何を切る?

何を切る?/何を切る?fromロン2 2013年9月

このコーナーでは、オンライン麻雀「ロン2」の協力のもと、プロ雀士とロン2ユーザーの解答をグラフを使って比較していきたいと思います。
多くのプロより、丁寧な解説をいただきましたので、みなさんの雀力アップの参考にしていただければと思います。
問題提供:「ロン2」 作成:杉浦勘介
nanikirugraph
ロン2道場ルール (一発、裏ドラ、カンドラあり、赤なし)
東1局西家  (色の濃くなっている牌はツモ切りです)
プロ
nanikirugraph
ロン2ユーザー
nanikirugraph
プロ
三筒切り・・・44人 一万切り・・・15人 二万切り・・・2人 東切り・・・1人 發切り・・・1人
ロン2ユーザー
三筒切り・・・52.2% 一万切り・・・21.6% 二万切り・・・9.3% 四筒切り・・・9.3% 七万切り・・・6.3% 發切り・・・0.8% 五万切り・・・0.4%
三筒切り
蒼井ゆりか
「仕掛けてアガリ切るには難しい巡目になっていますが、ドラドラの七対子、三暗刻、四暗刻、ホンイツなど全ての手役を追えるように三筒を外します。」
赤司美奈子
「高打点となるトイトイ、七対子の可能性があるので四筒を残し、ホンイツも視野に入れるため。」
安東裕允
「七対子と四暗刻を残しつつ、マンズのホンイツへの渡りを考えて打三筒とします。」
石渡正志
「七対子とまさかの四暗刻、ないしはトイトイを狙ってみたい。」
伊藤優孝
「七対子、トイトイ、マンズホンイツを見て打三筒。今後はツモ次第です。」
岩井健太
五万白發はポン。三万はチー。七対子ドラドラのみテンパイを取る。」
内川幸太郎
「2役トイトイや四暗刻を本線に。ドラドラ七対子になっても良い。」
老月貴紀
「ドラが重なったら七対子へ。三万白發が鳴けたらホンイツへ。」
長内真実
「トイトイ、四暗刻、メンホンを目指します。」
勝又健志
「マンズは将来的に打ちづらいので、受けながら進める。」
河井保国
「開局なので、できればメンゼンで。七対子や四暗刻を見る。」
近藤久春
「四暗刻、ホンイツ、七対子の全てを見て。字牌やマンズは出たら動きます。」
紺野真太郎
「一応、七対子の1シャンテンに取る。ここからは動かず、もう一手進んでから決める。ただ、アガリは難しそう。」
佐々木寿人
「マンズのホンイツ、あるいはトイトイを見て。この後は全て仕掛ける。保険として七対子。」
猿川真寿
「ホンイツ、四暗刻、七対子ドラドラ、全ての可能性を残す。」
柴田弘幸
「四暗刻、ホンイツなどを想定する。」
ジャガー真鍋
「とりあえず七対子の1シャンテン。マンズと字牌は鳴いてホンイツに向かいます。何かが暗刻になった時は四暗刻を見ます。」
白鳥翔
「親のドラ切りと上家のターツ落としから速度的には追いつきそうもないが、万が一、七対子ドラドラやホンイツが完成した場合は攻められるので。三筒四筒は親に安全そうというのもあります。」
瀬戸熊直樹
「四暗刻、メンホンを狙う。1枚目のポンは見送りたい。親に対応したトイトイに移行する可能性もあり。ツモ二万なら七対子にする。」
ダンプ大橋
「七対子の1シャンテンになるので。ドラターツは外しにくいので、ツモ四筒以外で手が進んだ場合は、打四筒として四暗刻よりもホンイツへ。」
仲田加南
「トイトイと七対子。三万を引いたらホンイツへ。」
中村毅
「七対子の1シャンテンに取り、ホンイツへの渡りを打つ。」
奈良圭純
「鳴ける牌は全て仕掛けます。ホンイツに向かいますが、四筒を鳴いた場合はトイトイへ。」
西岡慎泰
「七対子の1シャンテンは残し、メンホンへの渡りを考える。」
西山あみ
「七対子と四暗刻の両天秤です。三万を引いた時はホンイツに渡ります。」
仁平宣明
「開局なので目一杯高く受けたい。親がソーズ模様ということもあり、白に期待はできないが、これを引く、もしくは鳴けるようならマンズのドラターツを外す。四筒發は動かない。七対子のテンパイは素直に取る。」
浜上文吾
「四暗刻、ホンイツ、トイトイ狙い。ポンはしますがチーはしません。マンズをツモるとホンイツ一直線です。」
羽山真生
「七対子、四暗刻、メンホンを見て。白が2枚持たれている可能性も高く、仕掛けてアガるのは難しそうです。次にツモ三万なら打四筒、ツモ四筒の時はドラを勝負します。」
樋口新
「トイツ系の手役に固定する。ドラ単騎の七対子を見ながら、トイトイや四暗刻まで視野に入れる。」
平岡理恵
「トイトイ、七対子を見つつ、マンズのホンイツも視野に入れておきたい。ドラが二万なので三万を引いたら四筒を落としてホンイツへ。何かが暗刻になったら四暗刻を狙う。三筒を残して二筒五筒を引くともったいない手になってしまうので、この受け入れは否定したい。」
藤崎智
「マンズのホンイツが本線ですが、マンズが高いので、このまま七対子をテンパイするようならテンパイに取ります。」
藤島健二郎
「ホンイツ、トイトイ、七対子の天秤に。全て仕掛ける。」
藤本哲也
「トイツ手かマンズのホンイツ。全部仕掛けます。」
藤原隆弘
「かなり煮詰まった終盤なのでマンズは切りづらい。七対子の1シャンテンに構えておき、万が一ドラが重なるようならアガリにかける。三万白發が鳴けるようなら四筒を切ってホンイツへ。安全牌に困ることはなさそうだが、親のメンホン七対子だけは注意する。」
古川孝次
二筒が3枚切れていて五筒が場に出ていない。こういう場合五筒は固められていることが多い。そして場況はタテ(トイツ場)に入ってきている。ツモ次第ではあるが、七対子よりもトイトイを本線に狙いたい。」
前原雄大
「タテとマンズのホンイツを意識して。」
松崎良文
「二色複合のメンツ手は見切り、トイツ手もしくはマンズのホンイツへ。」
宮内こずえ
「四暗刻と七対子の目を残します。三万を引いたらホンイツにします。」
室伏理麻
「開局のこの手牌を高打点でアガリ切れればアドバンテージを取れる。タテのツモを期待してトイトイ、七対子ドラドラを見る。ドラを引いた場合は一万待ちに受けてヤミテン。親のテンパイ気配には注意する。」
望月雅継
三筒が良さそうなので一万を切りたいところなのだが、色とタテを両方見ながら進めたい。開局なので最高形を目指す。」
安田麻里菜
「七対子とホンイツを見ながら。」
山田浩之
「巡目が深くなってきたので無理はしないが、七対子が本線。四暗刻と三万引きのホンイツも見て。」
吉田幸雄
「七対子にもトイトイにもホンイツにも対応できるため。」
四柳弘樹
「巡目も深いので七対子を見ながら進めていく。仕掛けてはアガれなさそうなので、もう1つ暗刻ができたら四暗刻まで見たい。」
 
一万切り
和泉由希子
「一応、ドラを引いての七対子も考えるけど、狙いは四暗刻です。」
太田昌樹
「七対子本線ですが、ツモ次第で四暗刻を狙いたいと思います。ドラはテンパイまで残します。一万より三筒の方が山に残っていそう。」
黒沢咲
「七対子か四暗刻(場合によっては仕掛けてトイトイ)を狙いたい。三筒は山にいそうなので、表示牌の一万を切る。」
沢崎誠
「七対子はドラ引き以外は魅力なし。ホンイツにはせず、七対子、トイトイ、四暗刻を見据えて不要牌は一万とする。」
澤村明日華
「トイツ手やメンツ手を全て見て。」
ジェン
「親にドラが現物なので。暗刻がもう1つできたら、二万を切ってトイトイで行くか、三筒を切ってホンイツトイトイまで残すか悩む。」
滝沢和典
「ドラを打っている親を意識して、後々打ちやすい牌を残す。」
童瞳
「七対子、トイトイ、四暗刻の可能性を残す。親の現物、かつ打点を高くする可能性のある二万は残して打一万。」
西川淳
「この手はアガリたい。ペン三万とは心中したくない。親もドラを切っているし、東風戦だから2,600でも構わない。一応、七対子を見るが役牌×3が本線。」
福光聖雄
三万五万白のどの受けも厳しいので、いずれかを外したいが、七対子の1シャンテンはキープしたいので打一万とする。五万白をツモる(鳴ける)ようならドラを勝負する。」
右田勇一郎
「トイトイ~四暗刻の狙い。」
山口大和
「七対子の1シャンテンに取って、ドラを引いたらテンパイには受ける。場況的に三筒は悪くなさそうだし、本線は七対子。ツモ次第で四暗刻。白發は動きません。」
優木美智
「最高形の四暗刻はもちろん考えますが、それ以外にも七対子ドラドラや役牌×2、トイトイ、三暗刻など全てを考えて一万を切ります。」
和久津晶
二万をすぐ引けたら七対子に。三段目以降なら心中します。三万は山に無いと思います。」
王政芳
「ドラを使わないことになったとしても、四暗刻や三暗刻狙い。」
 
二万切り
魚谷侑未
「勝負手ですが巡目が遅いので、危ないドラを先に切って、他家から押されてもまだ戦える形を残したいです。」
山井弘
「役牌はもう当てにできないが、それはドラも同じ。七対子を見て二万も残したいが、この手をアガリに向かうならこのドラはここで切るしかない。トイトイ狙いだが、決まる時はメンゼンで決まりそうなので四暗刻になるかも!」
 
東切り
藤井すみれ
「テンパイもかなり厳しいので、七対子に絞って東を1枚外します。リーチを受けたり、親や上家に厳しい牌を引いた場合、無理はしません。」
 
發切り
荒正義
三万五万白二筒四筒五筒は出たら鳴く。マンズの強打はしない。アガリ3割程度の感覚。」