プロリーグ(鳳凰戦)レポート

第40期 A2リーグ 第4節A卓レポート

黒沢が3回のトップで5ランクアップ!第40期鳳凰戦A2リーグ第4節A卓レポート

6月27日、第40期鳳凰戦A2リーグ第4節A卓が放送された。
対局者は黒沢咲、伊藤優孝、古橋崇志、内川幸太郎。

 

 

順調にプラスを重ねる古橋に、微マイナスの3名。マイナスしている3者としては、後半戦に向け降級圏からは遠ざかっておきたいところだ。

 

★ 1回戦

東1局、黒沢が3巡目にジュンチャン・ドラ3のテンパイ。ヤミテンでも跳満だが、なんとリーチの選択!

 

 

流局とはなったが、放送時は内川・古橋の驚いた表情がカメラに抜かれ、強烈なインパクトを残したことが伺えた。
いきなりの大物手が空振りとはなった黒沢だが、親番でリーチタンヤオピンフの5,800、タンヤオピンフの2,900と連続でアガリを決め1人浮きのトップを獲得。

黒沢 +20.2P
伊藤 ▲3.1P
内川 ▲5.8P
古橋 ▲11.3P

 

★2回戦

伊藤に連続で試練が訪れる。東4局、メンホンのシャンポン待ちを入れていたが、ドラの四筒が打たれチーの選択。六筒を打ち出して絶好の3メンチャンに変化するも…

 

 

ヤミテンで待ち構えていたのは古橋。東・北・ドラの6,400の放銃に。
さらに南1局、伊藤が親番維持のため形式テンパイを入れるも、ここもヤミテンの内川へタンヤオピンフドラドラの7,700。

 

 

この半荘は南2局1本場に黒沢が4,000オールで抜け出すも、2本場で内川がツモタンヤオドラドラの2,000・3,900で再逆転しトップを獲得した。

内川 +25.2P
黒沢 +9.9P
古橋 ▲10.2P
伊藤 ▲24.9P

 

★3回戦

伊藤のタンヤオドラ3、黒沢のホンイツドラドラとフーロした勝負手が連続で流局。重い展開が続く中、南2局にはメンゼンで仕上げた黒沢がチャンタ三色のツモ。

 

 

これが決定打となり2回目のトップを獲得。オーラスは内川が浮きを目指してホンイツの3フーロを入れるも、古橋がチャンタ・イーペーコーの6,400で浮きの2着に回るアガリを決めた。

黒沢 +15.2P
古橋 +4.8P
伊藤 +1.9P
内川 ▲21.9P

 

★4回戦

東4局、内川がホンイツの2フーロ。ここまで苦しい伊藤が親リーチまで辿り着くも、宣言牌が捕まり7,700。

 

 

南3局、黒沢がイーペーコー確定の親リーチをかけると、伊藤もドラを勝負して高目一通のリーチ。めくり合いは黒沢の3,900オールツモで決着。

 

 

オーラス、1人沈みとなった親の伊藤が連続で高目4,000オールのリーチをかけるも…ツモることはできず流局。あと1牌が遠い1日となった。

黒沢 +18.8P
古橋 +4.3P
内川 +1.1P
伊藤 ▲24.2P

4戦終了時のトータルポイントは画像の通り。

 

 

 

黒沢が3回のトップで12位から7位まで浮上する64.1Pのプラスに。

次回A2リーグの放送は7月4日。
対局者は柴田吉和、高橋良介、白鳥翔、前原雄大。
解説は吉田直。次回も是非お楽しみに!

 

(文・浜野太陽)