プロリーグ(鳳凰戦)レポート

第40期鳳凰位決定戦最終日レポート

【第40期鳳凰位に輝いたのは佐々木寿人!38期以来2年振り3度目の戴冠!!】

HIRO柴田(現鳳凰位)
勝又健志
佐々木寿人
藤島健二郎

解説:三浦智博・和久津晶(13・14回戦)・森山茂和(15・16回戦)
実況:日吉辰哉

 

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残り4半荘を残す中、50ポイント差を追いかける佐々木が柴田にプレッシャーを掛けていく。

13回戦・東3局

 

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藤島より東白・ホンイツ8,000を決め、これで柴田とは一気に30ポイント。
二日目終了時には120ポイント以上の差があった事を踏まえると、圧倒的なスピードで猛追していく。

しかし、現鳳凰位はそのプレッシャーに押し潰される事はなかった。

13回戦・南3局2本場

 

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佐々木にトップラスを押しつけられるピンチの中、静かにヤミテンに構える。そして狙い澄ましたかのように藤島から高めピンフ・一気通貫・ドラの7,700を決め、この半荘を浮きの3着で凌いだ。

今後も長きにわたって続いていくような両者の意地と意地のぶつかり合い。そんな熱い展開が続く中、遂に佐々木が柴田を逆転する瞬間が訪れる。

14回戦・東2局

 

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ダブ東・ドラ2の3,900オール。

 

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ここまで終始攻め続けてきた、らしさ溢れるドラ単騎のツモアガリであった。

そして攻め一辺倒の姿から今度は違った一面を見せる。

14回戦・南3局

 

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この局ピンフ・高め一盃口のテンパイを入れていたが、突如として手牌を崩し始めた佐々木。その理由は

 

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下家に居座るHIRO柴田の存在であった。
徹底して柴田から声が掛からないように牌を絞り続けると

 

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全員ノーテンの流局へと持ち込んだ。

 

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これには流石の柴田も困憊の表情を見せずにはいられない。

すると一気に佐々木のペースへ。

16回戦・南2局2本場

 

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タンヤオ・ドラ3をツモり鳳凰位奪還に王手をかけると

次局の南3局には

 

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藤島からタンヤオ・七対子・ドラ2の決定打を放ち、第38期以来2年振り3度目の鳳凰位に輝いた。

 

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【第40期鳳凰位決定戦】
優勝:佐々木寿人
2位:HIRO柴田
3位:勝又健志
4位:藤島健二郎

(文:小林正和)