プロリーグ(鳳凰戦)レポート

第40期 A2リーグ 第9節C卓レポート

第9節C卓に出場した選手は

 

 

白鳥翔・三浦智博・近藤久春・刀川昌浩の4名。

 

 

それぞれの立ち位置には違いがあり、現在首位を独走する白鳥は万が一にも昇級を逃さぬように三浦を抑え込んで昇級のボーダーを上げないことは狙いの1つ。
4位の三浦にとって大切なことは、自分のポイントをどこまで伸ばせるかで、手が届かない場所にいる白鳥は逃がしてもいい存在。
その白鳥から厳しい対応を受けてしまうのは組み合わせ的に辛いところです。
上も下も大きく離れた近藤は、比較的気楽な立場でここは一発勝負に出たい節。
現在降級ゾーンに位置する刀川は、残留に必要なポイントはそこまで大きくないので焦らずに失点を返していきたい、といった状況で始まりました。

 

 

1回戦は沈みかけた白鳥が近藤からリーチドラ3のアガリで原点超え。
打ち込んだ近藤は1人沈みのラスとなり出足を挫かれる形に。

 

 

ここで沈めば次から下を気にする必要が出てきてしまう2回戦の近藤は、攻撃に比重を置いた選択でリーチタンヤオ三色ドラのアガリ。
トップを奪って昇級への望みをつなぐと

 

 

3回戦でも終盤にダブ南ホンイツドラのアガリから

 

 

オーラスにタンヤオドラ3を決めて2連勝。

これで近藤の昇級への条件は、残り9半荘で普通のサイズのトップ6,7回分といったところ

 

 

4回戦オーラス、白鳥の仕掛けに捕まってしまった近藤はスコアを伸ばし切れず追撃はここまで。
この南中ホンイツをアガった白鳥が今期9節連続のプラスを決め、A1昇級をほぼ手中に収めました。

 

 

<第9節C卓結果>
白鳥+13.5P 近藤+2.7P 刀川+2.3P 三浦▲20.5P

(文:越野智紀)