第39期 A1リーグ 第9節B卓レポート
2022年10月05日
【第39期鳳凰戦 A1リーグ第9節B卓 前田が+66.9Pで2位浮上】
本日の対局者
前田直哉
黒沢咲
近藤久春
藤島健二郎
1・2回戦を連勝した前田は3回戦も絶好調。東1局にヤミテンでロン。タンヤオピンフ三色ドラドラ、12,000をアガると
オーラスの親番ではタンヤオドラ3のヤミテンを入れていたが、ドラのが4枚になり暗カンすると出アガリ跳満のリーチに踏み切る。
「ハイテイが自分なのもわかっていた」
リーチ、タンヤオ、ツモ、ハイテイ、ドラ4の8,000オールで3連勝を決める。
4回戦は3着を引いたものの、+66.9Pを叩いてトータル2位まで浮上した。
黒沢は2回戦南場の親番でを暗カン。リンシャン牌でリャンカンが埋まって待ちリーチ。4,000オールのツモアガリで浮きの2着を取る。
4回戦はオーラスに456三色のカンツモで1人浮きトップ。
4回戦の大トップでプラスに回り、7位に浮上。降級圏から距離を取る事に成功。
2回戦東1局2本場。前田がのピンフのヤミテン。
藤島も待ちで追いつく。
近藤はメンツ手と七対子の両天秤の手牌。直前まで1,500放銃だったが最悪のタイミングで余る事に。
ダブロンのは藤島のアガリ優先。8,000は8,600で2ラスを引いてしまう。
後半2回は2着取ったものの▲27.5P。なかなか降級圏から抜け出せず苦戦している。
藤島は仕掛けの多い打ち手。鳴きには手数を増やす目的もあるが、相手の手を止める狙いもある。
3回戦東4局1本場、藤島は3フーロしてホンイツのみのテンパイ。
ポン チー ポン
この仕掛けを受けた前田は、タンヤオ七対子ドラドラのテンパイを入れていたが、アガリが期待出来ないソウズ待ちにしか取れない事に加え、藤島がチンイツだった場合は見合わないと考えてオリを選択。
好調前田の手を曲げさせ、親番を蹴り、藤島はアガるより高いテンパイ料を手に入れた。
しかしこの局以外は仕掛けが悉く裏目に出てしまい、▲63.3P。10位まで順位を落とした。
次回A1リーグ第9節C卓は
2022/09/28(水) 16:00
古川孝次
杉浦勘介
一井慎也
HIRO柴田
解説 藤崎智
実況 古橋崇志
(文・吾妻さおり)
カテゴリ:プロリーグ(鳳凰戦)レポート