プロリーグ(鳳凰戦)レポート

プロリーグ(鳳凰戦)レポート/第31期A1リーグ第5節レポート 柴田 弘幸

またもや敗戦記となった第5節。
自分の視点で書いてみようと思う。
1回戦東2局、伊藤の仕掛けを見て
七万八万一索一索  ポン一万 上向き一万 上向き一万 上向き  ポン九筒 上向き九筒 上向き九筒 上向き  チー一筒 左向き二筒 上向き三筒 上向き  ドラ一索
伊藤の道中、78五が手出しだったので、カン八万?と簡単に考えてしまい、私はこの手から七万切りリーチを選択。
三万三万五万五万八万九万九万西西北北発発  リーチ  打七万 左向き
しかしこの七万が古川の2,900に捕まる。
五万六万一索二索三索七索八索九索七筒七筒  チー四索 左向き五索 上向き六索 上向き
A型の性なのか、この八が伊藤に当たる可能性をすぐに考えなおしたのを覚えている。
観なおしてみれば、仕掛けた後に七索八索より五万が大事なわけがないし、ドラの一索六万の捨て牌が強い私へのケアも含めて、勝負となるや一気に攻め込んでくる伊藤の間の取り方であることがわかる。
古川もスピードを合わせるといった意味での仕掛けだった。
初戦から辛い。
この時にすごく感じたのは、2人の仕掛けよりも望月の私の捨て牌への視線である。
2人の仕掛けでも、私の手がぼやけて見えないようにという力強いものを感じた。
1本場、古川の連荘を嫌い、次局以降積極的に仕掛けるが落とせない。
六万七万八万二筒二筒三筒三筒三筒四筒五筒  チー五索 左向き六索 上向き七索 上向き
古川
二万三万四万八万八万四索五索六索七索八索四筒五筒六筒  ロン九索
2本場
五万五万六万六万三筒四筒五筒七筒七筒七筒  ポン中中中
流局
3本場、今度は今までの軽さを逆手に取ってリーチを打つ。
二万二万三万三万四万四万五万六万八万八万八万発発  リーチ
ここで古川にまたしても捕まる。
四万六万三索四索五索五索五索  ポン八索 上向き八索 上向き八索 上向き  チー五筒 左向き六筒 上向き七筒 上向き  ロン五万
これでこの半荘の勝負付けは決まった。
客観的に見ればここからは我慢の時間。
だけどまだ・・・そんな自分が出たのが次局。
4本場
三万三万七万八万九万一索四索五索六索七索八索九索八筒中  ドラ中
ここから打中。平面で見れば中が悪いわけではない。
前がかりだったので、感覚や洞察力が麻痺してくるので、ここは気を引き締める意味で中以外のどちらかを選ぶべきであっただろう。
結果は、一気通貫テンパイでの余剰牌八筒で、7,700+1.200を献上。
伊藤
五万六万七万八万八万五索六索七索五筒六筒六筒七筒七筒  ロン八筒
ここから私は手も足も出ず、出そうものなら返り討ちという、伊藤&望月の猛攻を4半荘受けることになる。
最後に4回戦目。
伊藤
六万七万八万三筒三筒四筒五筒六筒七筒八筒  チー七索 左向き六索 上向き八索 上向き  ドラ三筒
古川
四万五万六万八万八万三筒三筒五筒六筒七筒  チー五万 左向き六万 上向き七万 上向き
望月
一万九万一索九索九索一筒九筒東南西北白中
流局。
私に放銃は無さそうだったが、前のめりにメンツ手を組んでたら私が餌食だったのかな。
折り返しなので持ち味のしぶとさをみせたいところだ。