プロリーグ(鳳凰戦)レポート

第40期 A1リーグ 第3節C卓レポート

【第40期鳳凰戦 A1リーグ第3節C卓 勝又健志が+45.7Pの1人浮きで首位独走】

本日の対局者は
1位 勝又健志
2位 佐々木寿人
6位 和久津晶
12位 ダンプ大橋

 

 

解説 森山茂和
実況 日吉辰哉

 

【1回戦】

ダンプ「1回戦目の入りが悪かったのが全てだと思います。勝又さんの三索六索の時、意地になって放銃してますけど、シャンポンに受け変えて粘れて親を流せたら違う展開かも知れないし。」

 

 

ダンプから2,000をアガって親番を繋いだ勝又は一索が2枚切れのためヤミテン。

 

 

和久津からダブ東が出て7,700は8,000。1回戦トップを取る。

 

【2回戦】

勝又の構想と場況がピタリとはまったのは和久津の仕掛けに対応した東1局2本場。ハイテイで北をツモって1,600・3,200をアガった局。

 

 

勝又「今日一の会心のアガリですね。七対子で字牌に狙いを定めていけば、テンパイした和久津さんからロンアガリ出来るかなと。ハイテイツモはラッキーです。」

2連勝を決めた勝又のトータルは早くも250を超えた。

 

【3回戦】

東3局に3者の手がぶつかる。

ダンプが一万四万リーチ。
勝又がメンゼンホンイツ二万五万待ち。
和久津(親)が七対子ドラ2四万単騎。

 

 

2人の勝負手に押し返されるも、ダンプが一万ツモで1,300・2,600。

さらに親番では場況も良さそうなペン七万待ちで確定三色テンパイを入れるが

 

 

ここは仕掛けた和久津が佐々木から八索ロンで満貫のアガリ。

南1局。佐々木はドラの西単騎のヤミテンを入れていたが、3メンチャンに受けかえてのリーチを選択。

 

 

しかし和久津がちょうどドラを合わせ打て、一通のテンパイ。佐々木から三筒ロンで2,600(+1,000)のアガリとなった。

佐々木は2連続ラスを引かされてしまったが「一筒四筒七筒も良い待ちだと思っていたので、結果はしょうがない。」と割り切っていた。

 

【4回戦】

その佐々木が七対子ドラ2、中単騎。一度はヤミテンにしたものの、すぐにツモ切りリーチを打つ。

和久津「カン二万の局は勝負し切れなかったですね。(佐々木が)本気のリーチっぽかったので回っちゃいました。」

 

 

カン二万待ちは和久津から見て1枚しかなかったのもあり、一万切りでテンパイ取らずとする。

しかし次巡のツモは一万。そして佐々木が六万をツモ切り。

このアガリを逃してしまった形だ。

一万一万一万 三万三万三万四万五万 八万八万  チー六万 左向き七万 上向き八万 上向き  ロン六万

 

 

流局でチンイツ放銃を免れた佐々木は、親番で愚形リーチを打ってツモアガリ。
4回戦トップを取りマイナスを1桁に抑えた。

 

 

勝又「見返してみると直すべき所も見つかりますが、満足出来る局が増えて来たなと。ここまでは手牌に恵まれましたが、1年の中苦しい節にいかにしっかり打てるかが大切ですし、それが出来なければ決定戦に残っても到底優勝は出来ないのでもっと精度を上げて頑張りたい。」

佐々木「佐々木「▲7.7Pで済んだのは上出来かなと。とりあえず(トータルを)100台に乗っけて、またその上に行けるようにという思いでやりたいと思います。」

ダンプ「2回戦からは基本にかえって我慢しながら行ける所は行きました。1回戦から見れば今日は価値のある結果だと思います。ちょっとずつマイナスを減らして、半分終わる位に0に出来たらいいなと思います。」

和久津「ダメな放銃が何個かありました。本当はヤミテンでアガリたい高い手をリーチしてみたり、鳴くほど牌が出やすい相手なので積極的に仕掛けたり。アガれるように工夫しようと、何とかおさまったらなと思ったけど失敗しました。今日はイマイチでしたが、また1節空くので休憩してやり直します。」

 

 

次回A1リーグ第4節A卓は
2023/05/31(水) 16:00

勝又健志
一井慎也
杉浦勘介
ダンプ大橋

解説 前田直哉
実況 古橋崇志

(文・吾妻さおり)