ロン2カップ2016winterレポート 大庭 三四郎
2016年02月08日
ロン2!!!四人麻雀、三人麻雀、打ち放題!!!プロは毎月、約1万対戦に参戦!!!私にもきっと会える!!
安心して遊べる!オリジナルグッズが貰えるイベントも!!
タイトル戦の動画や牌譜が見放題!!!鳳凰位戦、女流桜花の熱い戦いを見よう!!!
プロと打てる!プロと会える!ロン2で検索してね!!
上の文字を見ただけで、脳内に高宮プロの声が聞こえてきましたでしょうか?
聞こえてきたあなたはもうロン2のことで頭がいっぱいなはずです。
さて、なぜ冒頭でこのCMに触れたのかといいますと、ここに実は大事な一文があるんですね。
そうです。『プロと会える』です!
『プロと会える』イベントの1つに、今回行われた”ロン2カップ”が含まれていたのです!
ロン2の魅力の1つです!覚えて頂けたらと思います!
春夏秋冬、季節ごとに行われるこのロン2カップ、今回は 冬~Winter~ が行われました。
では、そのロン2カップの詳しい説明を簡単をさせていただきます。
●ロン2カップとは…
日本プロ麻雀連盟公認のインターネット麻雀サイト「ロン2」がプロデュースする麻雀対局番組です。
この大会に参加するのはプロ雀士だけではなく、ロン2一般ユーザーさんも大会に参加していただきます。
●ユーザーさんが大会に参加する方法は…
ロン2内で行われる予選大会を見事勝ち抜くと大会に参加することが出来ます。
その大会は随時ロン2のホームページで告知されますのでお見逃し無い様お気をつけ下さい。
●大会のシステムは…
ユーザー代表3名とプロ雀士9名の計12名での大会となります。
A卓、B卓、C卓の3卓に分かれ、各卓に1名ユーザー代表の方が入り戦います。
それぞれの卓のトップ者は無条件で決勝戦に進出となり、2着の方は決勝進出をかけた敗者復活戦に進出になります。敗者復活戦でトップを取ると決勝卓に進むことができます。
この敗者復活戦に進むもう1人は各卓の3位の方で、ニコニコ生放送の対局を見たいプレイヤーのアンケートを取り、最も得票数の多かった方が敗者復活戦に進むことになります。
図にすると以下のようなイメージ。予選で4着さえ引かなければ決勝進出の可能性が残るということであります。
●大会のルールは…
今回のロン2カップは年に約1回の3人麻雀の大会です。
ロン2の三麻とは若干異なり、4人席につき1人ずつ抜け番がある三麻となっております。
また制限時間ありの対局となっていて、時間までは東場→南場→西場→東場→…と続いていきます。
今回もMCは『2.5次元の雀姫』こと大亀あすかプロによって行われました。
大亀プロの明るい元気な声でユーザーさんの緊張も解けたのではないでしょうか!
参加プロは今回も超豪華でした!
そんな超豪華なプロたち3名に囲まれて麻雀が打てるなんて、こんな贅沢な事無いですね。
【A卓】~女流卓~
二階堂瑠美プロ、和久津晶プロ、手塚紗掬プロ、そしてユーザー代表のゲルルンさん。
ロン2内で名前をよく見かけていました。ロン2のイベントでも優勝経験豊富な方です。
なんと麻雀歴は60年以上!大ベテランのお方です!
また、牌を触るのは10年ぶりとのことで、最近はずっとインターネットで麻雀をやっていたとのことです。
インターネット麻雀をやっているのは若者ばかりではないということですね。
少し年齢が上の世代の方もインターネットで麻雀をやっているのです!
「ネットで麻雀はなぁ…」「パソコンよく分からないからなぁ…」と少し遠慮していたあなた!
年配の方でも簡単操作でインターネットで麻雀が打てますよ!ロン2をプレイしてみるというのはいかがでしょうか?!
話がそれてしまいましたが、A卓のレポートに入ります!
東1局
”久しぶりのリアル麻雀”、”突然の生放送対局”、”人気トッププロ女流3名との対局”、この3つの要因が重なってか、少し緊張気味のゲルルンさん。
容赦なく襲い掛かってくるプロ3名!
手塚紗掬プロに12,000点を放銃してしまいます。プロはもちろん本気・全力です!
次局、先程の放銃で気持ちが落ち着いたか、ゲルルンさんが満貫をツモアガリます!
これで一安心!心情的にもだいぶ楽になったのではないでしょうか。
東4局
ゲルルンさんがこのアガリ!
ツモ ドラ 裏 ドラ
高目をツモって倍満!これでトップに立ちます!
その後もプロ3人相手に肉薄します!
しかし数万点のリードでは安心できないのが三人麻雀。
手塚と和久津がガンガン高い手をツモり、あっという間に捲られて、点差が離されてしまいます。
西2局
追う立場のゲルルンさんが満貫のリーチを打ちます。
リーチ ドラ
以下のホンイツで追いついた瑠美。
ドラ
ゲルルンの現物のでこっそりテンパイ。勝負手がぶつかります!
しかし潜んでいるのは1人ではありませんでした!
和久津晶がチンイツのテンパイを入れており、瑠美から12,000点のアガリ!
西3局2本場 制限時間となり、これが最終局となりました。
現在の点棒は手塚78,900点,和久津78,500点なので、この局アガったほうが決勝進出となります。
スピード決着となるかと思いましたが、これが凄い1局になりました。
最初にテンパイを入れたのは手塚
ポン ツモ
Tを切って、待ちの役ありテンパイ!するとこのを和久津がポン!
この手、なんと、とを既にポンしています。つまり!でアガれば大三元なのです!!
次巡、手塚紗掬がツモ!和久津のロン牌です!!
ポン ツモ
手塚も止まります。さて、ここでこちらも状況を整理しましょう。
●3フーロしている和久津のテンパイは濃厚。
●和久津がテンパイの場合、手塚はノーテンだと捲られてしまう。
●手塚は48,000点打っても2着となり準決勝へと進む。
●残りは6巡。
長考の末、手塚紗掬の選択は打!放銃を回避しました!望みを繋げました!
しかし一巡、また一巡と有効牌を引けずに巡目が過ぎていきます…
残り2巡となったところで再度試練が訪れます!が和久津晶から打たれます!再び手塚、止まります。
ポン
ポンすれば待望のテンパイが取れるのです!しかし、その時に打ち出される牌はとなります!
悩む手塚と顔色を一つ変えない和久津。面白い光景です。
手塚が出した答えは・・・!
「ポン」
あああああああー!
、と鳴いている親に向かってを切る超レアなシーンです。特殊な状況が生んだ奇跡の映像であります。
オーラス劇的な逆転で和久津が1位となり決勝進出を決めました!
決勝進出:和久津 敗者復活戦:手塚紗掬 敗者復活投票戦:ゲルルン
【B卓】~中堅卓~
猿川真寿プロ、勝又健志プロ、佐々木寿人プロ、そしてユーザー代表は岐阜県からお越しのてんほーさん。
なんとこのてんほーさん、前回のロン2カップ2015Autumnの放送を見て、ロン2を初めてプレイして下さったのです!
この話を聞いて感動。。。ロン2カップを放送してきた甲斐があったと、しみじみ感じた瞬間でした。
てんほーさんは平成生まれの若い打ち手。普段からかなりリアルも打ち込まれているそうで、牌捌きがとても綺麗でした。
前日には連盟の四ツ谷道場へ行って調整をするという、素晴らしい心構えです!このロン2カップにかける熱い思いを感じました!
それでは、B卓のレポートに入っていきましょう!
東1局 親の猿川の跳満ツモでスタートします。次局、負けじと寿人も倍満をアガリます!早くもバチバチと火花を散らします!
このような殴り合いは寿人の最も得意とする展開か!開始20分、寿人が早くも80,000点を超えます!
東2局2本場 フィーバー中の寿人とてんほーさんのリーチ合戦!ここはてんほーさんが見事ツモアガり!
寿人の独壇場になりかけた展開に待ったをかけました!
東3局 親の勝又、なんと6巡目にツモり四暗刻のリーチ!!!
これに向かっていくのはまたもてんほーさん!ドラのを暗刻にして押し返し、見事満貫をアガリました!
寿人まであと満貫ツモ1回のところまで迫ります!
しかしそこで捉えさせないのが寿人。南場の親番で再度フィーバー!あっという間に100,000点を突破します!
その後もただただアガリ続け、、、西2局には130,000点を超えました!
つまり、ゲームセットということです。
南入してからは相手を全く寄せつけず、寿人が大トップで決勝進出となりました!
決勝進出:佐々木寿人 敗者復活戦:猿川真寿 敗者復活投票戦:てんほー
【C卓】~ベテラン卓~
前原雄大プロ、荒正義プロ、森山茂和プロ、そしてユーザー代表はマーキンさん。
約10年前からロン2をプレイしてくださっている古参ユーザーさんです!
またマーキンさんはロン2三麻愛好家の方で、ほぼ毎日と言っていいほど三麻をプレイされています!
インタビュー時に、「こんな方々と打たせて頂くだけで満足です」とおっしゃっていましたが、マーキンさん!!!
その通りです!
このような方々3人と同時に麻雀を打つことが出来るのはこの世界で数人しかいません!マーキンさんは選ばれた人間なのです!羨ましい限りです!おめでとうございます!
このベテラン3人に勝つことは至難の業ではありますが、この経験が今後の麻雀ライフの大きな糧になる事は間違いありません!
ではC卓のレポートに入っていきます!
こちらは三麻とは思えないような小さな点棒の移動で局が進んでいきます。各プレイヤーの業が光り、大物手を決めさせません。
しかし南入し、徐々に波が立っていきます。親の荒が満貫をツモアガリ。続いて前原雄大の満貫のツモアガリ。荒正義が前原雄大から満貫のアガリ…。
凄まじいせめぎ合いが続きます。このぶつかり合いをマーキンさんは見ることしか出来ません。
しかしマーキンさんの熟練度が伺えるのは、放銃が1回も無いという点。これは場が見えているということであります。
西入し、荒正義が満貫のツモアガリ、70,000点を超えて少しリードする形となります。次局、しばらくアガリが無かった森山でしたが、大物手を仕上げます。
トイトイ三暗刻のツモアガリ!パット見跳満に見えますが、西が場風なのでダブ西となり倍満のツモアガリとなりました。めったにお目にかかれないダブ西でありました。
これで再び3者の競りで膠着した状態のまま1周して東場が戻ってきました。
東1局1本場 森山、荒の勝負手がぶつかります!
荒がリーチ!
ドラ
森山は以下の手牌。
ドラ
リーチをかけているのでツモ切る事しか出来ない荒がここで、と持ってきて、両方ポンして森山、高目大三元のテンパイ!!
荒ピンチか!?と思われましたが、森山がを掴み、荒がこの局を制しました。荒トップに立ちます!
次局に入り制限時間となりました。これが最終局となりました。
このタイミングで抜け番になった前原はトップ争いに参加できないという辛い状況になってしまいます。
荒はアガればトップ、森山は跳満のツモアガリ条件。とここで5巡目に森山からリーチが入ります!
ドラ単騎の七対子のリーチ!
荒も慎重に打ち回し1シャンテンまでいくが、森山が溜めて溜めてツモアガリ!
荒を捲って決勝進出となりました!!
この後、敗者復活卓へ進める人が決まる投票戦が行われました。
ゲルルンさん・てんほーさん・前原雄大プロの3名で行われ、先ほど熱い戦いを見せた前原雄大プロが選ばれました!
この投票戦でプロに勝つのは麻雀で勝つことよりも100倍難しいと言っても過言ではないと思われます!
ユーザーさんVS有名プロの人気投票戦はあまりに酷なので、今後ルールの改定があるかもしれませんね!
【敗者復活卓】
荒正義プロ、前原雄大プロ、猿川真寿プロ、手塚紗掬プロ。
荒、前原は連戦!体が温まったまま敗者復活戦へ臨みます!
それでは敗者復活卓のレポートに入っていきます!
東2局
最初に大物手を決めたのはやはりこの方。
ポン ポン ドラ
前原のチンイツドラ5、待ちの倍満テンパイです!
猿川のリーチ宣言牌のを捉えて、16,000点のアガリとなりました。次局も前原がアガって、点棒も80,000点を超えます。
その次局も当然のように親の前原からリーチが入ります。同卓者からしたら一番嫌な時間ですね。出来ることならこの時間はずっと抜け番になりたいと思ったかもしれません。
2巡後、当然のようにツモり、持ち点が90,000点を超えます。
しかしこれは三人麻雀。まだまだ誰にでも逆転の目はあります。
南場に入り、手塚が4連続で大物手をアガって、前原の背中が見えてきました!しかし前原が抜け番のこの時に、猿川に倍満をツモられ前原に少し離されてしまいます。
南4局 前原の親番。連チャンさせないぞ、と言わんばかりに荒・猿川の2人のリーチが前原に襲いかかります!
さすがに連チャンは厳しいか、と思われたものの、16巡目にテンパイ入れ、その直後ロン!
役牌ドラ3をアガリ切ります!!強い!!前原100,000点を超えます!
さらに次局も満貫をツモアガリます!止められません!一瞬前原の背中が見えていた手塚だったが、もう前原の背中は遥か遠くとなってしまいます。。。
こうなった前原を止めるのは困難であるのは周知の事実ですね。
南4局2本場 前原配牌
ドラ
エネルギーの塊である。
ここに3巡目ツモ、4巡目ツモ、6巡目ツモと来て、ツモり四暗刻のテンパイです!とどめを刺すかの様なリーチ!
ツモォ!!!親の役満48,000点のツモアガリです!!!
160,000点を超えます!!!もはやこれは麻雀の点数ではありません!
西2局 満貫10回分位離れた場所にいる前原を追いかける3者。途方に暮れてしまいそうな戦いです。
しかしそんな中、先行リーチをしている前原に荒が追っかけリーチをして、リーチ・一発・七対子・ドラ4の24,000点を直撃します!
しかし前原のライフはまだ6桁!十分過ぎる!
西2局1本場 負けてられないと、今度は猿川真寿がツモリ四暗刻のリーチ!!!
一発ツモ!!!これは流石に前原もダメージを喰らったか!と思ったが、なんと前原は抜け番だった!!!点棒1点も減らず!!!
この四暗刻ピンポイント回避の甲斐もあって、100,000点以上キープしたまま、その後も3人を全く寄せ付けずゲームセット!
圧倒的な強さで決勝戦進出となりました!
【決勝卓】
いよいよ決勝メンバー4人が出揃いました。
森山茂和プロ、前原雄大プロ、佐々木寿人プロ、和久津晶プロ。
打撃系4名が揃いました!超激しい戦いになること間違いありません!
ちなみにこれで前原は3回連続の対局となります。逆に和久津はA卓終了から3試合分空いてからの対局です。
それでは決勝レポートに入っていきます!
東2局
寿人のリーチを火種に、和久津のリーチ、森山のリーチと、3人リーチとなり手がぶつかります!
これを和久津が一発ツモ!!!満貫のツモアガリ!
さらに次局も以下のメンチンのリーチをかけます!!
しかし森山にピンフでかわされてしまいます。決定打はなかなか出させてもらえません。
南1局
親の前原。
暗カン ドラ
5巡目にこの手で勝負のリーチをかけるも流局。大きいリードを許さぬ展開が続きます。
続く1本場、親の前原のリーチ!続いて和久津もリーチ!
2人の現物がない寿人。場に1枚出ているのトイツ落としが前原の七対子に放銃してしまいます。
18,000の手痛い失点となってしまいました。
続く2本場、前原いよいよ乗ってきたか!?と思われましたがここは森山がピンフの1,000点で流します。なかなかフィーバーはさせてもらえません。
南2局 寿人、七対子の跳満をツモアガリ、失点を取り戻します!脱落者が出ないまま局が進んでいきます。
ここからは森山と前原の猛ラッシュ!!!大物手の連発で、前原・森山ともに70,000点を超え、最終局を迎えることになります。
リードは前原、追いかける森山。
その森山が5巡目に七対子の逆転手のリーチ!!待ちのは山に3枚あります!全山!
しかしは3枚とも不調の寿人に流れてしまい流局!
ロン2カップ2016Winterの優勝は前原雄大プロとなりました!おめでとうございます!
今回はプロ4名の決勝戦となりましたが、ロン2ユーザーさんのレベルもどんどん上がってきています!
次の挑戦者はあなたかもしれません!そして、その挑戦者になりえるのはロン2ユーザーのみです。
まだ登録がお済みでない方は、これを期に登録して頂いて予選を勝ち抜いてプロに挑戦してみてはいかがでしょうか?!
ではまたロン2カップ2016Springでお会いしましょう!さようなら!
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