グランプリ レポート

第14期麻雀グランプリMAX二次予選C卓レポート

第14期麻雀グランプリMAXニ次予選C卓レポート
小林 正和

【激しいシーソーゲームを制したのは沢崎誠、一井慎也】

瀬戸熊直樹
一井慎也
ともたけ雅晴
沢崎誠

解説:佐々木寿人
実況:羽田龍生

 

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九段の瀬戸熊、ともたけ、沢崎というレジェンド級三人を相手に戦うのは、A1リーグ所属・六段の一井という組み合わせとなった。

1回戦から細かい放銃が続いたのはともたけ。しかし、南2局2本場に

 

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リーチ・ツモ・ピンフ・一盃口・ドラ2のハネマンツモ。持ち味の高打点を決めて、トップの沢崎に続く浮きの二着を確保すると

 

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2回戦の開局にはツモリ四暗刻テンパイ。いきなり序盤から見せ場を作る。

しかし、なかなかアガリまでは結び付かずにいると

 

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3番手の一井へトイトイ3,900の放銃と状況が一変。

一井はこの半荘のオーラスにも
瀬戸熊からタンヤオ・ドラ2の5,200を出アガリしトップを獲得。沢崎と共にリードして後半戦へと突入した。

 

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3回戦に入ると、今度は一人厳しい展開であった瀬戸熊のアガリ番となる。

 

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南1局1本場には沢崎から意表を突いたホンイツ・七対子の直撃に成功すると

 

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南4局には仕掛けを入れている一井にプレッシャーを与えるリーチの一手。一気に畳み掛ける。

しかし、ここで一井がファインプレーを見せた。

 

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一万ポン一索ポン九索ポンと手牌が短くなった状況において瀬戸熊へ放銃となる五索を掴むと、東切りで見事に放銃回避。

更に

 

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立て続けに五索を重ねてテンパイ復活。このテンパイ料により浮きの3着とし、ポイントを着実に伸ばしていく。

そして、そのまま一井の時間帯へ…と思われたが、そうはさせないのがレジェンドの壁。

4回戦・東2局

 

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ともたけが瀬戸熊、一井のリーチが入る中でのマンガンツモ。土壇場で一井と最終戦着順勝負まで持ち込んだ。

最終戦は一進一退の展開へ。
5回戦・東1局

 

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ともたけがマンガンをアガれば

 

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東3局には一井も負けじとマンガンツモで引き下がらない。

白熱した攻防が続く中で、遂に勝負を決めるアガリが出る。

 

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一井が沢崎よりピンフ・三色・ドラ2を成就。

白熱したシーソーゲームに終止符を打った。

◆最終結果

 

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(文:小林正和)