グランプリ レポート

グランプリMAXベスト16B卓レポート

【麻雀グランプリMAXベスト16B卓は加藤・佐々木が通過】

3月2日、第11期麻雀グランプリMAXベスト16B卓が行われた。対局者は現鳳凰位の佐々木寿人に勝ち上がりの加藤晋平、勝又健志、藤崎智を加えた4名。

 

 

このメンバーは奇しくも今年の鳳凰位決定戦のメンバーに沢崎と加藤が入れ替わっただけという組み合わせになっており、勝又・藤崎のリベンジという面でも注目の対局となった。
知名度や実績では劣る加藤であったが、1回戦東3局にいきなり事件は起きた。

 

 

「俺以外の話ばかりするんじゃない」と言わんばかりの役満・国士無双のツモで、1回戦ながら2つの椅子のうち1つに半分腰掛けた格好となった。加藤の勢いは収まらず、2回戦にタンピンツモリャンペーコーの3,000・6,000や…

 

 

3回戦ではホンイツピンフイーペーコードラの18,000など鬼神のような強さを見せる。

 

 

この18,000に飛び込んだのは勝又。勝又は2回戦でも藤崎に18,000を放銃しており、不調という言葉では表現できないほどのめぐり合わせで、3回戦終了時点で▲120以上の沈みとなってしまった。
実質藤崎と佐々木の一騎打ちとなった戦いは最終戦までもつれ、沈みさえしなければOKと思われた藤崎が大きな5,800をアガって安泰かと思えば…

 

 

佐々木もメンタンピンツモドラの2,000・4,000や…

 

 

メンホン七対子の直撃で、オーラス時点ではなんと0.3P差に!

 

 

 

最後は加藤がアガリきり、軍配はわずかにリードしていた佐々木に上がった。
1日を通してのトータルポイントは画像の通り。

 

 

加藤が大金星の1位通過を決め、佐々木も現鳳凰位の貫禄を見せつけた格好となった。次回ベスト8の組み合わせは以下の通り。

 

 

まだ2名しか決まってはいないが、佐々木は山田の待つA卓へ。加藤は、前年度地方チャンピオンシップからグランプリMAX優勝という偉業を成し遂げた本田の待つB卓へ。自身も今年北海道本部のタイトル「雪華王」を取ってここまで勝ち進んできただけに、乗り越えたい相手という思いは一際強いだろう。

A卓は3月8日、B卓は3月9日のそれぞれ16時から放送予定。ぜひご視聴ください!

(文・浜野太陽)