JPML WRCリーグ レポート/第26期チャンピオンズリーグ トーナメントレポート 山口 大和
2014年09月04日
2014年8月23日
26期目を迎えたチャンピオンズリーグ。
半年で20半荘の予選を終え、上位29名がこのトーナメントに進んだ。
チャンピオンズリーグは半年で1期のタイトル戦で、日本プロ麻雀連盟員ならだれでも参加できる。
今期は80名の参加で、リーグも様々、まさに垣根を越えた戦いとなった。
トーナメントが始まる前に、立会人の瀬戸熊プロから重大なお知らせが選手に報告された。
日本プロ麻雀連盟のタイトル戦、対局の模様をお伝えしているニコニコ生放送日本プロ麻雀連盟チャンネルにおいて、今期よりチャンピオンズリーグも決勝戦の対局を放送することになった。
吉報とも言えるこの知らせに選手はさらに気合が入ったことだろう。
同一メンバーで3半荘行い、ポイント上位2名が勝ち上がりとなるトーナメント。
1日で半荘9回戦の長丁場を戦い抜き、明日の決勝の舞台にコマを進めるのは誰なのか?
ベスト28、16、8の模様をお伝えします。
【ベスト28】
A卓:福島祐一vs真鍋明広vs福光聖雄vs佐藤佳彦
1回戦、静かな立ち上がりかと思われたが均衡を破ったのは真鍋だった。
南場の親で6,000オールを引くと、ここぞと言わんばかりの連荘で突き抜ける。
終始、我慢の展開だった福島がラス親で粘り浮きに回るも真鍋がトップで終了。
2回戦、1回戦とは真逆の展開となる。
東4局、東家の佐藤が以下の牌姿で福島から12,000をアガリそこから更に加点していく。
ポン ロン ドラ
福光も南場でなんとか浮きに回り、最終戦に望みを繋いだ。
2回戦終了時
真鍋+28.8P 福島+1.2P 佐藤▲6.2P 福光▲23.8P
最終戦、ここまでおとなしかった福光がついに爆発する。
しかも高打点のアガリにことごとく飛び込んだのはトップの真鍋。
南入時点で真鍋を捲りそのまま1位で通過。
次いで、佐藤が2位に滑り込んだ。
1位通過:福光聖雄 2位通過:佐藤佳彦
B卓:清原継光vs藤原隆弘vs石川純vs塚越裕次郎
来期Aリーグに復帰が決まった藤原に、Dリーグの3人が挑戦する形となったB卓。
1回戦、塚越が勢いのあるアガリを連発して1人浮きのトップをとる。
2回戦、流れを掴んだのは清原。仕掛けを多用して相手を牽制しながら加点していく。
ただ、藤原はドンと腰を据えて周りに振り回されず、やるべきことに集中しているように見えた。
2回戦終了時
塚越+19.7P 清原+17.6P 藤原+4.1P 石川▲41.4P
上位3名の勝負となった最終戦。石川は少々厳しいか?
塚越、清原がガソリン切れかのごとく、展開は藤原ペース。
最後は余裕をもった試合運びで圧倒した。
2位のイスは、清原と塚越が最後まで争うも清原に軍配が上がった。
1位通過:藤原隆弘 2位通過:清原継光
C卓:小川拓麻vs伊賀則夫vs田中史孝vs白鳥翔
C卓の注目はやはりAリーガーの白鳥。だが1、2回戦共に点棒を削られていく展開。
やはりAリーガー、マークも厳しくなるので仕方ないのか。
逆に印象が強かったのは田中。
やや遠い仕掛けには3者が対応してくれて、本手にはアシストが多くなるという理想通りの展開で局面をリードしていく。
伊賀が2回戦のオーラス親番で
ツモ ドラ
この3,900は4,000オールを引きアガリ田中に肉薄する。
2回戦終了時
田中+27.8P 伊賀+17.6P 小川▲14.5P 白鳥▲31.9P
最終戦
東2局、親の田中が序盤にで両面からチーをすると、田中にピンズの山が流れ込んできて楽々と4,000オール。通過を決める。
チー ツモ ドラ
伊賀、白鳥は何とか田中の牙城を崩そうとするも更に傷を負う。
そこに付け入るかのごとく、最後の親で小川が伊賀をかわして2位に浮上した。
1位通過:田中史孝 2位通過:小川拓麻
D卓:藤本哲也vs紺野真太郎vs杉浦勘助vs太田優介
山田浩之の欠場で繰り上がりの藤本。追い風ポールポジションなるか?
1回戦、その藤本がペースを掴む。そして杉浦が攻撃的に映ったのが印象的だった。
ただ、杉浦は思いとは裏腹にアガリには結びつかない、そして相手のアガリ牌を1人で掴み続けてしまう。
2回戦は、太田が私もここにいますよと言わんばかりに、存在感を表しトップをもぎ取る。
紺野は連続2着だが、どちらも浮きに回って安定感のある試合運びであった。
2回戦終了時
藤本+32.6P 紺野+17.0P 太田+3.7P 杉浦▲53.3P
最終戦
東3局、太田2局連続アガって迎えた親番。場が煮詰まってきた終盤に「ツモ」の声。
手を開けたのは紺野だった。
ツモ ドラ
この4,000、8,000をアガリ、トップに躍り出る。
逆に、親被りの太田の心境はいかがなものだろうか?
だがドラマはまだ続いた。
南1局、紺野の親番でこれまで終始苦しんでいた杉浦が、、とたてつづけに2フーロする。
ただ、ここまでトータルラス目の杉浦には、他の3者の警戒度はそれほど高くなく淡々と局は進んでいく。ちなみに杉浦の最終手出しはであり、場にがすべて見えたのも要因だろう。
そして杉浦がついにアガリ牌を手繰り寄せる。
ポン ポン ツモ
この8,000、16,000をアガリわずかな望みを繋ぐ。
親被りの紺野は苦しくなるかと思ったが、ここまでトータルトップの藤本が1万点を切り3位まで落ちてしまった。
そして、最後は紺野が自力で通過を決め、太田と共にベスト16にコマを進めた。
1位通過:太田優介 2位通過:紺野真太郎
E卓 西川舞vs安村浩司vs吉田直vs中村慎吾
今期トーナメントで紅一点の西川が、実力者3人とどう戦うかが注目となった。
1回戦、開局から吉田が飛ばす。4,000オールをアガッた1本場にこのリーチ。
リーチ ツモ ドラ
あっさり4,000は4,100オール。
、を7枚持っていた中村に、このアガリはどう映っただろうか?
2本場、吉田はノミ手ながらリーチに行く。
非常に押し辛い局面ではあるが、西川がジリジリと手を進めドラを暗刻にしての純チャンを吉田から捕える。
そうすると一転、西川のペースで局が進んでいく。
2回戦終了時
西川+39.4P 中村▲0.4P 吉田▲6.2P 安村▲32.8P
最終戦、中村と吉田の一騎打ちと思われたが待ったをかけたのは安村。
オーラスをトップで迎えて吉田とアガリ勝負となったのだが、道中ヤミテンを入れていた西川に吉田が飛び込みここで吉田は敗退となった。
1位通過:西川舞 2位通過:安村浩司
F卓 末続ヒロトシvs小川尚哉vs西田修vs五反地清一郎
今期リーグ戦でB1リーグに昇級した小川にマークが集まる中、上手いゲーム回しをしたのは五反地。1、2回戦を危なげなく終えた。
2回戦を終えて最終戦は末続、西田の2番手争いかと思われた。
2回戦終了時
五反地+28.8P 西田+6.6P 末続▲3.0P 小川▲32.4P
最終戦、並びをつけてのトップという条件の中、ついに小川がブレイクする。
終わってみれば1人浮きの大トップ。トータル2位に滑り込んだ。
1位通過:五反地清一郎 2位通過:小川尚哉
G卓 松崎良文vs内川幸太郎vs西島一彦vs柚木正仁
チャンピオンズリーグトーナメントの常連が4人集まったようなG卓。
トーナメント巧者の松崎が主導権を握る。2連勝で早々に通過を決める。
2回戦終了時
松崎+34.7P 内川+2.2P 西島▲13.3P 柚木▲24.6P
最終戦、内川がAリーガーの意地を見せる。東2局の親番で七対子のドラ単騎を早々にテンパイすると即リーチに踏み切る。終盤に引きアガリ6,000オール。こうなると内川は更に攻め続けトータルトップで通過した。
1位通過:内川幸太郎 2位通過:松崎良文
最終戦で順位が大きく変わる卓が多くみられた。これは勝ち上がり条件がつくトーナメントならではの対局で最後まで気が抜けない熱い対局となっている。
ベスト16からはディフェンディングの森岡貞巨、予選1位の船木伸一を加えてベスト8のイスを争うことになる。
【べスト16】
A卓 内川幸太郎vs五反地清一郎vs佐藤佳彦vs森岡貞巨
ここから登場の森岡。対局開始1時間前には会場入りしてベスト28を観戦、表情も柔らかくすんなりと対局に入れそうだ。
1回戦は終始、小場で進んでいく。仕掛けが多くみられ、メンゼンでも捌き手がほとんどで決め手になるアガリがほとんどなかった。結果、オーラスまで全員にトップのチャンスがあったが最後も仕掛けて森岡がアガリきりそのまま逃げ切った。
2回戦、1回戦同様に小場で進み、流局も増えている緊迫した展開。どうにも流れを掴み取れない内川にチャンスがやっと訪れる。
南3局、1巡目にオタ風を仕掛けて内川を牽制する森岡。ドラ色のピンズに寄せていく。
すると上家の内川は対応せざる得ない。
ここで佐藤に以下のテンパイが入る。
ドラ
テンパイ打牌はドラの。これを内川に鳴かれるも明らかに見た感じの速度は遅い。
またマンズの場況がとても良いため、リーチに行くかと思われたがヤミテンで押していく。
やはりと言うか、が場にどんどん放たれ、佐藤はツモることができずに内川に最後の最後にテンパイを入れさせてしまう。
僥倖の親権維持。このチャンスを逃すわけがない内川。次局、手牌がキラキラして見えたことだろう。五反地の先制リーチに同巡に追いつき、リーチにいく。
リーチ ロン ドラ
この12,000は12,900をアガリ、そこから怒涛の連荘で一気にこの半荘トップになった。
2回戦終了時
佐藤+25.4P 内川+13.1P 森岡+3.3P 五反地▲41.8P
ほぼ三つ巴の戦い。これまで牌勢、展開に非常に恵まれている佐藤が、東場の親番で8本場まで積む大連荘。持ち点は70,000点を早々に超え勝ち上がりを決める。なんとか親を流そうと「戦う姿勢」をみせる内川だが佐藤の勢いに逆に呑まれてしまい、最後の親番でも決定打となるアガリを森岡に決められ勝負あり。佐藤、森岡にとっては大きな金星となった。
1位通過:佐藤佳彦 2位通過:森岡貞巨
B卓 松崎良文vs西川舞vs船木伸一vs清原光継
予選1位の船木、圧倒的な攻撃力でポイントを叩きベスト16からの登場である。会場入りした時、緊張からかちょっとソワソワしているかのように見えたが大丈夫だろうか?
1回戦、好調の西川がアガリを重ねていく。
明カン ハイテイツモ ドラ
この3,000、6,000を皮切りに場を制していく。
終盤、清原も仕掛けを多用して追いすがるも、西川が逃げ切りトップ。
船木の攻撃力を、西川、清原が上手く包みこみ受け流すかの如く点棒を削っていっているようにみえた。
こうなると船木は苦しいか?2回戦以降、相手のロン牌が寄ってきてそれが止まらなくなってくる。
2回戦、ここまで淡々と自分の麻雀を打っている松崎に、流れを一気に引き寄せるアガリが生まれる。
南場の親番7巡目で以下の牌姿となる。
ツモ ドラ
ツモ、ドラ1の1,000オールのアガリだが、ここから打でフリテンリーチを敢行する。
すると一発(連盟Aルールに一発はないが)でを引き寄せ6,000オール。
意志の籠ったこの素晴らしいアガリでトップまで駆け上がった。
2回戦終了時
西川+35.1P 松崎+28.8P 清原▲9.6P 船木▲54.3P
ほぼ大勢は決まったかのように見えたが、清原が意地を見せ1人浮きのトップ目に立つ。
松崎にあと一歩まで迫るも、トーナメント巧者の松崎、きっちりポイントを合わせて最後は逃げ切り勝ち。ベスト8に滑り込んだ。
1位通過:西川舞 2位通過:松崎良文
C卓 太田優介vs小川尚哉vs小川拓麻vs福光聖雄
1回戦東1局、南家・小川尚
リーチ ツモ ドラ
この2,000・4,000をアガリ開局を制す。
しかしこの後が続かず、逆にブレイクしたのは福光と太田。
特に福光、ベスト28でもそうだったように、苦しいところからでも一撃でトップまで立つ瞬発力には目を見張るものがある。そして2回戦もこの2人が対局を作っていく。
2回戦終了時
太田+41.8P 福光+33.1P 小川拓▲33.1P 小川尚▲41.8P
完全に前後の差が開いてしまった。対局終了時に小川尚がちょっと条件がキツ過ぎたと言っていた通り、太田と福光の利害が一致してしまった為に最終戦はスムーズに局は進み、大きなアガリ、連荘も無くそのまま静かに終了した。
1位通過:福光聖雄 2位通過:太田優介
D卓 紺野真太郎vs藤原隆弘vs安村浩司vs田中史孝
どっしりとした麻雀の紺野、藤原にバランスが良い安村、仕掛けの田中の対局。
1回戦、メンゼンで大物手のテンパイが各々に入るもアガリが生まれない。場も重苦しい雰囲気でピリピリした空気の中、安村の4,000オールが決まる。
南1局、東家・安村
リーチ ツモ ドラ
これを機に安村に牌が寄ってきて南3局にはこのテンパイ。
暗カン ドラ
これで一歩抜け出すかと思われたが、ちょうど壁側で見ることのできなかった親番の紺野から「ツモ」の声。
ツモ
そう簡単には走らせないよと言わんばかりの6,000オール。
そこからは紺野の時間。アガリを重ねてトップ。
田中が1人大きく沈み、藤原も何とか浮きに回ろうと粘るも届かず。
2回戦、田中の仕掛けがついに実る。
田中以外の3人の受けが強いため、牽制気味の仕掛けでも場が遅くなり自分のペースを掴み始める。
そして親番、細かいアガリで加点し、この半荘トップを取り1回戦の負債をほとんど消す。
2回戦終了時
紺野+19.9P 安村+16.5P 田中▲6.3P 藤原▲30.1P
最終戦、田中は序盤から2回戦と同じように仕掛けを多用していく。しっかりと受けつつ勝負所をうかがっていた紺野、藤原も最終戦という事も加味してやや前に出始める。そこが丁度、田中のタイミングに合ってしまう。最後の親番で紺野がアガリを決めれば通過の手を、逆に田中が紺野から値千金の8,000を直撃。逆転でベスト8にコマを進めた。もう1人は安村、オール2着の安定した戦いで勝ち上がった。Aリーグの2人が姿を消す波乱となった。
1位通過:安村浩司 2位通過:田中史孝
森岡以外の7人はすでに6半荘を消化、体力的にも厳しいだろうが、もう一度勝ち上がらなければ決勝の舞台には進めない。ただ、疲労の色はほとんど見えず、次の対局に静かに集中している選手が多く見られたのが印象的だった。
【ベスト8】
A卓 福光聖雄vs佐藤佳彦vs松崎良文vs田中史孝
1回戦、序盤は小場で進む。決め手に欠け、アガリが安い。
これまで仕掛けを多用してイニシアティブを握ってきた田中だが、一転、東場の親番で5巡目にリーチを打つ。
リーチ ロン ドラ
これを松崎から11,600のアガリ。
すると3者が田中の動きに対応してしまう。こうなると田中のペース。
仕掛けを駆使して局を回しながら加点していき1人浮きのトップ。
2回戦も同じように田中のアガリが続く。
東3局、西家・田中
ポン ドラ ロン
この12,000を佐藤から、
南2局
チー ポン ツモ ドラ
この2,000・3,900などで完全に独走態勢になった。
2回戦終了時
田中+65.1P 佐藤▲14.3P 福光▲24.5P 松崎▲26.8P
最終戦、田中はほぼ通過。
ほぼ3人の着順勝負、佐藤が浮きに回ると福光、松崎はある程度の条件が付く。
ここまで静かだった松崎が、田中に合わせてなのか仕掛けながら細かいアガリを重ねていく。
南1局、親の福光が先制リーチを打つも、逆に受けに回っていた田中にハイテイで7,700は8,000を放銃してしまい通過は厳しいものとなる。
佐藤、最後の親番で打点は低いが2回のアガリをものにして、浮きに回り一度は松崎を微差ながら捲る。その親番を松崎が捌ききって捲り返す。
迎えたオーラス、佐藤は2,000点のアガリで再逆転、松崎は親なのでアガリ止めがなく流局時に伏せても佐藤に捲られる可能性があるので一度アガリが欲しいところ。
配牌、佐藤に逆転の材料が入るものの、6巡目に田中のヤミテンに捕まってしまい勝負あり。
最後まで見ごたえのある戦いであった。
1位通過:田中史孝 2位通過:松崎良文
B卓 西川舞vs太田優介vs森岡貞臣vs安村浩司
1回戦、ここまで快進撃の西川。摸打を見ていても迷いなく打ち切れていて気持ちがいい。
開局、そんな西川の挨拶代わりの倍満で幕が開く。
ツモ ドラ
8巡目にこの4,000・8,000をものにする。
次局、太田に8,000を放銃するも、迎えた親番で2,600オール、2,600は2,700オールとアガリ、勢いそのままに駆け上がるかと思われた。
待ったをかけたのは太田。西川からリーチ七対子を直撃すると、東4局3本場には
ポン ロン ドラ
この11,600は12,500を森岡からアガリ、西川に並びかける。
親を落としたのは安村。ここも七対子だがドラ2の6,400は7,600を西川から。
徐々に点棒を減らしていき、さらにここで痛恨の放銃をしてしまう。
南2局、親番の安村が5巡目に両面チーから入る。その2巡後に、森岡からリーチが入るも安村も臨戦態勢。そして西川は森岡の現物のを抜き打つと安村の手が開かれた。
チー ロン ドラ
この11,600でついに原点を割ってしまう。後に聞いてみると、この1局については西川も相当悔しかったようだ。結局1回戦は太田の1人浮きで終わる。
2回戦、それでも西川に手が入る。本流へとさらに波に乗りたいところだが、1回戦を引きずっているのか、もう一歩流れを手繰り寄せられない。展開が功を奏して、何とかトップで最終戦へ。
逆に苦しくなったのは森岡。次は大きなトップが絶対条件となってしまった。
2回戦終了時
太田+36.4P 安村+4.7P 西川+0.5P 森岡▲36.7P
最終戦、安村と西川は着順勝負となった。これまで圧倒的な勢いで勝ち上がってきたが初めて追う展開。着順勝負では、自力に勝る安村に分があるのではと思っていた。西川は対局中、とても集中していたのか、顔色を変えず淡々と打つ姿は好感が持てた。
安村が、我慢を重ねて最後に大きなトップで太田と共に決勝へコマを進めた。
1位通過:太田優介 2位通過:安村浩司
ついに決勝のメンバーが出揃った。タイプの異なる4名で白熱した対局になるのは間違いないだろう。
最初にお伝えした通り、今期からチャンピオンズリーグもニコニコ生放送日本プロ麻雀連盟チャンネルで配信される。そういう面でも良い1戦になることを期待したい。
最後に決勝進出者からのコメントで締めさせていただこうと思う。
太田優介「夢のようです」
田中史孝「疲れたけど、明日もがんばります」
安村浩司「今日は我慢の麻雀が多かったので、明日は暴れたいと思います」
松崎良文「映像で麻雀を打つのは初めてですが、自分らしく頑張ろうと思います」
カテゴリ:JPML WRCリーグ レポート