グランプリ レポート

第13期麻雀グランプリMAX二次予選B卓レポート

<最終盤までもつれた激闘を制したのは?>

第13期麻雀グランプリMAX二次予選B卓は佐々木寿人・吉田直・森山茂和・西川淳の4選手による対戦。
4月からは鳳凰戦A1リーグで鎬を削る佐々木・吉田・西川の3人に、一次予選では大接戦を勝ち上がった森山が加わり、激しい戦いが繰り広げられた。

 

 

1回戦。まず佐々木が先手を取る。
東3局1本場にヤミテンのタンヤオ・ピンフ・ドラ2で西川から7,700出アガリに成功。

 

 

ただ、南3局の親番で森山がスパート。吉田から7,700(+300)をアガった後の2本場に、リーチ・ツモ・ピンフ・ドラの2,600オール(+600)。

 

 

1回戦は6度のアガリを生かした森山がトップを奪う。

続く2回戦は、1回戦ラスの吉田が逆襲。
東2局に親番・佐々木からのリーチをかいくぐって東・ドラ3の2,000・4,000をアガると、南2局にはツモ・チャンタ・三色・ドラの3,000・6,000。

 

 

佐々木・西川も高打点のテンパイが入っていた局面で価値ある跳満を手にし、2回戦は吉田のトップ。

3回戦は接戦で迎えた南4局に、親番・西川が役ありテンパイで前に出た森山から、リーチ・タンヤオ・ピンフの5,800をアガリ、トップを決める。

 

 

4回戦。東4局に試合が大きく動く。
2回戦にチャンタで跳満をアガった吉田が高目チャンタの一万四万待ちリーチ。
これにテンパイしていたトータル4位の佐々木がで一万捕まる。

 

 

この12,000のアガリが効き、4回戦は吉田がトップ。
放銃した佐々木は勝負圏から大きく置かれてしまう。

最終5回戦。トータル2位吉田と小差の3位につけている森山が見せ場を作る。
南1局2本場の親番でリーチ・タンヤオ・ピンフ・ツモの2,600オール(+600)。
さらに南2局にはリーチ・ツモ・ピンフ・ドラ2の2,000・4,000で通過圏内に食い込む。

 

 

ここでトータル3番手に下がった吉田だが、最後の親番だった南3局1本場に絶好のチャンス。
タンヤオ・ピンフ・ドラ2の五索八索待ち。リーチをかけるとハイテイで仕留めて6,000オール(+300)。

 

 

この一撃でトップに立ち、二次予選通過を安泰にする。

2位争いは森山vs西川の構図に変わり、南3局2本場に直接対決。
森山が純チャンテンパイの二索待ちでリーチをかけにいく。

 

 

しかしリーチ宣言牌の七万が西川のダブ南・ドラに捕まり3,900(+600)。

 

 

激しい戦いの末、吉田・西川の2人がベスト16に進出した。

 

 

ベスト16を吉田はC卓、西川はD卓で戦う。

 

 

(文:梅中悠介)