何を切る? 2022年2月
2022年02月28日
第20期太閤位決定戦 最終戦 南4局1本場 東家 山中翼プロ
■Twitterで実施したアンケートの結果
■OPENRECで実施したアンケートの結果
■ニコニコ生放送で実施したアンケートの結果
※放送時、選択肢にが無い不備がありました。謹んでお詫び申し上げます。
■プロ解答
★切り
★切り
★切り
■実況・解説陣 (アンケート時)
勝又「まずこの場面で想定できる基本的なこととして、決勝戦のオーラスなのでダブル役満でも条件を満たさない2人から簡単にが出てきてポンできるということは少ないんじゃないかということ。さらに、例えば高谷さんからをポンできたとしてもその後にチーはさせてもらえないんじゃないかということは考えなくてはいけないです。」
優月「なるほど。」
勝又「なので、一牌も鳴けないかもな・・という状況下で絶対にノーテンと言えない親番、さぁどうする?ってことですよね。」
優月「難しい!!」
勝又「ちなみに優月さんなら何切ります?」
優月「ドラだけど切るしかないんじゃないかなって・・・」
勝又「ここでを持つメリットとしては、が重なったアガリ、例えばドラドラ七対子などは優勝の決定打に近い打点になりうる。逆にを切るメリットは、もっとも手広くてアガリに近いということ。」
優月「そんなに簡単にアガれそうには見えないので、とにかく目一杯広げたいなと思いました。さて、勝又さんの選択は!?」
勝又「僕もを切る一手かなと思います。仮に以外の牌を切って次巡
が重なったとしてもその手牌はかなり重たいんですよね。もしを切らないんだったら七対子に決め打ちます。」
■プロの視点
山中翼プロ
「この場面の選択としては、のペンチャン落とし、または手役を見ての切り。テンパイ必須の条件だけ考えると目一杯のと三択の打牌候補があります。
下家の高谷プロはアガれば勝ちという状況で、さらにノーテンテンパイで負けてしまうことを考えると、目一杯に構える切りが第一候補でしたが、僕の選択は自身の第二候補であるからカンチャンを払う選択肢を選びました。
から切らない理由は、チャンタ三色を見ている訳ではなく、下家の手牌が整う前にタンヤオに必要な牌を切りたかったのが大きな理由。
第一候補だった切りとしなかった理由はいくつかあります。
まず、周りに打牌制限があり、1枚鳴けるかどうかという特殊な状況で、フラットな場面だったとしてもテンパイできるかわからない厳しい牌姿から想像できたアガリ形が七対子でした。
ドラを重ねて七対子をアガリ切ることができれば次局大きなアドバンテージになるし、七対子を視野に入れながら道中を鳴くことができた場合の打点の種にもなります。
もう1つ重要視していたのが、序盤のドラ切りで打点が無いと教えてしまう手組が高谷プロを楽にさせてしまうという考えでした。」
■終局図
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