プロリーグ(鳳凰戦)レポート/第32期A1リーグ第2節レポート ともたけ 雅晴
2015年06月01日
5月も半ばだというのに、夏のような暑い陽射しの中、夏目坂スタジオへ向かう。
夜は恒例の雨が降るというのだが…
前節は1人戦いの輪の中に入れず、蚊帳の外といった感じで、消化不良となる1節だった。
今節は”風薫る五月”と今では聞かなくなった言葉だが、気分爽快となる麻雀を打ちたいという気持ちで戦いの場へ。
対戦者は1回戦起家から勝又、古川、伊藤、ともたけ。
勝又の4,000オールスタートで迎えた東3局
南家 配牌
ドラ
ドラが2枚入ってるチャンス手なので、何とか物にしたく進めていると、8巡目に今節も好調気配の下家・勝又からリーチ。
手牌は
リーチ
で、この時自分は
この1シャンテン。当然真っ向勝負!
2巡後にドラをツモって追い付く。問題は待ちの取り方。
現物のを切るかを勝負するか?
普段ならリーチの有無に関わらず即決するのだが、前節の結果と自分のイケてなさから少考する。
出した答えは現物の切りリーチ。
「なんだ当然じゃん!」とか「らしくない」と思った方もいるとは思いますが、当の本人は途中とあるところに、より先にが重なったという点で、マンズにあまり良い感触を持っていなかったから、ソーズにもアガリのある形を選択した。
結果は伊藤からが出て8,000+1,000(リーチ棒)のアガリ。
そして迎えた東4局東家。
ドラ
ドラは無いが配牌1シャンテンである。
アガリはともかく、テンパイはすぐにでもするだろうと思っていたら、5巡ツモ切りをした6巡目に上家の伊藤から気合いの入った声でリーチ。
それもそのはず、
手牌はドラが暗刻で高目をツモれば跳満である。
前局放銃した伊藤からのリーチなので、簡単にオリるつもりはないのだが、自分の手が進まないのでは話しにならない。
9巡目に当り牌の七をツモって手が止まる。
ツモ
前巡、ツモで受け入れを広くして打とした後なのだが、何か嫌な感じがしたので打として一旦後退。
その後八、をツモりもも安全ではないが押して、フリテンではあるが待ちでテンパイ。
次巡、をツモって待ち変えをして七で8,000の放銃。
前局貰った点数をそのままお返ししてしまう。
南2局
西家 配牌
ドラ
さほど良い配牌とはいえないが、第一ツモでソーズの一通や下の三色等が狙える形に。
でも、本線は当然ソーズのホンイツで、5巡目にが2枚連打されるがスルー。
基本的に同巡2鳴きはしないのと、急所の多い形では動かないので、ここはじっと我慢する。
そしてここまで進んだところで上家からが切られるが、チーテン以外は鳴くつもりがなかったのでここもスルー。
するとをツモって1シャンテンになり、12巡目に出たをチーしてテンパイ。
チー
15巡目にをツモって2,000・3,900のアガリ。
今節、唯一の「らしい」アガリになってしまうとは思ってもみなかったが…
そしてオーラス
東家 配牌
ドラ
東場の親に続き、またしても配牌1シャンテン!
今度は七対子なので簡単ではないと思ったが、すぐが暗刻になってトイトイ、さらにが暗刻になって四暗刻もと夢が膨らむ。
しかしここでピタッと止まり、出たらポンテンを取ろうと思いつつも、伊藤がマンズの一色手模様なので、勝又.古川からは何も出ない。
結局そのまま終わって伊藤の1人テンパイ。27,000点持ちのラスで終わる。
対局が終わってから知った事だが、欲しかった牌は山に4枚残ってて、誰も手の届かない王牌で気持ち良く爆睡してた(泣)
2回戦は3人にことごとく弾き返され、野球に例えるならドーム球場の外野の天井を直撃する程の特大ホームランで、遥か彼方まで飛ばされ終わった時には点数がマイナス表示に…
3、4回戦は向かおうにも進まず、失点を最小限度に抑えることが精一杯で、終わってみればリーグ戦史上ワースト記録となる▲80.3P…
“風薫る”のはずが”風邪病む五月”となってしまった。
駅に向かう帰り道、降り始めた雨に「お清めの雨となって、悪い流れを洗い流してくれ」と願いながらの足取りはやけに重かった。
次節からは置いてきぼりを喰らわないよう頑張りたいと思いますので、懲りずに応援して下さいm(_ _)m
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