第39期 A2リーグ 第6節B卓レポート
2022年09月29日
9月13日、第39期鳳凰戦A2リーグ第6節B卓が放送された。
対局者は石渡正志、白鳥翔、古橋崇志、井出康平。
後半へ向けて目標を昇級に定めたい白鳥、取り敢えずは残留争いの石渡・古橋。暫定最下位でなんとか踏ん張りたい井出という4者。
★1回戦
井出が東1局に700・1,300、東2局に1,300オール、さらに2,000オールと3局連続のアガリ。
井出がこのまま抜け出すかと思われたが、南1局2本場、親の石渡がトイトイのドラ単騎をツモり4,000オールで逆転。
トータルポイント的にもトップを明け渡したくない井出。南2局1本場の親番では高目11,600のリーチで決めにいくが…
一旦はリーチに迂回した石渡がドラを重ね、さらにドラを掴んだ井出からまさかの7,700。
井出としては心を折られるようなアガリとなった。1回戦トップは石渡。
★2回戦
平たい点数状況で迎えた南2局、白鳥が4巡目に国士無双2シャンテン。チャンスと思われたが、ダブを仕掛けた石渡がまたしてもドラ単騎のツモアガリ!
僅差のトップ目から一気に抜け出し連勝目前かと思われたが、オーラスには井出が渾身のリーチ。
ドラのを暗刻にした3メンチャンをツモり、沈みの3着→トップまで浮上するアガリとなった。
★3回戦
南1局、またも石渡と井出のめくり合い。井出が先制で高目三暗刻の3メンチャンリーチをかける。
対する石渡はトイトイドラドラ。井出が圧倒的に有利な待ちであったが、制したのはまたしても石渡。
苦しい井出であったが、南2局にはまたしても復活の大物手。リーチタンヤオピンフツモイーペーコードラの跳満で原点復帰すると
テンパイ料などの失点で逆に石渡が沈みという激しい展開に。トップは細かく加点を重ねた白鳥。
★4回戦
ここまで高打点の放銃とアガリを重ねながら、なんとかプラスを維持してきた井出。今期2回目のプラスを持ち帰りたいところだが…
東2局、役牌と役牌のシャンポン待ちテンパイから、白鳥へリーチ、一通の5,200。
南1局、ドラ対子で仕掛けるも古橋へリーチダブの6,400。
南3局には白鳥のドラ暗刻の仕掛けに飛び込み8,000。
強い存在感を発揮しながらも放銃が重み、大きな4着となった。白鳥は本日2回目のトップで、トータルプラスを維持。
対局終了時点の全体成績は画像の通り。
石渡が+28.5Pの卓内トップで、マイナスをほぼ返済する結果となった。
次回A2リーグの放送は9/20(火)。
対局者は瀬戸熊直樹、客野直、明石定家、猿川真寿。
解説は紺野真太郎が務めます。
次回もぜひお楽しみに!
(文:浜野太陽)
カテゴリ:プロリーグ(鳳凰戦)レポート