対局番組レポート

天鳳位vs.連盟プロ対抗戦 3rd season 第2節レポート:ケネス徳田

~天鳳勢の最新秘密兵器!?~

 

『天鳳位vs連盟プロ』では5名の歴代天鳳位がすっかり固定されているが、今回の3rdシーズンでは、6人目の新たな天鳳位が参戦を表明した。
2016年12月、12代天鳳位に就いた、おかもとさんである。

 

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岡山在住、天鳳歴8年、麻雀歴も8年という、天鳳が生んだ天鳳位と言っても過言ではない。
そのおかもとさんは、この第2節がデビュー戦となる。6回戦、起家スタートでの東1局。7巡目に前田直哉プロのリーチを受けて一発目でこの形

 

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ドラトイツのチャンス手で無スジの九索ツモ。一発を回避するなら現物の打一筒を切る手もあり、瞬間おかもとさんも一筒に手をかけるが、ここは思い直して強く九索を切る。残り1枚の四筒ツモも逃さない構えにした。
また東2局では6巡目に

五万五万五万三索四索五索六索五筒六筒六筒七筒東東  ツモ八索  ドラ八索

直前に出た東をポンテン取らず。ドラがくっついてカン七索待ちでの即リーチ。そしてツモアガって1000・2000。
この2局を見るだけで、相当な攻撃的スタイルであることがわかる。

南場の親番でも、絶好のリーチを打つ。

 

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しかし、これがトップ目・藤崎智プロの反撃にあってしまう。

一索一索二索三索四索九索九索九索三筒四筒  ポン南南南  ロン五筒  ドラ四筒

結果デビュー戦は3着スタート。そして7回戦、8回戦、なんと3戦連続3着。しかし6回戦、8回戦ではオーラス4着目からアガって着を上げているだけに、接戦には強いタイプなのかもしれない。

 

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~天鳳勢絶好調!~

 

さて、この日のトップ者を挙げてみると
6回戦:独歩
7回戦:すずめクレイジー
8回戦:勝又健志
9回戦:かにマジン
10回戦:かにマジン

連盟プロ側では勝又プロが唯一この日のトップ。あとは天鳳勢が占めている。特にトータルトップの独歩さんは6回戦トップでさらに点数を伸ばしている。

 

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オーラスの4000オールで一撃逆転、チャンス手をしっかりとものにした格好となる。
また、かにマジンさんはこの日2トップ! 9回戦では接戦のオーラスを1人テンパイでトップ、10回戦では東1局で2600オールスタート。

八万八万西西  ポン四索 左向き四索 上向き四索 上向き  ポン二索 上向き二索 左向き二索 上向き  ポン発発発  ツモ西  ドラ中

南2局2本場では三つ巴の接戦をリーチからの3900のアガリで突き放してのトップ。

 

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トータルでも2位に浮上。1stシーズンから参加している天鳳勢で唯一決勝進出がないだけに、この3rdシーズンにかける思いは誰よりも強いかもしれない。

 

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予選成績

順位 名前 1回戦 2回戦 3回戦 4回戦 5回戦 6回戦 7回戦 合計
1 独歩(3代目天鳳位) 44.1 42.2 32.4 4.7 123.4
2 かにマジン(8代目天鳳位) ▲ 28.2 ▲ 14.0 18.6 32.0 29.2 37.6
3 勝又健志 ▲ 4.0 26.6 22.6
4 すずめクレイジー(4代目天鳳位) 8.1 38.5 ▲ 35.2 11.4
5 前原雄大 ▲ 16.5 0.4 7.8 13.2 4.9
6 ASAPIN(初代・11代目天鳳位) ▲ 18.9 12.9 ▲ 6.0
7 佐々木寿人 ▲ 8.5 11.1 ▲ 16.4 ▲ 13.8
8 前田直哉 ▲ 26.9 19.6 ▲ 7.1 ▲ 14.4
9 瀬戸熊直樹 ▲ 30.5 42.4 ▲ 34.7 ▲ 22.8
10 就活生@川村軍団(9代目天鳳位) 41.0 ▲ 46.5 ▲ 25.9 ▲ 31.4
11 おかもと(12代目天鳳位) ▲ 12.2 ▲ 6.8 ▲ 13.9 ▲ 32.9
12 藤崎智 3.7 ▲ 20.4 6.7 ▲ 42.8 ▲ 26.8 ▲ 79.6

 

【スケジュール】
第3節  : 8月20日(日)
第4節  : 9月10日(日)
プレーオフ:11月 3日(祝金)
決勝戦  :11月23日(祝木)