第8期JPML WRCリーグベスト8A卓レポート
2021年01月20日
【第8期JPML WRCリーグベスト8は櫛田、岡崎の2名が勝ち上がり】
1回戦は藤崎の3,900出アガリから始まり、そのままリードを保っていた。
ここで浮上して来たのは22歳の新鋭、岡崎。真鍋のリーチを受けながら櫛田のトイツ落としを読み切ったようなヤミテン3,900のアガリ。
親番では1,300オールをツモ。まるで藤崎のような打ち筋で、あと一歩まで迫る。
ならば自分は力技と言わんばかりの藤崎。リーチ一発ツモ表2裏の跳満ツモアガリ。
オーラスはピンフでさっと流して1回戦のトップをもぎ取った。
1回戦は大人しかった岡崎が、2回戦は人が変わったかのような強い攻めで抜け出す。まずはドラツモで跳満のアガリ。続けて5,200をアガると親番1本場でドラの
単騎をリーチしてツモアガリ。早くも2回戦のトップを決定づけたが、3本場も攻め手を緩めない。
櫛田の先制リーチにカンから
に振り変わった所で追っかけリーチ。宣言牌の
を急所と見たか、藤崎がチー。すると櫛田がドラの
ツモ。櫛田がこのアガリをきっかけに上昇していく。
2連続4着は避けたい真鍋は親番でメンホン七対子テンパイ。待ちの所に生牌の
を持って来るが変えずにツモ切り、これ自体はどちらもありな選択だと思うが、結果が真鍋に最悪となってしまう。同巡、
ドラドラの櫛田が
をツモ切りで放銃を逃れると、真鍋が掴むのはアタリ牌の
。この3,900をアガれた櫛田がラス前、オーラスもアガって2回戦が終了。
3回戦は東1局1本場で岡崎、藤崎の大物手がぶつかる。
岡崎のテンパイ
ドラ
リーチ
藤崎のテンパイ
これをかわしたのが櫛田。
ツモ
2人の大物手を同時に潰す会心のアガリ。特に藤崎にとっては痛い局となった。
その後も櫛田は好調。東4局にはトイトイテンパイのポンからツモり三暗刻になって満貫。で345三色の跳満。
南2局にはドラポンから親満のアガリで特大トップを取った。
1位櫛田、2位岡崎で迎えた最終戦。東場の親番で岡崎が待ちで親リーチに行くと、後のない藤崎の強烈な押し返しが始まる。藤崎がアタリ牌
単騎で追っかけリーチ。この局は2人テンパイで事なきを得たが…。
アガって、アガって。またリーチ。高めのでついに6,100オールが炸裂。一気に三つ巴の勝負となる。
櫛田が藤崎の親を何とか蹴るが、櫛田の親番では岡崎がリーチ一発ツモ裏3。三つ巴から大きく一歩抜け出す。
藤崎は南場の親でも2,000オールをツモって櫛田を逆転。
勝負の明暗が分かれたのは南2局3本場だった。
まだ突き放したい藤崎は待ちでリーチ。これ以上はアガらせたくない櫛田が同巡に
待ちで追っかけリーチ。櫛田が1,300・2,600(+1,900)のツモアガリで再逆転に成功。
結局接戦のままオーラスまでもつれたが、最後は櫛田がのみをアガって終了。鳳凰位藤崎の猛追を振り切った。
第8期JPML WRCリーグベスト8A卓が終了。
櫛田利太
岡崎涼太
の2名が決勝進出を決めた。
次回WRCベスト8 B卓は1/26(火)17:00から放送予定。
宮崎皓之介
伊賀則夫
麓征生
増田隆一
この対局で決勝メンバーが決まります。是非ご覧ください。
(文:編集部)
カテゴリ:JPML WRCリーグ レポート