第39期鳳凰位決定戦二日目レポート
2023年02月15日
【道中は差が詰まるも8回戦トップを取ったH柴田が首位キープ】
第39期鳳凰位決定戦
初日終了時
HIRO柴田 +74.2P
前田直哉 +23.0P
佐々木寿人 ▲34.6P
吉田直 ▲62.6P
【5回戦】
初日に3連勝と2着1回とスタートダッシュをほぼ完璧に決めたH柴田。今決定戦初めての失着となったのが5回戦南1局。
佐々木の親リーチを受けて手詰まり、トイツのを切ると、ホウテイがついて7,700と手痛い放銃。
南場の親番で吉田はドラトイツの手牌でをツモ切り。H柴田が12,000のアガリで原点を超えるも
南2局は前田に5,200の放銃。
5回戦はトップに佐々木。
浮きの2着に前田。
吉田、H柴田の並びで終了。
【6回戦】
浮上のきっかけが欲しいH柴田にチャンス手。ダブとのシャンポン待ちリーチを打つ。
しかし吉田が追っかけリーチを打ち、高めのをツモって跳満のアガリ。
次局も吉田が先制リーチ。親番のH柴田も追いつくが
テンパイ打牌のが高め三色のロン牌に。
H柴田に厳しすぎる試練の時間が訪れた。
6回戦はトップに吉田。
浮きの2着に前田。
佐々木、H柴田の並びで終了。
【7回戦】
東3局に全員テンパイの山場が来た。
まずは前田がタンヤオピンフ高め三色の待ち。
親番H柴田は待ちのの345確定三色。
佐々木がドラ雀頭のカン待ち。この手はまだ変化もある。
そして吉田がタンヤオの待ち。
雀頭のが暗刻になったH柴田が選んだのは。
吉田が価値ある2,000のアガリ。
南1局。僅差ながらもトータル首位に立った前田の親番。
牌が縦に重なった事もあったか、打とし、ポンでタンヤオトイトイに向かう。今決定戦で前田が初めて攻撃にシフトチェンジした瞬間だ。
一方、カンチャンが埋まった吉田がドラ切りで待ちリーチ。
前田もここは引かずを打ち抜き、吉田が5,200のアガリ。
吉田が1人浮きのトップ。
H柴田、佐々木、前田の並びで7回戦が終了。
【8回戦】
本日最終の8回戦は打撃戦となった。
序盤はH柴田がリードするが、東2局3本場に佐々木が七対子ドラドラのテンパイ。2枚切れの単騎でヤミテンに構え、H柴田から直撃を決める。
南1局は吉田が5本場まで積み前田のドラ暗刻先制リーチに追っかけリーチで対抗するが、ここは前田に軍配。
その吉田もラス前に満貫ツモと、一歩も譲らない戦いとなるが
オーラスはH柴田がメンゼンホンイツのアガリ。
8回戦トップはH柴田。
浮きの2着に前田。
吉田、佐々木の並び。
決定戦2日目の全対局が終了した。
佐々木「あと一牌が届かなかった。途中までは良かったんですけど、結局柴田さんもあんまり沈められずに残念だったなと。プラスの選手をどれだけ削って自分が浮上出来るかなので、3日目も精一杯頑張ります。」
吉田「5回戦(H柴田に放銃した)がちょっともったいなかったですね。自分の手ばっかり見ていて。3日目までに±0に戻せたらと思っていたんですけど、出来なくても最後には鳳凰位取れるように頑張りたいです。」
前田「どこかでチャンスあるかなと思いながら、結構苦しかったんですけど、何がパッとしなかったですね。内容が良かったからわからないですけど、少し浮けたので、柴田君に追いつけ追い越せで頑張りたいと思います。」
H柴田「入り方としてドラ2枚を河に置いてオリちゃったり、ちょっと腰が引けちゃっていた。追い込まれると弱いので開き直って(リードしている)ポイントを使ってチャンスがある所をどんどん攻めて行きたいです。」
第39期鳳凰位決定戦3日目は
2023/1/28(土) 14:00
解説 森山茂和・藤崎智
実況 古橋崇志
(文・吾妻さおり)
カテゴリ:プロリーグ(鳳凰戦)レポート