特集企画/麻雀プロアマオープン競技会 ベスト8・決勝レポート 齋藤麻衣子
2018年03月13日
『プロアマオープン競技会2017 初代王者は佐々木寿人!』
巣鴨にある、連盟本部道場。皆様も既にご存知の通り、日本プロ麻雀連盟の競技ルールで麻雀が打てる、連盟直営店です。
ここでは、打った麻雀の成績を集計し、更にはその成績に応じ毎月ポイントが付与されていたのはご存知でしたか?
実は、その成績やポイントが上位に入賞すると、プロアマオープン競技会「本戦」に出場でき、更にベスト8まで勝ち進むと夏目坂スタジオにて連盟チャンネル等で生放送対局に出演できるのです!
今回はその第1回大会、ベスト8には以下の皆様が勝ち上がりました。
《ベスト8(準決勝)A卓》
[東家から]佐々木寿人プロ、ミヤさん、石橋和也プロ、藤崎智プロ
「北家にトーナメント巧者と言われている人(藤崎プロ)がいますが、どちらが本物のトーナメント巧者か」という事にまず固執していた佐々木寿人プロ。
「麻雀は生涯つきもの。勝っても負けても自分らしい麻雀を打ちたい。」と心に響く熱い想いをもったミヤさん。
「普段から道場に通っているプロとしても、他の皆には負けられない。」と語ったのは石橋和也プロ。
「だるまさん(佐々木プロ)を転ばしてやろう。」と思って来たら、ミヤさんが瀬戸熊プロのファンだと知り、敵は1人ではなかったとコメントしたのは藤崎智プロ。
以上の4名により、白熱した戦いになりました。
東1局2本場から佐々木が早くも6万点を超える展開になった単騎のリーチ。
もちろんツモります。
ミヤさんにもチャンス手が入りますが…
中々テンパれず苦しい展開が続きます。
藤崎にも大物手が入るも、流局。
このまま2人には苦しい展開が続き、A卓は佐々木、石橋が決勝への勝ち上がりを決めました。
《ベスト8B卓》
[東家から]藤原隆弘プロ、野上陽子さん、西角健二さん、カズさん
「今日のネクタイはミント味ですね。」と、ネクタイを噛むパフォーマンスでもお馴染みの、巣鴨本部道場、道場長の藤原隆弘プロ。
「普段打つRMUのルールと似ているので、落ち着いて、いつも通り打ちたい。」RMUアスリート、野上陽子さん。
「プロがいようが何がいようが、まぐれでも勝ちたい!」と語るのは西角健二さん。
「シードではなく、本戦から勝ち上がってきたけど、こういう場で打つのが楽しみ、結果が出せればなおいいかなと。」と、いつも謙虚なカズさん。
B卓は開始から小場で始まり、カズさんが少し出遅れるが、ここで意地を見せてくれました!
藤原から6巡目リーチが入るも、粘り強さを見せ、でテンパイ。そしてこれを制します。
南入して野上さんも果敢に攻めました。間でリーチ、流局なるも、続いてとのリーチ!
野上さんはここで5,200のアガリとなります。
しかし次局。西角さんはダブのトイツ落としから、簡単にはやらせまいとリーチ!
流局してしまいますが、次局迎えた親番でまたもやチャンス手が。
を暗刻にしてのリーチ!7,700は8,600を出アガリます!
しかし次局に野上さんからドラドラのリーチが入り、流局、オーラスを迎える展開に。
オーラス5本場、6巡目。カズさんがリーチ。ここで12,000は13,500の出アガリをし、トップ目に立ちます。
親番続行の次局は西角さんが果敢にリーチを打つも流局、B卓からは藤原隆弘プロ、カズさんが通過を決めました!
《決勝》
カズさん、藤原隆弘プロ、佐々木寿人プロ、石橋和也プロ
東家から始まったカズさんは粘り強い連荘を見せるも、東3局3本場で佐々木が2,000・4,000をツモりトップ目に。
そして次局迎えた親番には12,000、4,000は4,100オールとツモアガリ、あっと言う間に60.7ポイントのダントツになります。
そして、南1局の1本場にカズさんが5,800は6,100を藤原から出アガリ、佐々木との差を23ポイント差に縮めるも、2本場にはまた佐々木がリードを見せます。
2軒リーチを掻い潜り、リーチ者の石橋から12,000は12,600の出アガリ。
そしてこのまま佐々木は逃げ切り、プロアマオープン競技会初代王者に輝いたのでした。
そんな佐々木は終わった後に、決勝で戦ったカズさんの事をこう語った。
「カズさんは攻める時も、オリる時も、しっかり打っていた。うちの若いもんにも見習ってほしい。」と。
今回ここまで勝ち残った皆様も、惜しくも敗れてしまった選手の皆さんも、麻雀に対する真剣な情熱が伝わってくる。
そんな、プロもアマも、いつでも本気で参加できる『プロアマオープン競技会』。
巣鴨の本部道場では既に2018年前期の予選が開催されております。
月に何度も通えなくても、自身の成績次第では本戦に出場できる仕組みのこの大会。
普段からプロも通う道場で、皆さまも是非、参加してみてはいかがでしょうか?
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