第31期A1リーグ第5節レポート 前田 直哉
2014年08月15日
今回の対戦相手は、瀬戸熊プロ、沢崎プロ、荒プロである。
言わずと知れた、実績も実力もある面々との対局であるが緊張は無い。
対局前には、解説の前原プロも含め、皆さん温かく話しかけてくれる。
いつも思うのだが、A1の人達は本当に優しい人達ばかりである。
雀力は勿論だが、人としての出来が麻雀の力に繋がっているのでは?と思えるほどである。
だが、一度卓につくと優しさは鳴りを潜め、皆鬼と化す。
初戦は▲0.1Pでなんとか踏ん張るが、浮き足立っているのを自覚していた。
そして第2戦、瀬戸熊プロがピンフをアガリ回ってきた東2局の親番。
ドラ
ここから第一打のをポン…
タイムシフトを見て自分でも驚いた。ここから1枚目を鳴くのは、自分のスタイルでは無い。
結果は700オールをアガるのだが、決して良いアガリでは無い。
牌姿を見て3者は何を感じたであろう…
まさに浮き足立っている典型であろうその後、特に見せ場も無いまま、またもマイナスで終わる。
第3戦も苦しいまま終わり、迎えた最終戦オーラス。
持ち点は29,600点。アガれば浮きの状況で、8巡目の手牌がこうである。
ツモ ドラ
メンツ選択だが、トップとは6,500点差なので、タンヤオも見るとマンズには手をかけられない…
場況は、が1枚切れで、は1枚も見えていない。
この巡目で1枚も見えてないのは、どこかにかたまって持たれてる可能性もあると考え打とする。
次巡、を引き入れてテンパイを果たす。
ここで、確実に浮きだけを狙うならヤミテンでいくところだが、引きのトップまで考えリーチを選択する。
結果だけ言うと、リーチの段階では、残りのもも全部山に残っていた。
しかし、持ってくるのはのほうで、そのまま瀬戸熊プロに巧く廻し打たれ2,000点の放銃で終わる。
ツイてない?そうではない。
自分が最後まで浮き足立ったままだったということだと思う。
これでリーグ戦の半分が終わった。
瀬戸熊プロは独走のままで、ほぼ決定戦は当確であろう。
残りの2つの椅子を誰が奪うのか、今日は反省すべき点が多々あった。
でもやっぱA1って楽しいわ。
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