何を切る?

何を切る?/何を切る?fromロン2 2017年4月

このコーナーでは、オンライン麻雀「ロン2」の協力のもと、プロ雀士とロン2ユーザーの解答をグラフを使って比較していきたいと思います。
多くのプロより、丁寧な解説をいただきましたので、みなさんの雀力アップの参考にしていただければと思います。
問題提供:「ロン2」  作成:杉浦勘介
ロン2道場ルール (一発、裏ドラ、カンドラあり、赤なし)
南2局南家 (色の濃くなっている牌はツモ切りです)

 
プロ

四万切り・・・10人
八万切り・・・10人
九万切り・・・9人
三万切り・・・6人
 
ロン2ユーザー

九万切り・・・39%
八万切り・・・28.2%
三万切り・・・17.4%
四万切り・・・13.8%
二索切り・・・0.5%
三索切り・・・0.5%
四索切り・・・0.5%
 
 
プロ解答(50音順)
 
四万切り
鮎川卓
「親番も残っているので、スピードと打点のバランスが良い打四万を選択します。」
太田優介
「ツモり三暗刻も見える手牌ではあるが、ドラも1枚あるので、タンヤオやピンフイーペーコーも残る打四万。打八万も考えたが、九万が自分から2枚見えであり、1シャンテンの間にもう1枚切られてしまうとこの手の魅力がなくなってしまうので打四万とします。」
勝又健志
「ドラがあるので、手役よりもアガリやすさを優先。」
紺野真太郎
「四暗刻といきたいところだが、まだ親番もあるし、手牌の変化、受け入れが広い手なので手広く。テンパイすれば全部リーチのつもりで。」
白鳥翔
九万がもう1枚切られた時に六万九万が弱くなってしまうので、八万は打たない。ドラもあるので、手広い形で勝負する。三暗刻形を見るのは破壊力があるが、ロスが多すぎるので狙わない。」
藤島健二郎
「牌効率で。タテ型は見ず、現実路線でいいのでは。」
古川孝次
「リーチタンヤオドラ1を視野に入れ、出アガリ5,200、ツモって満貫クラスを狙う。よって九万がリーチ宣言牌になるか?先に六万九万が入ってもリーチをかける。」
前田直哉
一索四索六万九万も逃がしたくないから。」
三戸亮祐
「トイツ手も見込めるが、アガリやすく満貫級にも成り得るピンフ形を重視して、打四万とする。」
山田浩之
「点棒はないが、まだ親番もあるので無理せず素直に。」
 
 
八万切り
岡部光輝
「親がまだあるので、リーチピンフイーペーコーを目指します。もう少し点数に余裕があれば、九万ツモ切りとします。」
清原継光
「まだ親があるし、リーチイーペーコードラ1あたりを視野に入れ、手なり気味にリャンメンリーチを目指す。」
近藤久春
「手なりでピンフイーペーコー狙い。次局親番なので。」
坂本誠裕
「手広く構えます(親番にかけます)。」
佐々木寿人
「ピンフイーペーコー狙い。」
二階堂亜樹
「タテは見ずにリャンメン固定します。まだ親番があるので、ラス目でも無理に高くしようとしない。」
古橋崇志
「ラス目だが親が残っているので、まずはアガリを見て現状一番強そうな六万九万ターツを決める。高打点になるなら、自然な変化でリャンペーコードラ2。」
前原雄大
「ラス目なのでどう打っても裏目はありそうだが、手広く受ける。」
山井弘
八万は1枚切れ、そのためロスは七万の2枚のみ。五万三万四万四万の形でカバーできるのでOK。最終形も六万九万待ちになれば強い。」
四柳弘樹
六万九万が良さそうなので、横に伸ばしてリーチピンフイーペーコードラ1が理想。」
 
 
九万切り
厚谷昇汰
「ピンフが確定していないので、九万を残すと打点が低くなる可能性がある。負けているのでヤオチュウ牌から切り、タンヤオ、MAX四暗刻まで狙う。」
上村慎太郎
九万を残すと、もう1枚九万を引かない限り安くなるイメージしかない。この手牌のポテンシャルにふさわしくない打九万。」
上村宜久
「リーチタンヤオドラ1から三暗刻まで見えるので。できたら四暗刻まで見たいです。」
河井保国
「点数がないので、三暗刻狙い。」
貫上洋志
「四暗刻まで見ます。」
黒沢咲
「形が良いので、タンヤオ固定してリーチと行きます。」
花岡章生
「点棒があれば他の選択肢もあるが、MAX四暗刻まで見て。先にリャンメンが埋まるようならそのままリーチで。」
林俊宏
「ツモ二索やタンヤオ、四暗刻に魅力を感じます!」
横山毅
「点棒的に四暗刻を狙いたいですね。一索はツモ切りします。」
 
 
三万切り
内川幸太郎
「四暗刻を見て、三万にします。」
浜上文吾
「四暗刻かマンズのイーペーコー狙い。」
一井慎也
「ピンフの選択以外は残るので。七対子、イーペーコー、リャンペーコー、四暗刻を見る。」
福光聖雄
八万を切った方が受け入れは広いけど、四暗刻は見たい。この後、一索四索九万が入ればリーチ。四万ツモは迷うなぁ・・・。」
藤岡良一
「マンズの三万四万八万九万どれも切る手はあるが、現状ラス目の今、自分の経験上、四万七万は親にアタる。ならば、その筋が出ないように三万を打っておきたい。」
安村浩司
「四暗刻、リャンペーコーを残す。」