何を切る?

何を切る?fromロン2 2016年4月

このコーナーでは、オンライン麻雀「ロン2」の協力のもと、プロ雀士とロン2ユーザーの解答をグラフを使って比較していきたいと思います。
多くのプロより、丁寧な解説をいただきましたので、みなさんの雀力アップの参考にしていただければと思います。

問題提供:「ロン2」  作成:杉浦勘介

ロン2道場ルール (一発、裏ドラ、カンドラあり、赤なし)
南1局東家 (色の濃くなっている牌はツモ切りです)

プロ

四筒切り・・・12人
七索切り・・・8人
一筒切り・・・8人
八索切り・・・3人
二筒切り・・・2人

 

ロン2ユーザー

一筒切り・・・32.3%
七索切り・・・20.1%
二筒切り・・・20.1%
四筒切り・・・14.6%
八索切り・・・11%
五筒切り・・・1.2%
三万切り・・・0.4%
四万切り・・・0.4%

 

 

プロ解答(50音順)

 

四筒切り

清原継光
「南場の親なので、連荘することを目標にします。下家が789の三色濃厚で、九索が薄いですが、六索に期待します。一筒引きは三筒切り。発をひいたら、八索を切って、発はテンパイ打牌にします。他はツモ切ります。」

紺野真太郎
「ツモ切りないしは打七索としたいところだが、上家の打四筒の後にこれだけツモ切りを見せられると、自分の手が進んでいないだけに真っ直ぐは行きづらい。七筒も通って、二筒4枚見えなので、他家へのケアも含めて、打四筒とします。」

童瞳
「ピンフの1シャンテンに取り、もう1枚ドラの一筒がきても対応できるように構え、ピンフドラ1を目指す。」

二階堂亜樹
「安全度と、ドラの振り替わりと、待ちをソーズにしたいので。一筒を引いたら三筒を切る。テンパイじゃないとソーズに手をかけられない。」

西岡慎泰
二筒がノーチャンスで比較的安全な牌。素直にピンフの1シャンテンに構えます。」

仁平宣明
「終盤で局面が煮詰まっている。七筒が通ったばかりなので、1巡でも遅れると切りづらくなる四筒を処理する。二万五万六索九索を引けばリーチ。」

林俊宏
「テンパイは目指します。対面の七筒を見て、今通りそうな四筒を切ります。後は周りの反応は見ますが、ドラ引きを考えリーチはかけない。」

福光聖雄
「テンパイ気配がなければ一筒を切りたいが、13巡目で誰かがテンパイしているかもしれないので、安全に。」

藤島健二郎
「どこかにヤミテンが入っていそうだが、待ちも打点も微妙に読みづらい。ドラの一筒、4枚見えの二筒を使い切るピンフで。」

古橋崇志
「ドラを切らない手組みの中で、一番広く構える。」

安村浩司
三筒五筒六筒六索九索の比較。アガリ、テンパイはあきらめない。」

山脇千文美
「なんだか難しいです。もう13巡目なので、形式テンパイでも良いのでテンパイすることが優先。三筒六筒より六索九索の方が良さそうなので(枚数的に)、一筒四筒。一応一筒がドラだから四筒切りとします。」

 

七索切り

魚谷侑未
「ピンズに手をかけたくないので。受けを広く。」

櫻井秀樹
「ピンズが選べないので。親番なので、テンパイによってはドラも切る。」

白鳥翔
「ドラを打ち出すかは状況次第。」

中村毅
「親権維持のため、タンヤオ仕掛けも考慮する。八索のポンテン、五筒のチーテンに取る。メンゼンテンパイなら、入り方によってドラの一筒や暗刻の二筒も切る。」

古川孝次
七索切り。それから八索を切っていく。ドラ一筒を切らない手組みをする。」

前原雄大
「第一感では二筒ツモ切りであるが、理で打七索とする。」

宮内こずえ
一筒を切りたいところですが、ドラなので他で切れそうなものを探します。上家の最終手出しが四筒で、二筒も打ちづらいため、ほぼオリることになりそうですが、五筒を引いた時はドラを勝負するかもしれません。」

山井弘
「タンヤオ、もしくはピンフ、イーペーコーなどを狙って、できれば少しでも打点を上げたい。親番ということもあり、終盤でもテンパイしたらリーチと行く。」

 

一筒切り

吾妻さおり
「誰からもリーチが入っていないので、トイツ手にしかアタらないドラを切ってテンパイチャンスを広く取ります。ドラ切りに見合うツモ五筒とツモ六索はリーチ。二万五万九索引きはヤミテンに受けます。」

荒正義
「一目一筒切り。トイツ場のニオイがする。」

小島武夫
六索九索受けには取りたくないが、二万五万には色気アリ。五筒などのツモを見て。」

高宮まり
「もう終盤だからポンテン、チーテンにも備える。」

中村慎吾
「仕掛けもリーチも入っていないので、真っ直ぐ打一筒。」

灘麻太郎
「ピンフ、タンヤオ、イーペーコー役を狙える1シャンテンに持ち込む。二筒が見えているのに一筒が出ていないので、このドラは他家がトイツで持っている可能性もある。ただ、七対子テンパイならばリーチと出ていると読む。」

森下剛任
「不安に見える三筒六筒受けを嫌う。ドラを切って場の対応を見る。ポンが入れば捌きに行く。」

吉田直
「7巡目の四万を切らない可能性もあり難しいが、三筒六筒より六索九索の方が良さそうなので、一筒を切ります。」

 

八索切り

二階堂瑠美
二万五万六索九索の1シャンテンに構えます。この後のピンズの選択は、一筒はドラで生牌なので、四筒切るかな。」

浜上文吾
「ドラ付近は切りたくないので、リャンメン固定で手を進める。テンパイしたらリーチします。」

和久津晶
「そろそろ切りたいスジの1つ。ピンズは一筒以外安全そう。二筒五筒はもう無いと見て。」

 

二筒切り

斉藤等
二筒のノーチャンスもあり、対面の七筒切りに合わせる打四筒が一番安全そうだが、万一一筒を引き入れた場合ロスとなる。」

藤岡良一
「南場の親だけに最低連荘はしたいところ。動きも考慮するなら広さで一筒切りだが、北家に発とのシャンポンでロンと言われてもおかしくないところ。良くてポンか。ここは西家の切った二筒に動きを入れていないということで二筒打ちとしたい。ドラを絡めた嵌二筒待ちならば、手役絡みで形を決めているはずなので、二筒は通りやすい。」