プロリーグ(鳳凰戦)レポート

第39期 A2リーグ 第8節C卓レポート

古橋崇志、降級圏脱出!

11月15日(火)、第39期鳳凰戦A2リーグ第8節C卓が放送された。対局者は瀬戸熊直樹、高橋良介、古橋崇志、三浦智博。

 

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残留ボーダーが上がってきており、高橋・三浦・古橋は今回が一つの勝負どころとも言える節。上位の瀬戸熊はここ2節で連続微マイナス。猿川・和久津の躍進により昇級圏の座を明け渡しており、プラスを積み重ねたいところ。

 

★1回戦

初戦から大物手が飛び交う展開に。東2局、親の瀬戸熊が好配牌をまとめ、メンタンピンドラ1の4,000オール。

 

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大きく抜け出すも、東4局ではドラ対子の三浦がメンゼンで仕上げ瀬戸熊から6,400の直撃。

 

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南1局2本場には瀬戸熊が4巡目に1枚切れの中単騎リーチ。しかしここは高橋が苦しい手格好から、役牌を二つ暗刻にして追いかけリーチ!9,600の直撃に。

 

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1回戦トップは高橋。瀬戸熊は乱打戦の末3着に沈む結果となった。

高橋 +10.5
三浦 +5.7
瀬戸熊 ▲4.9
古橋 ▲11.3

 

★2回戦

東3局、初戦4着の古橋が七万五万三万四万と急所を次々と引き入れメンホンイッツー確定のヤミテン!高橋から高目で12,000のアガリに。

 

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さらに南1局、中を仕掛けて役役ホンイツの2,000・4,000。

 

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オーラスは古橋の一人浮きで迎えるも、三浦がリーチツモタンヤオでなんとか浮きの2着へ回った。

 

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古橋 +29.8
三浦 +6.8
瀬戸熊 ▲12.9
高橋 ▲23.7

 

★3回戦

東1局、三浦がタンヤオチートイツドラドラのテンパイ。高橋のリーチに対してノーチャンスの二索を選んだ瀬戸熊から捉え、12,000。

 

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ぐっとくる放銃となった瀬戸熊だが、東2局にはリーチピンフツモイーペーコードラドラ3,000・6,000。

 

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大きく回復し、沈みではあるが2着を確保。
トップは、親番でトイトイ三暗刻ドラドラの6,000オールを決めた古橋。

 

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暫定的に降級圏を抜け出す嬉しいアガリで連勝を決めた。

古橋 +27.3
瀬戸熊 ▲2.2
三浦 ▲4.9
高橋 ▲20.2

 

★4回戦

ここまで3半荘共沈みの瀬戸熊に親番で大物手。タンヤオドラドラのヤミテン7,700は、古橋からのアガリに。

 

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南2局2本場には、2着目・古橋の親番をピンフドラドラのヤミテンで慎重に流し、一人浮きでオーラスを迎えると…
瀬戸熊に發・三暗刻・ドラ3、親の三浦がリーチのみの三万六万待ち対決!同じ待ちのめくり合いは瀬戸熊に軍配。

 

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3,000・6,000のツモアガリで大きく素点を伸ばし、+43.5の特大トップを決めた。

瀬戸熊 +43.5
古橋 ▲4.6
高橋 ▲10.5
三浦 ▲28.4

1日終了時点のトータルポイントは以下の通り。

順位 名前 合計 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 11節
1 瀬戸熊 直樹 146.4 14.3 52.9 0.2 15.2 57.9 ▲ 10.0 ▲ 7.6 23.5
2 猿川 真寿 142.1 10.1 2.2 25.2 22.1 ▲ 1.4 59.4 24.5
3 和久津 晶 124.3 16.8 ▲ 17.3 53.8 13.3 ▲ 4.4 1.5 26.5 34.1
4 内川 幸太郎 77.4 ▲ 8.0 44.7 36.8 23.4 29.4 ▲ 42.8 ▲ 41.2 35.1
5 ダンプ大橋 49.8 56.2 ▲ 45.8 42.4 30.5 ▲ 24.8 28.7 ▲ 21.2 ▲ 16.2
6 白鳥 翔 39.0 ▲ 8.6 8.3 28.6 ▲ 20.4 ▲ 2.7 3.9 29.9
7 柴田 吉和 21.5 27.5 25.5 ▲ 23.4 ▲ 48.5 ▲ 31.0 48.4 13.1 9.9
8 紺野 真太郎 ▲ 11.6 ▲ 37.3 ▲ 38.6 7.6 11.6 22.4 42.0 ▲ 19.3
9 山田 浩之 ▲ 14.4 ▲ 62.6 60.9 29.7 ▲ 9.4 ▲ 24.2 1.5 ▲ 10.3
10 高橋 良介 ▲ 40.2 50.3 8.5 ▲ 9.4 ▲ 21.6 10.2 ▲ 51.4 17.1 ▲ 43.9
11 古橋 崇志 ▲ 44.8 ▲ 10.3 ▲ 19.4 ▲ 87.3 ▲ 28.9 60.6 ▲ 9.2 8.5 41.2
12 石渡 正志 ▲ 59.3 ▲ 36.3 47.4 13.4 2.3 ▲ 56.7 28.5 ▲ 20.4 ▲ 37.5
13 井出 康平 ▲ 65.4 ▲ 15.4 ▲ 59.0 ▲ 110.4 43.4 ▲ 4.5 ▲ 23.2 59.1 44.6
14 三浦 智博 ▲ 74.0 1.2 28.3 28.0 ▲ 24.5 ▲ 15.8 ▲ 27.9 ▲ 42.5 ▲ 20.8
15 明石 定家 ▲ 165.0 27.7 ▲ 35.4 ▲ 56.0 ▲ 25.1 ▲ 26.8 ▲ 28.0 ▲ 13.9 ▲ 7.5
16 客野 直 ▲ 173.8 ▲ 25.6 ▲ 64.2 20.8 ▲ 25.4 7.8 ▲ 21.4 ▲ 3.3 ▲ 62.5

 

瀬戸熊が首位奪還。古橋が+41.2Pの卓内トップで降級圏を抜け出す結果となった。
次回A2リーグの放送は11月22日(火)。対局者は紺野真太郎、白鳥翔、山田浩之、猿川真寿。解説は一井慎也。次回も是非お楽しみに!

(文・浜野太陽)