第39期 A2リーグ 第9節D卓レポート
2022年12月27日
明石が残留へ望みを繋ぐ!
12月6日(火)、第39期鳳凰戦A2リーグ第9節D卓が放送された。対局者は紺野真太郎、高橋良介、明石定家、井出康平。
残留ラインの高橋・井出の争いに暫定最下位の明石が割って入れるか。紺野は少し余裕のあるポジションではあるが、大きな失点は避けていきたいところだ。
★1回戦
東1局、親番の明石にチートイツドラドラの単騎。いきなり迎えたチャンスは、高橋のメンタンピンに引き勝っての4,000オールで決着。
このリードを保ったまま迎えたオーラスは、4着目の高橋がピンフドラ1のヤミテン。トータルポイント僅差の井出を沈め、自身は3着へ浮上する値千金のアガリとなった。
明石 +25.4
井出 ▲2.3
高橋 ▲8.8
紺野 ▲14.3
★2回戦
東1局、親の紺野が3巡目リーチをかけるも、井出が現物待ちのピンフイーペーコードラ3で追いつき、3,000・6,000のツモアガリ。
初戦トップながらまだまだビハインドの明石。南2局の親番では高目イッツーのテンパイを入れる。2人の仕掛けが入る中ではあったが我慢強くヤミテンに構え、高目で2,600オール。
この後もドラをツモっての2,000オールをアガり、井出に続いて2着につけた。
井出 +21.4
明石 +14.0
紺野 +2.8
高橋 ▲38.2
★3回戦
ここまで2着→トップと好調の明石がまたしても感触あるアガリ。南1局、2副露したホンイツの5,200を紺野から。
リードして迎えた南3局1本場、またしても意表を突くアガリ!
ピンフドラドラのヤミテン・5,800を紺野から。これがトップへの決め手となるアガリとなった。
明石 +18.5
高橋 +5.1
井出 ▲4.1
紺野 ▲19.5
★4回戦
1〜2飜のアガリが続き、平たい点数状況のまま南3局へ。均衡を崩すアガリを決めたのは紺野。
三色ドラドラ確定のリャンメンテンパイは、明石からのアガリ。明石としては浮き→沈みとなる痛恨の放銃となった。
オーラスは親番の井出が2,000のアガリで連荘。浮きを目指すが、1本場で再び紺野の大物手。
3副露のダブ南トイトイは2着目・高橋からの出アガリとなり、一人浮きのトップを決めた。
紺野 +27.5
高橋 ▲5.2
明石 ▲8.3
井出 ▲14.0
4回戦終了時点のトータルポイントは画像の通り。
明石が+49.6Pの卓内トップで、残留に望みを繋ぐ結果となった。
(文・浜野太陽)
カテゴリ:プロリーグ(鳳凰戦)レポート