第40期鳳凰位決定戦三日目レポート
2024年04月16日
【第40期 鳳凰位決定戦3日目 H柴田が首位キープも佐々木が3回トップで圏内に】
鳳凰位決定戦2日目を終えた時点でH柴田が1人浮き。
3日目にH柴田をプラスさせない事は他3者の共通認識となっている。
解説 沢崎誠・三浦智博
実況 古橋崇志
9回戦は佐々木とH柴田のトップ争いの半荘。南3局に佐々木がH柴田から7,700の直撃を決めるが
オーラスにはH柴田が佐々木から7,700の直撃返しと両者一歩も譲らず。
1本場で佐々木がH柴田の連荘を止めて9回戦のトップを取る。
10回戦は藤島が高めのツモで跳満のアガリ。
しかし、東3局はH柴田の純チャンリーチに捕まり18,000の放銃となる。
東3局2本場は佐々木が先制リーチ。佐々木の現物待ちとなった勝又がヤミテンとし、H柴田から8,600(+1,000)の直撃。
勝又は南2局にも11,600を佐々木からアガリ、10回戦のトップを取った。
11回戦南1局。ドラポンを含む3フーロの佐々木がH柴田から満貫直撃。
オーラスは藤島がH柴田から6,400は6,700(+1,000)の直撃で3着に浮上。
常に狙われながらも9・10回戦はプラスを重ねていたH柴田が11回戦でラスを引かされた。
12回戦起家の佐々木が1本場で4,100オール。
この瞬間、H柴田との差は大きく縮まったが
東2局にH柴田も2,000・3,900をツモり返し
オーラスには浮くために打点を合わせたドラの単騎が決まり、5,200は5,800(+1,000)。
3日目を終えてH柴田は首位キープ。厳しい包囲網が敷かれた中で価値あるプラスとなった。
4戦3トップで差を縮めたのは佐々木。46.3差で残り4戦なら逆転は十分可能なポジションである。
勝又も今日をプラスで終えたが、84.8差で最終日を迎える。トップは2回必要、並びによっては3回かも知れない。
小さなマイナスで粘っていたが、12回戦のラスが響いてしまった藤島。最終日は初戦から大トップを狙いたい。
(文・吾妻さおり)
カテゴリ:プロリーグ(鳳凰戦)レポート