第12期JPMLWRCリーグベスト16AB卓レポート
2023年01月19日
【第12期JPML WRCリーグ~ベスト16~B卓、伊藤俊介と佐々木寿人の勝ち上がり】
第12期のJPMLWRCリーグ、ベスト16の組み合わせは次の通りになった。
この日1/13に全試合が行われてベスト8が決定したが、本レポートではB卓の模様をお伝えする。
◇1回戦◇
好スタートを切ったのは宮澤だった。
開局から宮澤、伊藤、角谷の3人のリーチになり、宮澤は、待ちは良いもののリーチのみと打点はなく、ヒヤッとしたかもしれない。
しかし、ヒヤッとしたと同時に一発ツモ。
裏ドラが1枚と、打点もついて最高の結果でスタートする。
南3局、ここまで角谷だけアガリがなく、一人置いていかれそうだった。
本日の、そして、放送対局の初アガリが、実況・解説ともに大絶賛のアガリだった。
解説:齋藤「よくリーチしなかった。リーチ、タンヤオで、もう(巡目が遅く)リーチしたいもん。」
実況:優月「美しいものを見ましたね。」
リーチ、一発、ツモ、ピンフ、三色同順、裏の6,000オール。
オーラスも制した角谷が、トップで1回戦を終える。
1回戦終了時
角谷+20.2P、宮澤+5.1P、佐々木▲7.4P、伊藤▲17.9P
◇2回戦◇
東1局、角谷が待ちの先制リーチ。
親の伊藤が、果敢にドラのを切って追いかける。
が山に3枚と、あまり多くなかったことが幸いした。
カンで引き勝ち、リーチ、ツモ、タンヤオの2,000オール。
そして、ここから伊藤の時間が始まる。
宮澤のテンパイ打牌を捕らえた18,000を皮切りに、(リーチ、一発、ドラ3、裏)
2本場は佐々木からヤミテンで9,600。(タンヤオ、三暗刻)
ロン ドラ
3本場は、宮澤から5,800。(ダブ、ドラ)
ロン ポン チー ドラ
南場の親番でも、宮澤のリーチに追いかけて、12,000を討ち取った上に(リーチ、三色同順、ドラ)、
リーチ、ツモ、ドラのアガリが2回とそのスマートな風貌に似合わず(?)大暴れ。
この2回戦で、ほぼ勝ち上がりを確定させた。
2回戦終了時
伊藤+62.4P、佐々木+6.6P、角谷▲3.1P、宮澤▲65.9P
◇3回戦◇
佐々木が角谷とのトップラスを決めて、大きめのリードを持って最終戦に。
3回戦終了時
伊藤+66.0P、+37.4P、角谷▲30.5P、宮澤▲72.9P
◇最終4回戦◇
南1局、角谷が見事な手順の6,000オールであと10ポイントまで迫ったのだが、
(リーチ、一発、ツモ、ピンフ、ドラ、裏)
やはり、現鳳凰位佐々木の壁は高かった。
「手役派だからね」と高目の三色同順で、ツモアガって勝負あり。
伊藤と佐々木がベスト8に進出した。
なお、同時に行われていたA卓は、最終戦で浦野がAリーガーの三浦を逆転する金星をあげる。
前期チャンピオンの石立とともに、ベスト8に進出した。
(左が石立岳大、右が浦野修平)
ベスト8は、1/24(火)に行われる。
(A卓11:00~、B卓は終わり次第の開始)
P.S.
この翌日1/14,15に最高位戦日本プロ麻雀協会主催の發王戦の本戦トーナメントが行われたが、伊藤はこの發王戦も勝ち上がり、ベスト16に進出という快挙を成し遂げた。
發王戦は、予選からここまでで、なんとトーナメント8連勝。
ニューヒーローの誕生となるか?こちらにも期待したい。
(文:福光聖雄)
カテゴリ:JPML WRCリーグ レポート