特集企画/天鳳位vs.連盟プロ対抗戦 3rd season 第2節レポート:ケネス徳田
2017年08月18日
~天鳳勢の最新秘密兵器!?~
『天鳳位vs連盟プロ』では5名の歴代天鳳位がすっかり固定されているが、今回の3rdシーズンでは、6人目の新たな天鳳位が参戦を表明した。
2016年12月、12代天鳳位に就いた、おかもとさんである。
岡山在住、天鳳歴8年、麻雀歴も8年という、天鳳が生んだ天鳳位と言っても過言ではない。
そのおかもとさんは、この第2節がデビュー戦となる。6回戦、起家スタートでの東1局。7巡目に前田直哉プロのリーチを受けて一発目でこの形
ドラトイツのチャンス手で無スジのツモ。一発を回避するなら現物の打を切る手もあり、瞬間おかもとさんもに手をかけるが、ここは思い直して強くを切る。残り1枚のツモも逃さない構えにした。
また東2局では6巡目に
ツモ ドラ
直前に出たをポンテン取らず。ドラがくっついてカン待ちでの即リーチ。そしてツモアガって1000・2000。
この2局を見るだけで、相当な攻撃的スタイルであることがわかる。
南場の親番でも、絶好のリーチを打つ。
しかし、これがトップ目・藤崎智プロの反撃にあってしまう。
ポン ロン ドラ
結果デビュー戦は3着スタート。そして7回戦、8回戦、なんと3戦連続3着。しかし6回戦、8回戦ではオーラス4着目からアガって着を上げているだけに、接戦には強いタイプなのかもしれない。
~天鳳勢絶好調!~
さて、この日のトップ者を挙げてみると
6回戦:独歩
7回戦:すずめクレイジー
8回戦:勝又健志
9回戦:かにマジン
10回戦:かにマジン
連盟プロ側では勝又プロが唯一この日のトップ。あとは天鳳勢が占めている。特にトータルトップの独歩さんは6回戦トップでさらに点数を伸ばしている。
オーラスの4000オールで一撃逆転、チャンス手をしっかりとものにした格好となる。
また、かにマジンさんはこの日2トップ! 9回戦では接戦のオーラスを1人テンパイでトップ、10回戦では東1局で2600オールスタート。
ポン ポン ポン ツモ ドラ
南2局2本場では三つ巴の接戦をリーチからの3900のアガリで突き放してのトップ。
トータルでも2位に浮上。1stシーズンから参加している天鳳勢で唯一決勝進出がないだけに、この3rdシーズンにかける思いは誰よりも強いかもしれない。
予選成績
順位 | 名前 | 1回戦 | 2回戦 | 3回戦 | 4回戦 | 5回戦 | 6回戦 | 7回戦 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 独歩(3代目天鳳位) | 44.1 | 42.2 | 32.4 | 4.7 | 123.4 | |||
2 | かにマジン(8代目天鳳位) | ▲ 28.2 | ▲ 14.0 | 18.6 | 32.0 | 29.2 | 37.6 | ||
3 | 勝又健志 | ▲ 4.0 | 26.6 | 22.6 | |||||
4 | すずめクレイジー(4代目天鳳位) | 8.1 | 38.5 | ▲ 35.2 | 11.4 | ||||
5 | 前原雄大 | ▲ 16.5 | 0.4 | 7.8 | 13.2 | 4.9 | |||
6 | ASAPIN(初代・11代目天鳳位) | ▲ 18.9 | 12.9 | ▲ 6.0 | |||||
7 | 佐々木寿人 | ▲ 8.5 | 11.1 | ▲ 16.4 | ▲ 13.8 | ||||
8 | 前田直哉 | ▲ 26.9 | 19.6 | ▲ 7.1 | ▲ 14.4 | ||||
9 | 瀬戸熊直樹 | ▲ 30.5 | 42.4 | ▲ 34.7 | ▲ 22.8 | ||||
10 | 就活生@川村軍団(9代目天鳳位) | 41.0 | ▲ 46.5 | ▲ 25.9 | ▲ 31.4 | ||||
11 | おかもと(12代目天鳳位) | ▲ 12.2 | ▲ 6.8 | ▲ 13.9 | ▲ 32.9 | ||||
12 | 藤崎智 | 3.7 | ▲ 20.4 | 6.7 | ▲ 42.8 | ▲ 26.8 | ▲ 79.6 |
【スケジュール】
第3節 : 8月20日(日)
第4節 : 9月10日(日)
プレーオフ:11月 3日(祝金)
決勝戦 :11月23日(祝木)
カテゴリ:対局番組レポート