プロリーグ(鳳凰戦)レポート

第40期 A2リーグ 最終節B卓レポート

黒沢・前原が残留を確定させる!

12月19日(火)、第40期鳳凰戦A2リーグ最終節B卓が放送された。
対局者は黒沢咲、前原雄大、猿川真寿、刀川昌浩。

 

 

開始時点のトータルポイントは画像の通り。9位以下の別卓は既に前日終了。そのポイントを踏まえた上での残留を懸けた戦いとなった。

 

 

「調子がよければ昇級を目指そうと思っていた」と後に語る黒沢。その思惑通りの攻撃的な麻雀で南2局1本場にメンホンの8,000を前原からアガリ、1回戦トップを獲得。
黒沢は2回戦にもタンヤオドラ2確定のリーチをかけ、猿川から8,000をアガリきるなどポイントを叩きにいくも、走る黒沢をとらえたのは刀川。タンヤオ七対子ドラ2の8,000を直撃し、残留への望みを繋げるトップ。

 

 

前原もオーラスに浮きに回るアガリを決め、残留に向けかなり有利な位置に。
3回戦、ここで浮きをキープできれば安泰という前原が東2局仕掛けて3,900のアガリ。さらに続く東3局親番でリーチ白ドラ1の7,700!

 

 

1人浮きのトップでターゲットから外れることに成功。刀川には46.0P、猿川には84.2P以上のトップ条件が課せられた。
終わらせたい前原・黒沢、大トップ必須の刀川・猿川という最終戦。

東3局1本場に3軒テンパイを制して1,300・2,600をツモった刀川が、東4局親番でもリーチタンヤオドラの7,700をアガリ、目標ポイントまで22.5Pと現実的な数字に。
次局、ドラ暗刻のテンパイを果たし渾身のリーチを宣言するも、立ちはだかったのは黒沢。

 

 

盤石の3メンチャンでアガリきると、南1局にも猿川にツモれば16,000オールの四暗刻テンパイが入る中、仕掛けてのアガリ。2人ともに千載一遇のチャンスが訪れるも、いずれも黒沢が打ち砕き結果的には平たいスコアにて4回戦が決着した。

当日終了時点の成績は以下の通り。

 

 

 

前日の結果と合わせ、刀川・伊藤・猿川・石川は未確定ではあるがB1リーグへ降級濃厚。
黒沢・井出・前原・柴田が残留を確定させる結果となった。

(文・浜野太陽)