日本プロ麻雀連盟第31期Ａ２リーグ第６節レポート 河井 保国 - 日本プロ麻雀連盟

鳳凰戦Ａ１リーグＡ２リーグは１年間を通して行われる。
今節から後半戦のスタートを迎えた。

前半戦、私は日程を間違えて遅刻をしてしまいペナルティ▲100を加えて前半戦▲191.7Pと、初のＡリーグの壁を感じながら大きなマイナスの折り返しとなった。

ここまで大きくマイナスすると自分の麻雀に迷いが出る。
どこまで攻めていいのか、それとも守るのか所謂押し引きに迷いが生じる。

今回の対戦相手は、前原プロ、仁平プロ、紺野プロ。
いずれも連盟の大先輩。唯一、紺野プロとはＣ１リーグから共に連続で昇級してきた戦友でもあり、紺野プロの麻雀はある程度知っている。

私はプロになって６年目になるが、先輩方の麻雀の技術は持ち合わせていないが【勝つ】という強い気持ちを持って対局に挑んだ。

第１戦
東１局から前原さんのアガリが続いた。
このままではペースを持って行かれると思い、

  ドラ

自分は、ここからをツモり、普段なら三色に受けるがこのままこの親をやらせるのは危ないと思いのペンチャンを外した。

次巡、すんなりをツモりテンパイして牌を横に…
リーチをしたあとすぐに後悔をしてしまった。この局は親を落とすことがテーマだった。
２局アガっている親はある程度出てくる。案の定、親の前原さんのリーチがくる。
そして、ラス牌ので放銃。流れ論者は大体感じることだろう。待ちの多さでも枚数の多さでもなく後先の流れである。これを期に、今日の自分のやることは勝つより負けないになった。

第２戦
東２局３本場

　　

２、３巡目にを切っているのに、引き戻しのテンパイ。
違和感があるが、テンパイをとるとすぐにをツモる…500・1,000。
これがいいかは自分にはわからない。それが経験の差かも知れない。
だがこれを期に手がよくなる。

南３局

  ドラ

４巡目ツモ。
しかし、前原さんのリーチで即ツモられチャンスを生かせなかった。

そして南４局12巡目

  ドラ

５の三色同刻はなかなかできないといわれる。
ここにを引きテンパイ。
待ち七対子を、次巡、仁平さんからアガリ4,800で浮きになった。

  ドラ

１本場、配牌１シャンテンで４巡目、ツモでリーチをツモアガリ1,300は1,400オール。
２本場、形式テンパイで親権維持をした。
３本場、紺野さんがを一鳴きした。ほぼテンパイであると確信した。
7,700を放銃はできないが９巡目、

  ツモ  ドラ

これで切りリーチをする。紺野さんが押してくるのはわかっていた。
ここで勝てれば流れが戻ってくると思っていたが、14巡目、でロンされ7,700は8,600を放銃。沈みになった。

３、４回戦は、バランスを崩した自分は最小限のマイナスでなんとか凌ごうと思いながら局をすすめた。

今日は自分の麻雀ができず悔いが残った。もうこれで残り４節16半荘。
本当の崖っぷちになったが、プロに入った頃の想い、初志貫徹で、残りの４節を闘い抜いて行こうと思う。