プロリーグ(鳳凰戦)レポート

第40期 A2リーグ 最終節D卓レポート

昇降級者が確定!第40期A2リーグ最終節D卓レポート

12月26日(火)、第40期鳳凰戦A2リーグ最終節D卓が放送された。
対局者は白鳥翔、古橋崇志、瀬戸熊直樹、近藤久春。

 

 

開始時点のトータルは以下の通り。

 

 

既に最終節を打ち終えている内川と、大きく抜けた首位の白鳥はほぼ昇級確定。焦点は64.1P差の古橋・瀬戸熊による、ラスト一枠を巡る昇級争いだ。

1回戦は東2局の親番で4本場まで積み上げた古橋が4万点を超えるも、手を緩めない白鳥が親番でリーチ・ツモ・タンヤオ・イーペーコーの3,900オールで逆転。
さらにツモ・ジュンチャンの2,000・3,900と大物手を決め、首位昇級をさらに盤石とするトップ。

 

 

古橋は沈みに回っての3着となるも、ライバルの瀬戸熊が4着となりリードを拡げる結果に。

追い詰められた瀬戸熊であったが、2回戦には東1局からドラトイツリーチの2,000・3,900をツモると、親番でリーチ・ピンフ・ドラ1の5,800。さらに南1局5本場には古橋からダブ南・ドラ2の7,700直撃!

 

 

大きな1人浮きトップで古橋まで32.8Pと迫り、十分逆転可能な点差に詰めての後半戦となった。

3回戦は東2局2本場、親番の古橋が再び大きく突き放す3,900オール。

 

 

ただ瀬戸熊も沈みで迎えた南場親番でピンフドラ1のリーチに漕ぎつけると、浮きに回る2,600オールのツモ。このアガリで最終戦時点のポイント差を41.9Pに抑え、逆転への希望を繋ぐ。

3半荘を終えた時点で白鳥・近藤に大きな得点変動はなく、やはり注目は古橋・瀬戸熊の争いに集まる。

最終戦は東1局から起家の瀬戸熊が一気に古橋に迫るアガリ。リーチ・ツモ・ピンフ・ドラ1の2,600オールでトータルポイント差は15.5P。古橋からすれば浮きに回りさえすれば圧倒的に有利となるのだが、この原点が遠い。

南3局突入時点では17,600点持ち4着目まで追い詰められ、瀬戸熊が瞬間上位に立つも…土俵際で勝負強さを見せたのは古橋。

南3局親番、好配牌を手にすると6巡目に12,000のヤミテン!終盤までもつれるも白鳥からのアガリに。

 

 

オーラス時点で古橋は瀬戸熊に役満条件を突きつけ、流局し昇級が確定すると、目に涙を浮かべる一幕があった。

 

 

第40期鳳凰戦A2リーグは全対局が終了。

D卓の最終節成績と全体成績は以下画像の通り。

 

 

 

A1リーグへの昇級は白鳥翔、内川幸太郎、古橋崇志。

B1リーグへの降級は刀川昌浩、伊藤優孝、猿川真寿、石川正明。

他9名が残留という結果となった。
来期の放送も是非お楽しみに!

(文・浜野太陽)