プロリーグ(鳳凰戦)レポート/第31期A1リーグ第1節 C卓レポート ともたけ 雅晴
2014年05月07日
プロリーグの開幕。
出場選手にとってはちょっと遅めのお正月。
第1節のとりを飾って対局するのは、伊藤優孝、荒正義、古川孝次、ともたけ雅晴という、A1リーグの平均年齢(今期は48才と低め)を上げているオジサン、もといベテラン同士の顔合わせとなりました。
開始前の控え室では、ピリピリとした緊張感はなく、和やかに談笑していたのですが、対局室に入って席に着いた途端ギアチェンジして戦闘モードに!
そして迎えた1回戦、起家から荒、伊藤、古川、ともたけ。
ベテラン同士なので、ある程度はゆっくり構えても大丈夫かなと思っていたら、いきなり伊藤がチーして動く。
普段は相手の様子を見て、どちらかというと自分と同じスロースターターの伊藤ですが、最初から先手をとって動いたのは想定外でした。
局が進み僕の手は
ドラ
この1シャンテンに、ツモで何を切るか?
チャンタも見えるし、先にソーズで頭ができればリーチをかけて最低6,400が保証されるのでソーズを切る人も多いと思います。
別にそれが悪いわけではないのですが、最初の半荘の東1局、そして僕(ともたけ)ですよ!
この手をホンイツに行かないでいつ行くの!
そして数巡無駄ヅモをしてる間に親の荒からリーチ。
伊藤が一発目にドラを打つ。古川は現物のを僕に鳴かないのと言わんばかりに切る。
その餌に美味しいと飛び付いてしまう愚かな自分。
確かに満貫のテンパイではあるが、をチーしたら後の変化が無いのである。
普段なら、絶対に我慢して鳴かないのに…結果は荒の4,000オール。
続く1本場は、荒が役牌をポンして更に加点しようとするが、僕もピンフイーぺーコードラ1を、待ちでテンパイして即リーチ!
荒が一発目に無スジのを勝負してきて「1本棒が多いんだけど」と思っていると伊藤から渋い「ロン」の発声。
ピンフ三色ドラ1の高目でのアガリ。
スタートから大物手が炸裂して荒れ場になるかと思いきや、その後は3人が小刻みにアガリ、僕1人蚊帳の外で、オーラスも古川が病み上がりとは思えない見事なサーフィンを見せてアガリトップ。
僕は痛い1人沈みのラス。
2回戦も少し沈みの3着。3回戦は少しプラスの2着と、徐々に上向きで最終4回戦へ。
トップも3人が1回ずつで次は自分の番?
前半は、古川に1,300、3,900と振り込み苦しかったが、7,700、8,000、1,600と3局続けてアガリ、オーラスを迎えた時点で古川と1,100差の2着目。
何でもツモれば逆転なので頑張るが、親の伊藤に仕掛けられ、上家の自分は半分受けながらもテンパイはしたいとの思いで、終盤に暴牌と言われてもおかしくない生牌のを勝負して、伊藤と2人テンパイで古川を1,900逆転してトップ目に立つ。が、大きな落とし穴が待っていた。
オーラス1本場、中盤過ぎに
ドラ
こうなり、これをものにして今日はプラスだぁ!と思ってるところに、ツモってきたを切ると荒から「ロン」。
開けられた手牌は
前巡、とを入れ替えたと後で聞かされる。
この振り込み(6,400+300)で、プラスどころか400沈みの2着。
終わってみれば「死にかけの優」と「死にかけた古川」にやられ、差がないとはいえ、座り心地の良くない椅子を押し付けられた「崖っぷちのともたけ」でした。
今回は、1回戦東1局のチーが全てで、マイナスがこれくらいで済んで助かったと思い、反省するところは反省して、早くこの椅子を誰かに譲れるよう、次節以降頑張りたいと思います。
第30期鳳凰位
藤崎 智
出身地(秋田)
順位 | 名前 | 1節 | 2節 | 3節 | 4節 | 5節 | 6節 | 7節 | 8節 | 9節 | 10節 | 対局消化数 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 近藤 久春(秋田) | 55.3 |
4/40 |
55.3 | |||||||||
2 | 柴田 弘幸(神奈川) | 53.1 |
4/40 |
53.1 | |||||||||
3 | 瀬戸熊 直樹(東京) | 50.5 |
4/40 |
50.5 | |||||||||
4 | 伊藤 優孝(秋田) | 24.3 |
4/40 |
24.3 | |||||||||
5 | 古川 孝次(愛知) | 13.2 |
4/40 |
13.2 | |||||||||
6 | 沢崎 誠(群馬) | ▲9.3 |
4/40 |
▲9.3 | |||||||||
7 | 勝又 健志(東京) | ▲ 10.9 |
4/40 |
▲ 10.9 | |||||||||
8 | 荒 正義(北海道) | ▲ 13.2 |
4/40 |
▲ 13.2 | |||||||||
9 | 望月 雅継(静岡) | ▲ 20.4 |
4/40 |
▲ 20.4 | |||||||||
10 | 前田 直哉(静岡) | ▲ 23.4 |
4/40 |
▲ 23.4 | |||||||||
11 | 朝武 雅晴(千葉) | ▲ 24.3 |
4/40 |
▲ 24.3 | |||||||||
12 | 猿川 真寿(静岡) | ▲ 94.9 |
4/40 |
▲ 94.9 |
鳳凰位決定戦進出者 3名 降級者 2名
決定戦進出&降級ライン:順位枠内に表示
※同点の場合は期首順位が上の者を上位とする。
カテゴリ:プロリーグ(鳳凰戦)レポート