何を切る? 2019年1月
2019年01月09日
長い間にわたり、『何を切る?fromロン2』として、オンライン麻雀「ロン2」協力のもと構成してきましたこのコーナーですが、
今回から実際のプロ対局の一場面を題材に、『何を切る?プロの視点』としてリニューアルすることになりました。
引き続き、多くのプロより丁寧な解説をいただいておりますので、皆様の雀力アップに活用していただければと思います。
過去の記事はこちら
第34期十段戦 3回戦 南4局 西家 沢崎誠プロ
■Twitterで実施したアンケートの結果
■プロ解答
★切り
★切り
★切り
■プロの視点
沢崎誠プロ
「下家に、早い巡目のリーチが入っています。
この手牌なら、切りとして、ホンイツ一気通貫まで狙いたいところですが、第一に大切なのは状況です。
オーラスでトップ目が親、自分は微差の番手に位置しているため、このリーチにツモアガリがあればトップとなります。
ですから、ここではアガリを目指すより放銃しないことがベストです。
ただ、現物は一牌ですから、これを抜いても次から大変です。
ここで形を維持してのピンズ切りは、もう一牌のピンズとのセット打牌となります。
切りはもしくは。
切りはもしくは。
切りはもしくは。
・・などの形からの切りリーチも想定すれば、放銃リスク増は避けられません。
打点力のある下家ですから、この状況での放銃はここからの失速につながることも考えられます。
以上から、ここは役牌でないのトイツ落としに妙味があると判断しました。」
■終局図
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カテゴリ:何を切る?