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ロン2カップ2020winterレポート 松田 彩花

皆さんこんにちは!

今回のロン2カップwinterは、松田彩花がレポートを担当します!
どうぞよろしくお願いします!

 

 

そもそもこのロン2カップとは‥
日本プロ麻雀連盟公式オンラインサイト『ロン2』がプロデュースする麻雀イベントです。年4回開催される大人気のイベントとなっております。
そして、なんとこのロン2カップの様子は、日本プロ麻雀連盟チャンネルで生放送されちゃいます!
ロン2内の予選を勝ち抜いた一般ユーザーの方と、日本プロ麻雀連盟の人気プロ達が熱い闘いを繰り広げます!

《ロン2カップのシステム&ルール》

まず、システム説明から!
予選はABCの3つの卓に別れて行います。
予選終了後は
各卓1位の方→決勝卓にGO!
各卓2位の方→準決勝にGO!
各卓3位の方→FRESH LIVE、ニコニコ生放送で行われる視聴者投票へ、1位を取ると準決勝卓にGO!
各卓4位の方→残念ながら敗退‥
という流れになっております。
準決勝卓で1位を取った方が決勝卓に進出。
決勝卓で1位をとれば優勝です。

もちろん今年もアシスタントの大庭三四郎さんが作ったルール説明動画もありますので、詳しくはそちらをご覧ください!

ルールは抜け番のあるロン2カップ三人麻雀ルールです。
一発裏ドラカンドラ赤ドラあり
70分プラス1局の時間打ち切りありとなっております!

それでは、説明はこのくらいにして、
ロン2カップwinterでの真冬を感じさせない熱い闘いをレポートしていきます!!

まずは予選A卓から
メンバーはこの4名です。

 

 

A卓は一般ユーザーさんが2人入った卓です。
夢未来さんはなんとロン2カップの優勝経験者でもあります!
そんな夢未来さんですが、今回のロン2カップは苦しい時間が続きます‥
メンゼンチンイツテンパイもアガれず‥勝負手がなかなか決まりません。

一方グレート・宗さんは、好調な様子。
印象に残ったのはこの場面。
西2局4巡目グレート・宗さん親番 ドラ五索

五索五索八索九索三筒四筒四筒五筒六筒七筒八筒南南  ツモ七索

南とドラの五索のシャンポン待ちテンパイを一旦外して打南
(実際南は東城と持ち持ちでした。)
その後九筒を引き

五索五索七索八索九索三筒四筒四筒五筒六筒七筒八筒九筒

この形でのリーチ。
結果は東南と仕掛けを入れていた東城プロからの出アガリという結果になりました。

A卓は序盤からリードを持っていたグレート・宗さん瑠美の一騎打ちか?!
と思いきや終盤に東城が魅せます。
西2局3本場に東城は現状2着目の瑠美から16,000点の直撃をし、準決勝進出の光が見えてきました。

そして時間制限で迎えた最終局。
倍満ツモが必要なこの場面で東城の手がこちら
西3局1本場12巡目ドラ白 親:瑠美

二索三索三索四索五索五索六索八索八索八索南南白  ツモ九索

解説室からは、南を切ってチンイツまたはドラの白引いて一発または裏条件、なんていう声も聞こえてきましたが、ここはストレートに白切りとした東城。
その後、南も落としていきチンイツに仕上げ、ツモれば条件クリアのリーチをかけます!!
が、結果は‥ツモることはできず、予選A卓が終了となりました。
予選A卓は
決勝進出:グレート・宗さん
準決勝進出:二階堂瑠美プロ
投票戦:東城りおプロ
敗退:夢未来さん
という結果になりました。

続きまして、予選B卓は、dTVさん、モンド麻雀チャンネルさんで配信中の麻雀BRチームチャンピオンシップでロン2チームとして活躍中の女流プロ3人に一般ユーザー代表のラサールさんを加えた4人での対局ということになりました。

 

 

ロン2内ではプロと一番対戦し、
一番勝っている!と自信の表情を見せるラサールさん。
プロ3人に勝ち決勝卓に進むことができるのでしょうか?!

東場は3人麻雀にしては高打点の少ない状況が続きましたが、南2局にここまで息を潜めていたラサールさんの高打点が決まります。

南2局2巡目ドラ六筒親番:山脇
ラサールさんの手牌

一索三索三索三索一筒三筒六筒七筒七筒八筒九筒白白  ツモ二索

2巡目にして白のポンテンが取れる手です。
5巡目に親の山脇から白が打たれますが、ラサールさんは微動だにせず‥
その後自身で白を引き入れリーチ!!!一発で八筒をツモアガリ、裏が3枚乗ってなんと倍満に仕上げたのです!!!

 

 

このアガリには解説席の山田さん東城さんはもちろん私も大盛り上がりでした。
終盤、仲田、宮内の追い上げがあと少しのところまで迫りますが、ラサールさんがこのリードを守りきり1位通過で決勝進出となりました。

予選B卓からは
決勝進出:ラサールさん
準決勝進出:宮内こずえプロ
投票戦:仲田加南プロ
敗退:山脇千文美プロ
という結果になりました。

予選最後の卓は、連盟が誇る三人麻雀の猛者達の戦いです。
対戦メンバーはコチラの4名。

 

 

ロン2内では日本プロ麻雀連盟に所属して、ロン2でプレイしているプロのプロフィールを見ることができるのですが‥

森山会長のプロフィールにこんな言葉が書いてありました。
『一番好きな手役はホンイツです。二番目は三色です。安い手は少ないので気をつけてね!』と。
そして、今回のロン2カップでの会長の超高打点テンパイを画像にしてみました。

 

 

一色のリーチが2回。
そして、国士無双が2回。
アガリまで結びついたのは1回だけなのですが‥同卓している人達はリーチが来たら気が気じゃないですよね‥!
皆さんロン2で森山会長と同卓した際は高打点リーチに気をつけてくださいね!

と、ロン2のプロフィールの話はここまでにして予選C卓のレポートを再開します!

予選C卓では、灘、猿川が東場、南場はリードを持って西場をむかえます。
滝沢は勝負手がなかなか決まらず、苦しい展開が続いていましたが、西2局の親番でアガリを決め、さらに西4局に、メンホンリーチをツモると一気に猿川を抜き2着目につきます。

しかしその後、追い詰められた猿川が3,900、4,000オールとアガリを決めると、トップ目の灘まであと一歩のところまで迫り寄ります。

時間打ちきりの最終局、
条件をクリアするテンパイをしていた猿川がアガリきり序盤からトップを走っていた灘を捉えると、猿川、ロン2カップ初の決勝進出をきめました。

予選C卓は
決勝進出:猿川真寿プロ
準決勝進出:灘麻太郎プロ
投票戦:滝沢和典プロ
敗退:森山茂和プロ
という結果になりました。

と、次は準決勝の前に投票戦になりました。
滝沢和典プロ「好きな人に入れてください!」
東城りおプロ「勝ったらモノマネします!!」
仲田加南プロ「一票でも入れてくれたら嬉しい!」
とコメントをいただきました。

 

 

結果は‥滝沢和典プロの勝利〜!
ということで、準決勝は各卓2位の選手に滝沢和典プロを加えた4人で闘います!

準決勝は投票戦での勝ち上がりを決めた滝沢、休憩中もロン2の三人麻雀で練習をしてきたという瑠美、3位を見事回避し準決勝に残った宮内、鋭い麻雀で準決勝に駒を進めた灘、以上の4名での闘いになります!

 

 

東1局12巡目ドラ一索親番:灘
瑠美の手がコチラ

一索一索三索七索八索九索九索東西白白中中  ツモ一索

親の灘が九筒三筒と仕掛けを入れているということもあり、生牌の東を切らずに打五索としてメンホン七対子などを狙っていましたが、ここでメンツ手の可能性も残し、打西とします。
その後

一索一索一索七索八索九索九索東北白白中中  ツモ北

この形になっても、やはり東は切らずに打九索としましたが、親番の灘から打ち出された白をポンして打東

一索一索一索七索八索九索北北中中  ポン白白白  ツモ一索

4枚目の一索を持ってくるとこれをカンし、自身で中をツモり8,000オールのツモアガリとなりました。
瑠美にとって大きなリードを得られたかと思いましたが、その後、滝沢の6,000オール、宮内の9,000オール、9,300オール、そして滝沢の6,600オール、と高打点が飛び交います。
1人、苦しい位置に立たされた灘は3人のスピードになかなか追いつかず加点に繋がりません‥

宮内は東場で大きな加点を重ねトップ目に立っていましたが、西場で瑠美が6,000オールをツモると再度トップ目が瑠美に代わります。そんなトップ目に立って迎えた親番、瑠美の手牌がコチラ。

西2局ドラ東 親番:瑠美

一索一索一索五索六索七索七索八索九索九索東白白  ツモ八索

絶好の八索を引き入れ打東
すると、同巡にテンパイを入れた宮内が四索を放銃。この放銃で宮内は3着まで順位を落とします。
そしてここまで丁寧な打ち回しで2着の位置につけた滝沢がここで高打点の狙える配牌を手にします。

西3局ドラ七筒滝沢の配牌

三索四索七索八索一筒六筒八筒南南南白白発発

ここから打一筒。次巡ドラの七筒を引くと三索四索のターツを払っていき、発をポンして現状5,200のテンパイ。
瑠美からこれを直撃すると、トップ目の瑠美まで10,000点差まで差を縮めます!

そして、滝沢がその後満貫をツモり、一旦は瑠美を逆転しますが、最終局はいち早く条件を満たすテンパイを入れた瑠美がアガリを決め決勝進出を決めました。

準決勝から決勝戦進出を決めたのは二階堂瑠美プロとなりました。

これで決勝メンバー出揃いました!
決勝戦のメンバーはプロキラーのラサールさん、手役派守備型のグレート・宗さん、初のロン2カップ決勝進出を決めた猿川プロ、そして準決勝から勝ち上がりを決めている瑠美プロの4名となりました。

 

 

では決勝戦早速見ていきましょう!!
まずこの半荘、最初に大物手テンパイを入れたのはグレート・宗さん!
東2局2巡目ドラ東 親番:瑠美

一索四索七索七索九索西西北北白白中中  ツモ四索

この手で九索を切りリーチ。
南家でホンイツのテンパイを入れていたラサールさんから出アガると、裏が2枚乗り16,000点の加点に成功しました。
その後も大きな失点をせずに打ち回し、南2局でまたも宗さんにチャンス手がきます。

南2局西家3巡目ドラ南

二索四索四索五索六索七索七索二筒二筒三筒六筒八筒北  ツモ赤五索

ここで打二索としその後数巡でこの手が

四索四索赤五索五索六索六索七索七索二筒二筒三筒赤五筒六筒

こうなり、次巡五筒を持ってくると

四索四索五索赤五索六索六索七索七索二筒二筒三筒赤五筒五筒

一旦三筒単騎のヤミテンに構えますが、白単騎に変化するとリーチとします。
白を一発でツモると、裏を2枚乗せて今半荘2度目の8,000オールのツモアガリを決めました。

このまま守備が強い宗さんのリードで優勝が決まるのかと思ったその時、瑠美が七対子をツモアガリ、トップ目の宗さんまであと100点のところまで詰め寄ります。

残り数局のアナウンスが流れた時、ここまで耐えに耐えてきたラサールさんが底力を発揮します。
〔点棒状況〕
瑠美58,700
猿川34,600
ラサールさん6,300
宗さん60,300
3着目の猿川まで31,700点差で迎え、トップ目までは57,000点差、時間打ち切りもあるので、出来るだけ高い手を作りたいラサールさんの手牌がコチラ。
2週目の東2局1本場 南家ドラ二筒

二索三索四索四索五索五索一筒三筒三筒四筒赤五筒五筒七筒  ツモ八筒

自身で九筒を切っていることもあり、ここでは打八筒とする。
その後六索を引き打一筒。そして、次巡

二索三索四索四索五索五索六索三筒三筒四筒赤五筒五筒七筒  ツモ三索

ここで打六索とし、リャンペーコーなど手役を強く意識した一打を選択します。
そして終盤待望のテンパイが入りリーチ。

三索三索四索四索五索五索二筒三筒三筒四筒四筒五筒赤五筒

跳満以上確定という手に仕上げてみせました。
結果は猿川から高めの二筒を出アガリ、このアガリが決め手となり、3着目で最終局を迎えます。
最終局は宗さんと瑠美はアガリトップ、ラサールさんは役満条件となりました。

結果は‥7巡目にはやくもテンパイを入れていた二階堂瑠美プロがアガリを決め、5年振り二度目の優勝となりました。
おめでとうございます!!

 

 

この、人気プロと放送対局で対戦できるロン2カップの予選は2月もまだまだ行われていますので、皆さんぜひチャレンジしてくださいね。

 

 

レポート、最後まで読んでいただきありがとうございました。
それでは、またロン2でお会いしましょう!