グランプリ レポート

グランプリMAX一次予選C卓レポート

 

(月)から(金)まで連日生放送しているグランプリMAX予選。今年タイトルを獲った勢いのある選手とベテランの直接対決があったり、地方チャンピオンが出場したり、Mリーグで活躍中のプロも登場。年度末の大イベントである。

その中でも守備の堅いメンバーが揃ったC卓だったが、対局は大いに荒れた。

最初にぶつかったのは客野と亜樹。

九万九万九万一筒三筒二索三索五索六索七索 東東東 ポン ツモ三索 ドラ九万

ダブ東ポンの亜樹。ドラを暗刻から1枚切っても十分の勝負手だったが、入り目は最も微妙な三索。しかも客野が露骨にピンズ気配のため、場にピンズが高い。

 

 

客野から手出し一筒。亜樹にピンズを外して組み替える時間もなく、そのまま客野が三筒ツモでリード。
これを前田が猛追。8,600、1,300・2,600とアガって客野をかわしトップ目に。
2人リードで迎えた南3局1本場。藤原がツモ南メンホン三暗刻ドラ。倍満ツモアガリで一気にトップに躍り出た。
藤原は2回戦もトップとなり、2連勝で突き抜ける。

 

 

ここまで僅差の亜樹、客野、前田だったが、3回戦は二度の満貫で客野の1人浮き。
4回戦オーラスも七対子をアガリ、前田をかわして客野も2連勝。
残るは1半荘。前田、亜樹にとってはかなり厳しい条件となった。

 

 

5回戦の勝負処はすぐ来た。藤原は発とドラの南が鳴けてカン三筒待ち。
鳴かせた前田が親リーチをぶつける。勿論、藤原も覚悟の上だ。前田にドラがないこの局に勝負をかけた。

 

 

しかし決着は1巡、藤原が四索を掴み、前田に9,600放銃。
ターゲットは藤原に。客野は同等の大物手を振り込まない限りは狙われない立場となる。

 

 

東2局、親番亜樹が一索二索四索七索待ちで先制リーチ。そこに前田が白ポンで押し返し、ドラの東で跳満ツモ。

何と前田が東2局で藤原を逆転。ここからは愛用の盾を置いて剣だけ握って斬りかかるような、互いに一歩も引けない激戦が続く。

前田リードのまま迎えた最終戦オーラス。藤原の条件は2,000・3,900ツモ、前田から5,200、客野から6,400。

 

 

ドラトイツの藤原が前田から直撃かツモアガリで逆転のリーチを打つ。結果は藤原1人テンパイで流局。

 

 

 

第11期麻雀グランプリMAX一次予選C卓が終了。
客野直 2/26(金)二次予選E卓進出
前田直哉 2/22(月)二次予選A卓進出
となった。