何を切る?

何を切る?fromロン2 2015年4月

このコーナーでは、オンライン麻雀「ロン2」の協力のもと、プロ雀士とロン2ユーザーの解答をグラフを使って比較していきたいと思います。
多くのプロより、丁寧な解説をいただきましたので、みなさんの雀力アップの参考にしていただければと思います。

問題提供:「ロン2」  作成:杉浦勘介

ロン2道場ルール (一発、裏ドラ、カンドラあり、赤なし)
南2局2本場南家 (色の濃くなっている牌はツモ切りです)

プロ

二索切り・・・15人
白切り・・・7人
四筒切り・・・5人
五索切り・・・3人
五筒切り・・・2人

ロン2ユーザー

二索切り・・・46.1%
五索切り・・・17.7%
白切り・・・14.2%
八索切り・・・6.5%
四筒切り・・・4.8%
三索切り・・・4.2%
五筒切り・・・3.9%
六索切り・・・2.3%
七索切り・・・0.3%

 

 

プロ解答(50音順)

二索切り

勝又健志
「ピンズとソーズのどちらに寄せればいいかわからないので、メンツ手と七対子の両天秤に構え、様子を見たい。」

客野直
「七対子の1シャンテンに取りつつ、三筒六筒が埋まったら白トイツ落としのタンピンイーペーコー、九索が埋まったら四筒五筒を落としていく。」

小島武夫
「ピンズに手をかけソーズ一色を狙うのもちょっと乱暴な気がする。一旦二索を切って、次にツモってきた牌によって方針を定める。」

近藤久春
「七対子とピンフイーペーコー、両にらみで。」

紺野真太郎
「七対子、タンヤオ、ピンフ、白ポンと、全ての可能性を残す。保留の一打。」

佐々木寿人
「七対子の1シャンテンに構えるが、白は鳴く。三筒六筒引きは白落とし。九索引きはピンズを払って白のポンテンに備える。」

猿川真寿
「七対子と理想形のメンタンピンイーペーコーを見る。白の仕掛けは周りの手牌速度で決める。」

沢崎誠
「七対子の1シャンテンを取り、三筒六筒引きなら白を落として最高形のタンピンリャンペーコーまで見て手を進めたい。」

灘麻太郎
「七対子を意識しつつ、次ツモ次第ではタンピンイーペーコー、リャンペーコーまで考える。」

仁平宣明
「仕掛けは、とりあえず考えずに七対子の1シャンテンに受ける。先に三筒六筒を引くようなら白の対子落とし。」

古橋崇志
「とりあえず七対子の1シャンテンに受けて、三筒六筒を引いたら白のトイツ落とし。九索 白引きは四筒五筒と払っていきます。好調な南家なので、自然にアガって次の親番を迎えたいです。」

前原雄大
「手広さを優先。」

三田晋也
「素直に七対子1シャンテンに受けます。番手の親番なので、自然に大きくなるまでは狙わない。」

安村浩司
「七対子の1シャンテンに取り、三筒六筒白を引けばメンツ手に戻る。」

吉野敦志
「この局のテーマを親落としとして、白をポンしてでも手を進めます。メンゼンで手が進んだら、ピンフの役有りを目指して白を切っていきます。」

 

白切り

荒正義
「メンタンピンイーペーコー狙い。連続形の場合、七対子は狙わない。」

伊藤優孝
「七対子は苦手だからタンピン系へ。」

柴田吉和
「まだ七対子には決めたくない。ロスの少ない打白で様子を見ます。」

瀬戸熊直樹
「これだけ調子が良いので、メンゼンテンパイリーチを目指す。七対子は見ない。」

浜上文吾
「七対子の1シャンテンではあるが、白をトイツ落とししてタンピンイーペーコー狙い。一索はツモ切り。鳴きません。メンゼンで手を進めます。」

望月雅継
二索を切って七対子の1シャンテンに取る手もあるが、それはもう少し巡目が深くなっていた場合の話。ここは白を切って、タンピンリャンペーコーを目指して進めたい。トップ目でもあるし、跳満が見える手を1,600で終わらせたくない。」

山井弘
「七対子の1シャンテンではあるが、この手はシュンツ手と考えます。タンピン狙いで横のツモに対応できるよう、ロスの少ない白切りを選択します。ただ、ドラが南だけに、白のトイツ落としを見せると南を持っていないと読まれやすいので、トイツ落としはギリギリまで見せないようにします。もちろん有効牌を切ったり、受け入れを狭めてまではしません。」

 

四筒切り

魚谷侑未
「点数に余裕があるので、のんびりホンイツを狙ってみます。二索を切るとだいたい1,000点になりそうなので・・・。上家の親にもどこかでプレッシャーをかけれたらいいなと思います。」

内川幸太郎
「トップ目で南2局、当面の敵の2着目が親番ということで、捌きがメイン。四筒七筒が自分の目から多く見えるので、先に四筒を打ちます。白も1鳴き、アガリにいきます。」

滝沢和典
四筒四筒五筒五筒すべて落としてホンイツまで。」

藤原隆弘
「現在好調ということもあり、七対子のみの1シャンテンには取りたくない。ドラが南ということもあり、メンホン七対子か翻牌の白を使ってメンホンを狙う!ツモ切りより手出しを見せた方が少し得と見て、七筒を切っているので同じ筋の四筒切りとする。」

吉田直
「テーマは親流しだが、ソーズが伸びたらホンイツも見て、勢いを殺さない打ち方をしたい。」

 

五索切り

柴田弘幸
「ドラが南なので、七対子とメンツ手の天秤にかける。五索八索の選択は内とする。」

前田直哉
「トイツ場だから。」

松崎良文
五筒が重なったことにより、七対子本線で。」

 

五筒切り

ダンプ大橋
「七対子の1シャンテンにするよりも、染めたりシュンツ手にする方が良いかと。」

古川孝次
「七対子、1シャンテンではあるが、現在トップ目を考えると、白ポンも視野に入れ、2番手の親を蹴ることを考えて、動けるような手組みにする。」