プロリーグ(鳳凰戦)レポート

第31期A2リーグ最終節レポートA卓 山田 浩之

                    
A2リーグの実況を1年担当させて頂いた山田が最終節のレポートを担当いたします。
よろしくお願いします。

最終節は9節終了時の順位で卓組みが決まる。

A卓10位12位14位16位
B卓9位 11位13位15位
C卓5位6位7位8位
D卓1位2位3位4位

そして今回のA卓の選手とポイント状況は

10位 二階堂亜樹 ▲16.0P
12位 ダンプ大橋 ▲38.7P
14位 山井弘   ▲166.3P
16位 河井保国  ▲339.3P

A2リーグは上位2人昇級、下位4人降級である。
現状12位のダンプが残留のボーダーライン。

B卓C卓が後から行われるため、はっきりしたことはわからないが、下位2人は降級。
上位2人が残留となる可能性が高い。

河井は現実的には厳しいが、山井は127P差。
かなり厳しいが同卓ならなくはない。
亜樹、ダンプが逃げきるか、山井が捕えるのかといった所が見どころになるだろう。

2回戦

東1局、1回戦ラスで後がなくなった山井にチャンスが来る。

五万五万四索五索六索東東  ポン中中中  チー三筒 左向き四筒 上向き五筒 上向き  ドラ六索

西家の河井も仕掛け返す

一索二索三索四索六索七索八索九索西西  ポン北北北

一索を引いて九索を切りシャンポンに受けかえる。
そしてダンプにもテンパイが入る。

五万六万七万四索四索六索七索七索八索五筒六筒七筒東  ツモ九索

東切りリーチで11,600放銃。
これでエンジンのかかった山井は次局

一万二万二万三万三万四万六索六索七索七索八索六筒六筒  リーチ  ドラ六索

これを先制リーチの河井から打ちとり12,000。
このあとも加点し、大爆発とはならなかったが59,900のトップで望みをつないだ。

3回戦を迎えポイントは、

亜樹+38.9P ダンプ▲62.8P 山井▲143.8P 

亜樹はほぼ残留、ダンプは山井とはまだ81P差あるが、13位の四柳▲93.3Pとの差が30P。
もうこれ以上は沈みたくない。
苦しいダンプだったが東2局親で、

二万三万六万七万八万二索三索四索五索六索七索八索八索  リーチ  ロン四万  ドラ三索

これで息を吹き返す。

二万三万四万六万七万八万六索七索八索五筒五筒六筒八筒  ロン七筒  ドラ八筒

山井もこれで追いすがるが、ダンプが逃げ切る。

4回戦、ダンプと100P差の山井に最後のチャンス。

二万二万二万三万三万七索七索八筒八筒八筒南南南

2枚残りだったが、亜樹にかわされ夢はついえた。
この結果、亜樹は残留、山井、河井は降級。
ダンプは別卓の結果待ちということになった。