十段戦 レポート/第31期十段戦 三~四段戦Sレポート
2014年06月13日
5月25日
第31期十段戦の、三段戦→四段戦→四段戦Sが行われました。
5月24日の初段、二段のトライアル組にとっては、この日からいよいよ十段戦の醍醐味であるトーナメントとなります。
このトーナメントは、同一メンバー4名で半荘3回戦を行い(五段戦から4回戦、九段Sから5回戦)卓内上位2位までが、1つ階段を登り次の段位に挑戦する仕組みとなっております。
初段トライアル
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二段トライアル
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三段戦
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四段戦
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四段戦S(タイトルホルダー、Bリーグ以上の四段、地方、チャンピオン優勝者、新人王)
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五段戦
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六・七段戦(女流桜花、プロクイーン)
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八・九段戦(現王位、マスターズ、歴代十段)
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九段戦S (G1タイトル獲得歴のある九段)
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ベスト16(昨年決勝進出者+現鳳凰位)
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ベスト8
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決勝(瀬戸熊十段、勝ちあがり者4名による5人打ちで行う)
シードのないものは自分の段位から登場するのですが、初段から決勝までの道のりは11段と長く険しい戦いとなります。
ここで補足しますと、新人が二段になるのは約1年半、三段になるのが3年~5年、四段になるのが5年~10年、五段は7年~15年、このような具合でしょうか。
これは各大会、リーグ戦に基づくポイントで得た累計で昇段するのですが、タイトルを取ったり、決勝の常連、リーグ戦の昇級が早い場合などは獲得ポイントが大きいため昇段も早くなるわけです。
25期生の魚谷侑未(2期連続女流桜花)の例では5年未満で四段となっております。
三段戦勝ちあがり者(22卓88名中44名)
初段からの勝ち上がり(6名/44名中)
阿部謙一 | 中岫宏文 | 菊池豪 | 柴田吉和 |
清水哲也 | 櫛田利太 |
二段からの勝ち上がり(12名/44名中)
沖田賢一 | 西川舞 | 大和田篤史 | 富田久志 |
毛受俊 | 小川拓麻 | 長山雅幸 | 山口大和 |
古谷知美 | 蒼山秀佑 | 小笠原奈央 | 東谷達矢 |
シード選手勝ちあがり(26名/44名中)
朝霧千裕 | 蛯原朗 | 杉浦貴紀 | 藤本鉄也 |
安田麻里菜 | 菅野直 | 高沢智 | 岩楯健寛 |
福島祐治 | 蒼井ゆりか | 古橋崇志 | 吉井友直 |
伊藤大輔 | 中川由佳梨 | 山中翼 | 鈴木雄介 |
三好直幸 | 高橋信夫 | 皆川直毅 | 羽山真生 |
工藤宏紀 | 藤本修二 | 松本遊助 | 福光聖雄 |
三田晋也 | 安村浩司 |
ワイルドカード
小島広宣(三段) | 赤司美奈子(三段) | 服部学(二段) |
四段戦勝ちあがり者(20卓80名中40名)
初段からの勝ち上がり(4名/40名中)
阿部謙一 | 菊池豪 | 柴田吉和 | 櫛田利太 |
二段からの勝ち上がり(5名/40名中)
大和田篤史 | 毛受俊 | 小川拓麻 | 古谷知美 |
東谷達矢 |
三段からの勝ち上がり(16名/40名中)
朝霧千裕 | 安田麻里菜 | 菅野直 | 岩楯健寛 |
福島祐治 | 蒼井ゆりか | 吉井友直 | 伊藤大輔 |
中川由佳梨 | 鈴木雄介 | 三好直幸 | 高橋信夫 |
羽山真生 | 福光聖雄 | 三田晋也 | 安村浩司 |
シード選手勝ちあがり(15名/40名中)
ガース | 高柳節子 | 藤岡良一 | 一井慎也 |
江隈亨 | 松岡昭彦 | 小松武蔵 | 太田優介 |
水澤明彦 | 宮内こずえ | 小田悟志 | 大高坂松城 |
北条恵美 | 内田美乃里 | 南里はるみ |
ワイルドカード
松本遊助(三段) | 柚木正仁(四段) | こごまさとし(四段) | 葛山英樹(四段) |
四段戦S勝ちあがり者(20卓80名中40名)
初段からの勝ち上がり(3名/40名中)
阿部謙一 | 菊池豪 | 柴田吉和 |
二段からの勝ち上がり(2名/40名中)
毛受俊 | 東谷達矢 |
三段からの勝ち上がり(9名/40名中)
朝霧千裕 | 菅野直 | 福島祐治 | 蒼井ゆりか |
伊藤大輔 | 福光聖雄 | 三田晋也 | 安村浩司 |
松本遊助 |
四段からの勝ちあがり(8名/40名中)
一井慎也 | 松岡昭彦 | 小松武蔵 | 太田優介 |
水澤明彦 | 小田悟志 | 南里はるみ | 葛山英樹 |
シード選手勝ちあがり(18名/40名中)
客野直 | 櫻井秀樹 | 佐々木寿人 | 加藤晋平 |
内川幸太郎 | 杉村泰治 | 吉田直 | 佐藤大介 |
藤島健二郎 | 岩井健太 | 中尾多門 | 和久津昌 |
西岡慎泰 | 三浦大輔 | 安秉参 | 藤本哲也 |
杉浦勘介 | 白鳥翔 |
*ワイルドカードとは卓内3位の中で、成績上位の数名が人数調整のため繰り上がる制度です。
ただし、この権利があるのは1人につき1回までとなっております。
例年通り、シード選手の強さが目立つ結果となりました。
以上の勝ち上がった40名は6月21日(土)の五段戦へと駒を進めました。
6月22日(日)の八・九段戦まで進めば会場は有楽町から新橋へと移り、ベスト16まで勝ち上がれば、対局場は夏目坂スタジオとなります。
ベスト16からは8月1日より毎週金曜日に連盟チャンネルにて生中継です。
3連覇中の絶対王者・瀬戸熊現十段位に挑戦権を得るための戦いをお見逃しなく!!
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