グランプリ レポート

第12期グランプリMAX一次予選C卓レポート

【一次予選C卓 紺野真太郎とHIRO柴田が勝ち上がり】

 

 

前原雄大
HIRO柴田
紺野真太郎
仲田加南

 

 

最初の山場は開局だった。

親番HIRO柴田がイーペーコードラのペン三万リーチ。

仲田が東五万をポンして、役ホンイツドラドラの一万四万待ち。

 

 

前原は9巡目から一通ドラのペン三索待ちだったが、三万を引かされる。

 

 

一呼吸して覚悟を決めてからツモ切り、H柴田7,700のアガリ。
2人に危険なドラそばの牌なので(実際仲田の入り目でもある)もちろん止める選択も考えたはずだが、前原は戦う道を選んだ。「親リーチなら子は真っ直ぐ来られない」「ドラ色ホンイツなら相手はオリる」と思われないため、主導権を渡さないための放銃なのかも知れない。

 

 

東4局。先ほどの闘志に応えるかのような前原の力強いアガリ。親番でタンヤオとドラがつく高めの六万をツモ。1回戦はH柴田がトップ。前原は浮きの2着となった。

2回戦東3局1本場。仲田が一通のペン三筒リーチ。5,200は5,500(+1,000)のアガリ。

 

 

南1局には親リーチの前原の現物中単騎で七対子ドラドラ6,400(+1,000)のアガリ。リーチとヤミテンを効果的に使い分け、2回戦は仲田がトップ。

平たいポイントのまま迎えた3回戦東3局2本場。H柴田が四万のチーテンを入れようとするが、晒し間違えで打牌を完了し、チョンボとなってしまう。

 

 

▲20.0Pのペナルティよりも心配なのは、きっと申し訳なさでいっぱいであろうH柴田のメンタルだが、素早く気持ちをを切り替えたのは流石。すぐに5,200は5,800(+2,000)のアガリでリカバリー。

超接戦のまま迎えた3回戦オーラスは前原がアガれば1人沈み回避の九万九筒シャンポンでリーチ。

 

 

アガリトップのテンパイを入れていた仲田から出て、2,600は3,500(+1,000)。これにより、3回戦のトップは紺野となった。

4回戦は南3局の時点で1人沈みだった仲田がリーチピンフツモ、高めの三色四万で決めて2,300・4,300。

 

 

オーラスはH柴田がカン四筒のイーペーコー、1,300のアガリで浮きの2着に。

 

 

 

最終戦東4局。親番の前原が1,300オールのツモアガリ。前原が3者のすぐ後ろにジリジリと迫って来る。

 

 

南1局。仲田がノミ手の二筒五筒リーチで勝負に出る。自身から三筒が4枚見えており、アガリ牌も程良く切られていて誰も使えなそうに見える。接戦で躊躇いなく切り込めるのが仲田の長所だが、今局は裏目に出てしまった。

 

 

仲田から出たドラの五万を紺野がポン。一万四万七万三万六万二万の6メンチャンで追いつき、16,000(+1,000)のアガリ。

 

 

ここまで勝負手がなかなか決まらなかった紺野だったが、耐えて忍んでついに渾身の一撃。鮮やかなチンイツドラ3の倍満で首位に躍り出た。

オーラス親番は前原

現状通過は紺野、H柴田

仲田は跳満ツモ
H柴田から2,900以上
(実質3,200以上)
紺野から24,000以上
前原から16,000以上という条件。

オーラス2本場。現状通過の紺野とH柴田がテンパイを入れ、H柴田のアガリで決着。

 

 

この結果により
紺野真太郎は二次予選E卓。HIRO柴田は二次予選A卓に進出となった。

(文:編集部)