分のアガリがあるかを考えれば、おそらくないだろう。生牌のは期待できないし、と、自分に必要な牌が山にある、または相手が使いにくい状況とは言い切れない。よってここはオリを選択する。リーチ者が調子の良い親を落としてくれたらラッキーと考える。」
★切り
伊藤優孝
「自分にアガリがあるとは思えない。もロン牌の可能性はあるが、ここは仕方ない。」
上村慎太郎
「西家はのトイツを落としてのリーチ。タンヤオに寄せている可能性が高い。トップ目が6万点超えの状況で、ラス目のリーチに一発で勝負するメリットはあまりない。も放銃の可能性はあるが、を抜いても次が無いため、ここはのトイツ落とし。」
清原継光
「リーチ者には打ちたくないけど、現物がしかないので、次善ののトイツ落としをします。親や南家にも比較的切りやすいので。」
佐々木寿人
「マンズにしろ、ピンズにしろ、優劣が付けられない。西家のリーチがピンフ系ということもあり、勝負を先送りする。」
清水香織
「とくに勝負に行く必要性を感じないので、様子見。なぜなら出遅れ感がハンパないから。」
鈴木雄介
「リーチ者がのトイツ落としでのリーチなので、形は良さそう。巡目が深いこともあり、安全そうなのトイツ落としで組み直す。」
滝沢和典
「理由を付ければそれっぽくはなるが、無理なものは無理。親のトイツ落とし、リーチ者のトイツ落としを信用して。」
ダンプ大橋
「攻めるにしても、勝負する牌が多すぎるので。リーチ者はのトイツを終盤まで抱えていただけに、シャンポン形は薄いか。」
藤島健二郎
「巡目も深く、アガリ自体が難しいと考える。西家のリーチはのトイツ落としからは安全そう。」
吉田直
「リーチ者はタンピン系の捨て牌なので、を切って粘れたら粘る。」
四柳弘樹
「巡目も深く、テンパイするにはかを勝負しなくてはいけない。巡目からもそれに見合うだけの手牌ではないと思うので、を切ります。」
和久津晶
「切れる牌と巡目が足りない。」
★切り
井出康平
「ドラ固定でピンズの裏目を作らずに。全力!」
魚谷侑未
「上家のリーチの河の情報が強く、ほとんどの筋が通っていない状態なので、自分の手の都合で勝負します。すぐテンパイが入らないようなら、いつでもやめます。」
小車祥
「巡目が深く、自分のアガリはきびしそうとはいえ、この手牌からオリたくはない。ドラでの放銃だけは避けたいので打。三色は求めすぎな気がする。巡目が進めばオリの選択をする割合は増えていく。」
客野直
「ドラドラのチャンス手だし、オリる牌もの1枚しかないので、真っ直ぐにを切る。」
黒沢咲
「ピンズが入ってもシャンポンに受けるので、ドラドラ固定の打とする。」
柴田弘幸
「攻守のバランスの一打だと思う。」
羽山真生
「リーチの安全牌も少ないため、マックスの打点も狙えるを放銃覚悟で切ります。この手組みをしてしまったのなら、中途半端なことをして放銃すると悔いが残りますので。」
古橋崇志
「ラス目のリーチなので、こことなら勝負になると思い、押す。三色は捨てるが、ドラだけは切り出さないため、打とする。」
三戸亮祐
「巡目的にはを抜いてオリる手かもしれないが、6万点持ちのトップを追いかけることを考えると、チャンス手はアガリに向かいたい。ドラの出ない形で勝負する。」
安村浩司
「押すか引くかだけなので、ドラの出ない形にして押す。」
山田浩之
「相手がラス目なので、真っ直ぐ。ピンズは危険度が高いので、選択は後で。」
★切り
櫻井秀樹
「チャンス手なので少し攻めたい。リーチに中張牌は怖いが、ベタオリも安全牌が続かないので。」
瀬戸熊直樹
「難しい。切りとしたいが、劣勢のラス目のリーチなので、1枚勝負してツモに聞いてみる。」
浜上文吾
「リーチを受けて安全牌が少ないので、234の三色を見て打。は仕掛けて打で勝負します。」
前田直哉
「東2局なのでまだオリない。全てを見つつ切り。」
真鍋明広
「リーチが入っているが、こちらも勝負手なので。テンパイしたら全部リーチします。」
望月雅継
「手詰まり。ラス目のリーチよりも、のトイツ落としを終えた親に対するケアも。攻めるなら、受けるならだが、完全安全牌がないので、を切っての攻めを選択。リーチへの放銃はOKと考えるしかないが・・・。親へ絶対放銃したくないと考えた時はを選びたい。かなり微妙です。」
森下剛任
「メンゼンで勝負します。次の牌でテンパイならリーチ、無筋ならオリそうです。」
★切り
鮎川卓
「待ちが一番良さそうに見えるので、そこを固定しました。」
荒正義
「ラス目のリーチは無視。自分の手牌で打つ。」
中村毅
「打で様子見。東2局とはいえ、親が好調そう。状態の悪いところには打ちたくないが、やが暗刻になれば勝負。」
★切り
西川淳
「迷うがベタオリが続かない。テンパイするなら勝負。」
古川孝次
「のカベでを切る。もも切れない。その後、を持ってきたらリーチを打つ。ツモの場合はどちらに受けるか迷うが、ここはドラとのシャンポン待ちか。」
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