インターネット麻雀日本選手権2022決勝レポート
2022年07月11日
インターネット麻雀の強者が一堂に「ロン2」に集結し、ネット麻雀の日本一を決める闘いもいよいよ決勝戦を迎えました。
今年大幅なリニューアルをしたロン2ですが、予選からのルールが異なるため、インターネット麻雀日本選手権決勝は旧ロン2での開催となりました。
長い予選とトーナメントを勝ち抜いたユーザーさんはこちらの2名です。
まちゅ王さん
「ここまで沢山のプロやユーザーさんと当たって楽しかったんですが、決勝まできたからには優勝という最高の結果を勝ち取りにいきたいと思います。頑張ります」
ヨシバさん
「麻雀スタイルは“守備寄りの和気あいあい型”今日も楽しくやりたい」と意気込んでいました。
そして今期のインターネット麻雀日本選手権は、プロからの勝ち上がりも2名となりました。
日本プロ麻雀連盟所属
北淳一プロ
「素晴らしいメンバーの中、半荘5回戦精一杯闘うことをみなさんにお約束させていただきます。どうぞご視聴のほどよろしくお願いします。」
麻将連合-μ-所属
小林剛プロ
「ロン2の経験は多分僕が一番少ないんですけど、ネット麻雀の経験とタイトル戦決勝の経験は僕が一番多いと思うので、自分の力を出しきって優勝したいと思います。」
以上の4名での対局となりました。
なお、選手の4名にはインターネット麻雀「ロン2」を連盟スタジオ内でヘッドホンをつけて打っていただきます。
4人集まってるなら卓で打てばいいじゃん!!!!
という意見もあるとは思いますが、インターネット麻雀で打っていただきます。
非常にシュールな絵ですが、インターネット麻雀日本選手権の醍醐味でもありますのでそこはご了承ください。
この日の実況は大月れみプロ。元気な声と明るい笑顔で選手の4名にエールを送りながらの実況です。
そして解説は、齋藤豪プロ、瀬戸熊直樹プロの豪華ダブル解説となりました。
牌譜解説は今年も大和プロが担当となって試合を盛り上げていますので、ぜひアーカイブもチェックしてみてくださいね。
それでは、ここからは試合を振り返っていきましょう。
1回戦目は、ホンイツやリーチなど大物手を決めたヨシバさんがトップで終了。
まちゅ王さんは2着となり、ユーザー代表の選手2名がリードしてのスタートとなりました。
ヨシバさん +33.0P
まちゅ王さん +12.9P
小林剛プロ ▲12.7P
北淳一プロ ▲33.2P
2回戦目は、まちゅ王さんの苦しい展開が続きます。
小林プロが大きめのトップ目、ヨシバさんが2着目で迎えたオーラス、北プロが怒涛の攻めを見せます。
トップ目まであと少しまで迫りますが、最後はヨシバさんが着順アップする一発ツモで終了。
ヨシバさん +43.4P
小林剛プロ +14.1P
まちゅ王さん ▲23.8P
北淳一プロ ▲33.7P
3回戦目はこの半荘好調だった北プロがトップ目でオーラスを迎えるも、2着目のヨシバさん3着目の小林プロもかなり近い点差です。
優勝を狙うには絶対にトップを取りたい場面。
北プロがリャンペーコーをテンパイしヤミテンを選択すると‥
北プロがをツモアガリ。
トップで3回戦を終えました。
ヨシバさん +48.8P
小林剛プロ +5.1P
北淳一プロ ▲2.1P
まちゅ王さん ▲51.8P
4回戦目は、ここまで好調だったヨシバさんが放銃からのスタート。
北プロが親番で先制リーチ。
ヨシバさんは仕掛けて満貫のテンパイを入れますが、北プロの当たり牌を持ってきてしまい放銃となってしまいました。
東3局
2回戦目以降苦しい展開が続いていたまちゅ王さんにもようやく気持ちのいいアガリが出ます。
ドラドラの手をうまくまとめ上げリーチをかけると結果は一発ツモ!
3,000・6,000のツモアガリを決めると一気にトップ目に躍り出ます。
トータルトップ目のヨシバさんは、この半荘苦しい時間が続きましたが、南3局3本場から3局連続でアガリを決めます。
このアガリでヨシバさんが2着目に浮上。
オーラスを迎えます。
オーラスの親のまちゅ王さんは、優勝するためにも絶対にトップをとりたい場面にも関わらず、小林プロの仕掛けを受けてドラの北を切らずに迂回を選択します。
テンパイを取れないと流局してしまう場面だったこともあり、テンパイ取れるかどうかに注目が集まりました。が、なんと結果はまちゅ王さんのアガリ。
700オールのツモアガリで終わっている人が多い中、最高打点でのアガリとなりました。
このアガリには解説席の瀬戸熊プロも「本当にすごい」と一言。
ここからまちゅ王さんの巻き返しなるか?!というところでしたが、中々二の矢が決まらず。
最後は小林プロが七対子をリーチしてヨシバさんからの出アガリで4回戦が終了となりました。
ヨシバさん +45.1P
北淳一プロ +20.0P
小林剛プロ ▲24.3P
まちゅ王さん ▲41.0P
ヨシバさんと北プロの差は25,1ポイント。
小林プロとまちゅ王さんは少し苦しい位置での最終戦となりました。
最終戦、最初に大きなアガリを決めたのは北プロでした。
ヤミテンでも十分な打点でしたがリーチで勝負にいくとをツモアガリ。
北プロがトップ目にたち迎えた東4局、ヨシバさんが親番でタンヤオのリーチをかけます。
ここは勝負どころとみた北プロが、を勝負しますがここは放銃となりました。
東4局1本場はまちゅ王さんが跳満をツモると、ヨシバさんは痛恨の親被りで一旦ラス目になります。
その後も目まぐるしく着順が変わっていきましたが、ヨシバさんが場を上手く回してトータルトップ目を守り切って最終戦のオーラスをむかえました。
北プロが1,600・3,200以上のツモ条件
(ヨシバさんからは4,500、まちゅ王さんから7,700、小林プロから12,000以上)
小林プロ、まちゅ王さんは役満ツモ条件(出アガリはダブル役満条件)となりました。
オーラスの結果は‥‥流局。
インターネット麻雀日本選手権2022はヨシバさんの優勝となりました。
おめでとうございます!!
実はヨシバさんは私(レポート担当:松田彩花)の応援画像を使ってくださっているのですが、初めて見つけた時泣きそうなくらい嬉しかったのを今でも覚えています。
ロン2は新しく生まれ変わって、旧ロン2とは少し違った形にはなりましたが、リアル麻雀がまだ不安な方でも安心して楽しく麻雀を打つことができます。
なかなか一緒に打つことができないプロとの同卓ができたりもするので、ぜひ登録して遊んでみてくださいね!
ちなみに‥
若手女流大集合のリアル麻雀大会の予選も行われるのでぜひそちらもチェックしてみてください!
最後に‥
ヨシバさん、優勝本当におめでとうございます!
(担当:松田彩花)
カテゴリ:対局番組レポート