プロリーグ(鳳凰戦)レポート

第40期 A2リーグ 第7節A卓レポート

白鳥翔、A1昇級へ王手をかける会心の卓内トップ!

9月19日(火)、第40期鳳凰戦A2リーグ第7節A卓が放送された。

対局者は瀬戸熊直樹、白鳥翔、柴田吉和、伊藤優孝。

 

 

首位の白鳥以外は現在残留ボーダー付近の僅差であり、この直対を制することができれば残留に大きく近づく重要な節だ。

1回戦は白鳥がヤミテンの8,000、連続の2,600オールなど、好調な今期の中でも随一の充実ぶりを感じさせるアガリの連続で大きなトップ。

 

 

伊藤・瀬戸熊も高打点のアガリを決める中、前節に今期初のプラスを持ち帰った柴田がいきなり箱下4着という波乱の幕開けに。

柴田は2回戦僅差の争いを制してトップを獲得するも、3回戦では親の白鳥のドラポンを受けて難しい押し引きを要求されるタンヤオテンパイ。ここは放銃となり、2回目の1人沈みに。

 

 

そして事件が起きたのは4回戦東1局。

親の瀬戸熊が六筒をチーして高目5,800のテンパイを入れるも、流れた“九筒”を引き入れた白鳥が昇級を大きく手元に引き寄せる国士無双成就!

 

 

東1局から32,000放銃となり一気に残留ボーダー付近まで突き落とされた瀬戸熊であったが、南1局親番で3,900オール、11,600と連続のアガリで失点を回復。さらにオーラス3巡目リーチをツモり、渾身の浮き2着へ。この半荘も4着に沈んだ柴田はトータル最下位まで落ちる痛恨のマイナスとなった。

節終了時点のポイントは画像の通り。

 

 

 

ボーダー付近の直対を制したのは瀬戸熊。まだ安心できる位置ではないものの、国士放銃がありながら+22.7Pは大満足の結果といえる。

卓内トップの白鳥は2位まで160P差以上つけたダントツの首位へ。念願のA1昇級に王手をかける会心の節となった。

(文・浜野太陽)