AKRacing杯予選D卓レポート
2021年06月04日
【AKRacing杯予選D卓通過は・・・】
麻雀は何が起こるかわからない、と語られることがあるが、何かを起こす“技”を持ち合わせていることが前提だと感じる一戦であった。
AKRacing杯、予選D卓まで進んできたが、概要やシステムについては過去のレポートを参照してほしい。
予選A卓勝ち上がり、岡田紗佳
予選B卓勝ち上がり、瀬戸熊直樹
予選C卓勝ち上がり、高宮まり
対局に移ろう。この日の主役は沢崎だった。
最終戦南2局、親杉浦のリーチを受けて、一度は暗刻のを切って迂回するも、再度役なしのテンパイ。
実況日吉「マジ?マジ?ハイテイ(河底撈魚)ドラドラ、3,900。3,900の打点より局回しが大きい。」
解説内川「完全覚醒ですね、もう2週間早く目覚めてくれないですか。」
(※ 2週間前はMリーグファイナル。沢崎と内川はKADOKAWAサクラナイツのチームメイト。)
「これは決まったな。風呂でも入るか。」と思った視聴者も多かったのではないか。
僕も「沢崎さんの勝ちだな。このレポート、どういう構成にしよう。」という心境である。
南3局、沢崎は7巡目にテンパイ。
ゴールは目前もやや長引いた。
親の藤崎、残りのツモは3回、そしてこの手牌。
(※ 対面の沢崎は切り、の空切りの後は全部ツモ切り)
!!!!!!!
テンパイしなければならない状況で、この打牌をできる人が何人いるだろうか。
を引きテンパイ、連荘。
同1本場は、ご褒美のような裏ドラ2枚の6,000オール。
僥倖の裏裏に、藤崎の手も興奮で震える。
リーチ ツモ ドラ 裏
それでも沢崎は、2本場に2,000+600を藤崎から直撃。藤崎との点差を15,300点とする。
オーラスの藤崎は倍満条件になったが、親の前田が沢崎から18,000!
リーチ ロン ドラ 裏
お風呂から上がってきた人はびっくりの大接戦に。
決着はすぐについた。
予選D卓の勝ち上がりは、大逆転で藤崎智!
1つの放銃回避が逆転につながる、年に何回あるかどうかの勝ち上がり方であった。
決勝戦は6月17日18:00より以下のメンバーで対局です。
無料放送ですので、ぜひご視聴ください。お楽しみに。
岡田紗佳vs瀬戸熊直樹vs高宮まりvs藤崎智
実況:日吉辰哉
解説:内川幸太郎
ルール:赤ありWRCルール
システム:半荘2回戦で優勝者を決める(順位点なし)
(文:福光聖雄)
カテゴリ:対局番組レポート