プロリーグ(鳳凰戦)レポート

第40期 A2リーグ 第2節B卓レポート

5月9日(火)、第40期鳳凰戦A2リーグ第2節B卓が放送された。
対局者は柴田吉和、伊藤優孝、刀川昌浩、井出康平。

 

 

まだ1節終わったばかりとはいえ、12〜14位の直対となったこのB卓。ずるずるとマイナスしていくのは避け、昇級を目指して戦えるポジションへと上がっていきたいところだ。

 

★1回戦

東1局に1,300をアガッた柴田が、東2局には1,000点の3メンチャンからドラ単騎に。終盤にツモって1,300・2,600の幸先良いアガリ。

 

 

さらに東3局にもリーチ・三色の5,200を井出からアガり、好調を感じさせる出だし。
南場では伊藤がツモ三色ドラの3,900オール、刀川がドラ雀頭で仕掛けての5,800とそれぞれ親番で加点し、井出の1人沈みという結果となった。

柴田 +19.4P
伊藤 +11.2P
刀川 +2.7P
井出 ▲33.3P

 

★2回戦

東2局1本場、井出が役役ホンイツで仕掛け、ドラ単騎で手がぶつかった柴田から8,000。
初戦の嫌な雰囲気を払拭すると、東3局親番にはチンイツで仕掛けて高目ドラ3の24,000テンパイ!しかしここはタンピン高目イーペーコーを冷静にヤミテンとしていた伊藤が3,900のアガリで連荘を阻止。

 

 

2回戦はこのまま井出のリードで進行し、オーラスには刀川が仕掛けての500・1,000で浮きに回った。

井出 +14.6P
刀川 +5.5P
柴田 ▲5.4P
伊藤 ▲14.7P

 

★3回戦

伊藤・柴田が親番でそれぞれ約1万点を加点し、迎えた東3局3本場。井出がドラ雀頭・役なしのカン六索をヤミテンの選択。ドラを暗刻にすると、3メンチャンのノベタンリーチ!オリジナルな手順で手応えある2,000・4,000。

 

 

さらに南1局1本場、親を迎えた井出がピンフドラドラ・高目イーペーコーのリーチ。現物待ちのテンパイを入れた伊藤から12,000のアガリに。

 

 

井出はさらに2,600オールで6万点まで得点を伸ばすも、南2局では伊藤の逆襲。親番でペン七万チーの食い伸ばしから発進すると、役役ホンイツの六万”>–<img decoding=待ちで井出から12,000の直撃。

 

 

僅差まで迫られた井出であったが、辛くもトップは確保した。

井出 +17.4P
伊藤 +12.3P
柴田 +1.4P
刀川 ▲31.1P

 

★4回戦

東4局、伊藤がダブ東を仕掛ける中、ドラトイツの井出がリーチをツモっての2,000・4,000。親被りとなった伊藤も南2局、リャンメンチーから発進しドラ暗刻の2,000・3,900!

 

 

3回戦に続いて井出・伊藤がリードするも、南3局1本場には親の刀川に強烈なヤミテン!

 

 

絶好の待ちでのピンフ・イーペーコー・ドラドラを伊藤から直撃し、渾身のトップを獲得。3回戦での大きなマイナスを取り戻し、ほぼ±0での節消化に成功した。

刀川 +18.0P
井出 +9.6P
伊藤 ▲8.6P
柴田 ▲19.0P

本日終了時点のトータルポイントは画像の通り。

 

 

 

1人沈みから始まった井出が2連勝で+8.3Pの卓内トップ。結果的には平たいスコアとなった。

次回A2リーグの放送は5/16(火)。

対局者は瀬戸熊直樹、三浦智博、古橋崇志、前原雄大。
解説は近藤久春が務めます。

次回も是非お楽しみに!

(文:浜野太陽)