何を切る？fromロン２ 2016年5月
2016年05月04日
このコーナーでは、オンライン麻雀「ロン２」の協力のもと、プロ雀士とロン２ユーザーの解答をグラフを使って比較していきたいと思います。
多くのプロより、丁寧な解説をいただきましたので、みなさんの雀力アップの参考にしていただければと思います。
問題提供：「ロン２」 作成：杉浦勘介
ロン２道場ルール （一発、裏ドラ、カンドラあり、赤なし）
南４局東家 （色の濃くなっている牌はツモ切りです）
プロ
切り・・・１５人
切り・・・１２人
切り・・・２人
切り・・・２人
切り・・・１人
切り・・・１人
ロン２ユーザー
切り・・・37.7％
切り・・・35.8％
切り・・・8.3％
切り・・・7.8％
切り・・・4.4％
切り・・・3.4％
切り・・・1.5％
切り・・・1％
プロ解答(50音順)
★切り
高宮まり
「オリるわけではないけど打。」
中村慎吾
「アガリは厳しそう。とりあえずリーチに通っている。無理はしない。」
中村毅
「オーラスの３着目の親なので、テンパイに向かう。タテと横の両方を見て。」
灘麻太郎
「リーチの待ちは
一点。現在３着目でオリに回ってもつまらない。打ち込んでも順位は変わらないのだから、他の牌は全部勝負してアガリを目指す。」
二階堂亜樹
「残っているリャンメン形の受けにはアガリ目がなさそうなので、七対子で復活できれば。」
二階堂瑠美
「決勝卓など、絶対にアガリもしくはテンパイが必要な場面ならばドラ切りだが、プロリーグなどを想定してトータルのバランスで考えれば打。七対子でテンパイできたらいいな。」
仁平宣明
「ラスは無い局面なので真っ直ぐにいきたいのだが、受け入れの
が４枚切れ、
が３枚切れと、メンツ手では厳しそう。とりあえずを切って、七対子でうまくテンパイを組めればＯＫ。」
浜上文吾
「オーラスの親番、３着目でラスになる可能性が低いので、基本的に勝負します。切りで様子を見ながら柔軟に対応します。
と
は仕掛けます。」
福光聖雄
「まだ形が悪いので勝負できない。形を崩さずかが通るのに期待する。テンパイするならは勝負する方針。」
藤島健二郎
「半分オリ。ひとまずリーチの現物で粘る。」
古川孝次
「現在３番手ではあるが、切り飛ばしていく牌が危険すぎる。ゆえに受けに回る。」
古橋崇志
「七対子本線だが、やが入ればメンツ手でぶつける。」
森下剛任
「オリ気味に進める。ドラドラ七対子か三暗刻が見えたら粘る。」
安村浩司
「オーラス点棒状況で攻めるが、メンツ手と七対子の天秤にかけ、ツモ次第で決める。」
吉田直
「どのターツも弱いので、七対子本線で。」
★切り
吾妻さおり
「オーラスの親ではありますが、が４枚切れて、現状アガリが見込めそうにない牌姿なので、を合わせ打ちます。後にを１枚外した七対子は見ますが、アガリやテンパイ取りよりも、振り込まないように慎重に打ちたい局です。」
荒正義
「は３者に危険。受けに徹する場面と見る。」
魚谷侑未
「リーチを受けて戦える手ではないので、受け気味に七対子かなぁと思いつつ進めます。オーラスですが戦うのは少し厳しい手に感じます。」
小島武夫
「のツモを七対子狙いへの指針と見る。」
斉藤等
「ドラを引き入れた時点で七対子を考える。切りが一番手広いが、他家への安全牌とし、まずは安全牌を切りながら無理せず七対子へ向かう。」
童瞳
「後手だけにアガリ形を七対子に定める。ドラを重ねた場合だけ勝負する。」
林俊宏
「今通った現物を切ります。うっかり七対子だけ見て、ほぼ安全牌だけを打ちます。」
前原雄大
「点棒状況から見て、リーチ者に高打点は無いと見る。ならば放銃覚悟で手を進める。ただ、アガリを求めるのはタテ形である。ツモがねじれるようならば、３着覚悟のオリとなる可能性もある。」
宮内こずえ
「が全て無いので、対子手をメインで考えます。次巡を切ることになりそうですが、いったんメンツ手も残し打とします。」
山井弘
「親とはいえ、まだ攻め返す手牌になっていない。ここはいったん現物のを切り、この後ドラ引きやソーズでメンツができるようであれば攻め返したい。そのため通りそうな牌から切ってはいくが、ベタオリはしない。」
山脇千文美
「トップはあきらめつつ、七対子でテンパイしそうなら少し押そうかな。」
和久津晶
「に手をかけられない上に、がほぼないから。」
★切り
清原継光
「オーラス、３着目の親番、点数状況などから完全に自己都合で打ちます。が６枚見えており、メンツ手が厳しそうなので、テンパイすることが最優先と考えます。が入ったらメンツ手、の重なりは七対子。上家の条件は3,900なのでは比較的打ちやすく、また西家が持っている可能性が高いため、重なりにも期待しづらいと考えます。」
白鳥翔
「順位点が10,000点あり、放銃してもラス落ちの心配が無い。６枚切れのを嫌い、アガリに向かって真っ直ぐ打つ。」
★切り
紺野真太郎
「がほとんど無く、リーチを受けては真っ直ぐ行きようがない。打で保留の手もあるが、ツモが痛すぎるので、打とし七対子に絞る。」
藤岡良一
「十段戦のように２着以上残りのトーナメントルールなら、最短全力の打ち。以後いらないものは全部切る。プロリーグなど戦いを長丁場と捉えるならば、の暗刻落とし。」
★切り
櫻井秀樹
「着順が落ちることはなさそうなので目一杯。当然仕掛けや七対子も視野に。一番メンツになりづらいのはピンズだが、がドラなので、次に厳しいソーズを払う。」
★切り
西岡慎泰
「オーラス親番のため、何が何でもテンパイを目指す。」
カテゴリ：何を切る？
