天空麻雀21 女性大会決勝レポート 高宮 まり
2019年12月11日
天空麻雀21。
天空麻雀スタジアムでの8名の女流プロ雀士達による激闘も、夕暮れ時の決勝を迎えた。
決勝面子は、
予選A卓からの勝ち上がりは、前回優勝者の宮内こずえ、初出場の大亀あすか。
予選B卓からの勝ち上がりは二階堂瑠美、魚谷侑未。
多数の優勝歴を誇る3選手と、初出場の大亀という構成となった。
解説の佐々木寿人は、
「優勝多数の3選手は追い上げも得意だから、大亀が優勝するためには先手でリードを作れるかがポイントとなるだろう」
と語る。
東家に大亀、南家に魚谷、西家に瑠美、北家に宮内の並びで決勝戦がスタート。
東1局 ドラ
10巡目、先手が取れるか注目される親番大亀に超好形1シャンテンが入るも、
13巡目にカンを引き入れた魚谷から迫力のリーチ。
リーチ
大亀は一発でドラのを掴まされ撤退。親番好形とはいえキツい牌だ。
同巡、宮内が力強く追っかけリーチに打って出るも、ここは魚谷に軍配が上がりツモで2,000・4,000。
東1局から攻防入り乱れる派手な展開だ。
東2局は11巡目にリーチした親番魚谷の1人テンパイで流局。
東2局1本場
大亀が4巡目に自風のを積極的に仕掛けて行くも、7巡目に宮内の先制リーチ。
リーチ ドラ
回った大亀が切った現物を、リーチに屈せず好きにはさせまいと魚谷が仕掛ける。
チー
単騎でテンパイを入れる。
しかし、リーチやテンパイがなかなか実を結ばずにいたディフェンディングチャンピオン宮内が、ここで貫禄の一撃。
ツモで3,000・6,000のアガリとなった。
東3局は、鳴き、ヤミテン、守備、リーチなど、複数コンテンツ満載の非常に面白い1局となった。
最初に配牌を紹介しよう。
東家 瑠美
ドラ
南家 宮内
西家 大亀
北家 魚谷
まずは魚谷が3巡目から積極的な仕掛けを入れる。
ここからアクロバティックにをポン!打!
だが、少し進んで9巡目に瑠美から出たはスルー。
最終形の想定や攻守バランスなど、いろいろと考えを巡らせながら観ることができるエキサイティングな鳴きだ。
だが、この局の紆余曲折はこれだけでは終わらない。
13巡目には宮内にテンパイが入り、ヤミテンの選択をする。
同巡、苦しい配牌を1シャンテンに育てていた大亀が
ここに何だかさっき通ったようなを持ってきてしまった。
この局は終わりなのか?と思いきや、、、大亀の選択は切り!
解説をも驚かせた大亀のファインプレーにより、さらに煮詰まった1局となる。
ついに14巡目。
親番の瑠美、ドラドラだがトイツも多く扱いの難しそうな配牌だったが、正確に着実に手を進め美しい勝負手に仕上げた。
ここにを引いてドラドラピンフのリーチを打つ!
そして、何と宮内がトップ目ながら気迫の追いかけリーチ!枚数は2対2で同等だ!
しかし宮内がをキャッチ。
この何度も見たくなる局の結末は、瑠美が12,000のアガリを魅せたのだった。
これにより瑠美がトップ目に躍り出る。
瑠美の連荘により東3局1本場を迎え、ここまで魚谷、瑠美、宮内に満貫以上のアガリが1回ずつ。
点数は東家から
瑠美36,800
宮内26,300
大亀21,900
魚谷34,900
となっている。
大亀は一歩出遅れてしまったが、何とか食らいついていきたい。
東3局1本場 4巡目、追いつきたい大亀に先制手が入る。
ドラ
ツモ打で、大亀この半荘初のリーチ。
歴戦の猛者たちにビハインドからの宣戦布告だ!
このリーチを決めて下克上ドラマの第一歩を踏み出せるか、、、!?
、、、レポートはここまで!
続きは番組でね♪
大亀が優勝争いに割って入るのか!
それとも瑠美、魚谷がさらなる勝ち星を重ねるのか!
宮内が連覇の偉業を達成するのか!
天空麻雀21女流プロ大会決勝、
花のような戦士たちの苛烈な闘牌をお見逃しなく!!
エンタメーテレにて再放送予定
12(木)13:00- /19(木)19:30-
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