プロリーグ(鳳凰戦)レポート

第40期 A1リーグ 最終節A卓レポート

【第40期 鳳凰戦A1リーグ 最終節A卓 一井慎也・藤崎智のA1残留が確定】

最終節A卓対局者

10位 ダンプ大橋 ▲70.7P
11位 一井慎也 ▲101.1P
12位 藤崎智 ▲123.4P
13位 吉田直 ▲178.7P

今日トータルで11位以上で終わればA1リーグ残留が確定する。生き残りをかけた長い戦いが幕を開けた。

 

 

1回戦東4局。もう一戦も落とせない吉田が2,000・4,000のアガリ。

 

 

満貫1つではまだ足りない吉田が次局もホンイツテンパイを入れるが、ドラ暗刻のダンプに7,700の放銃となり

 

 

南2局の親では一井からのダブルリーチが入り、3,100・6,100(+1,000)の親被り。
吉田の残留への道はより険しいものとなってしまった。

 

 

2回戦東3局。藤崎は途中まで二索五索リーチ想定で手牌を組んでいたが、ピンズが伸びてホンイツに切りかえて跳満のツモアガリ。

東4局には高めの八索で満貫ツモと、瞬く間に差を詰めて行く。

 

 

南3局にはダンプ(親)が3,200オールは3,700オール(+1,000)で失点を回復。

 

 

オーラスもダンプが先制リーチを打つが、一井がタンヤオピンフ三色となった瞬間に高めの五索を掴み、8,000(+1,000)の放銃となった。

 

 

3回戦。ダンプは七対子テンパイ取らず→ホンイツホンロウトイトイ。中は2枚切れだが、出アガリ跳満、ツモれば倍満の勝負手に仕上げた。

これに藤崎が高め456のリーチで応戦。四索をツモって満貫のアガリとなった。

 

 

最終戦。ダンプは2度の1,300・2,600ツモで藤崎を逆転するが

 

 

南3局に藤崎がツモ中三暗刻ドラ3の跳満で再逆転。

 

 

オーラスは残り1巡でダンプが1,300・2,600条件を満たすリーチを打つも、1人テンパイで流局。

 

 

以上で最終節A卓の対局が終了。
一井慎也
藤崎智
2人のA1残留が確定となった。

 

 

吉田「今シーズンキツかったんですけど。今日は初戦ダメだとああなってしまいますね。麻雀人生まだ道半ばですので。A2のメンツも面白いですし、強くなって帰って来られたらいいなと思います。」

ダンプ「みんなツモるなと。僕の放銃以外ほとんど全部ツモアガリですよね。ここどうこうではなく、前節とか色々なものがダメでした。最初で躓くと厳しいですね、内容も良くなかったですし自業自得です。」

藤崎「今日はずっと配牌が良かったですね。最後(4回戦南3局)も突然手が入って、去年のトイトイ三暗刻ドラ2と同じような手牌で残留出来ました。来期以降も自分の出来る事を精一杯やります。良い成績で終えられるように頑張ります。」

一井「常に最悪を想定して打っているので、気持ちが楽になる瞬間はなかったです。3回戦まではやるべき事やらないと荒れてしまうので、リスクもちゃんと負って戦う事を意識しました。2年連続残留争いなので、来年こそは(良い所を)見せて行けたらと思います。」

 

 

 

A1リーグ最終節B卓は
2023/11/29(水) 16:00

古川孝次
沢崎誠
和久津晶
前田直哉

解説 森山茂和
実況 日吉辰哉

(文・吾妻さおり)