プロリーグ(鳳凰戦)レポート

第32期A2リーグ第4節レポート 二階堂 亜樹

7月28日。第4節の対局は最終卓となった。
前日にも別の卓が対局行われており、その結果から最下位は脱出していた(完全に他力)

某撮影の合間に、ちょこちょこと見ていただけなので簡単には言えないが、やはり上位陣と下位陣では、好・不調がかなりハッキリ出ているなと感じた。

更に自分は、今期かなりミスが多いので、今の位置も状態も自業自得なのである。
だがしかし、こんなところでウジウジしてても仕方ないので、自分を奮い立たせ対局に向かう。

ちなみに撮影で会った某プロに、
「じゃあ藤原さんよろしく(笑)」
と言われたが、よろしくされて勝てるならこんな事になってない!

1回戦目が始まり、やはり感触は良くない。
というか今期感触の良かった瞬間は無いですけど。

それでもこれ以上はマイナスできない立場としては、どこまで攻めていいのか、どこでオリなきゃいけないのか、そのバランスがより難しくなる。
今期はそのバランスが崩れているというか、自分で自分の麻雀がコントロールできてないと感じる。

これが意識的に麻雀を変えた弊害なのか、只の稽古不足なのか、はたまた力量の差なのか…。
もちろんこれらは終わった後に思うことであって、対局してるときは微塵も思ってない。

ちなみに今節は2回役満をテンパったが、両方ともアガれず。
片方はツモリ四暗刻で、これはまあテンパイも遅かったし、正直アガれる気がしてなかったのでそんなに気にしてないが、もうひとつの8巡目、国士無双テンパイをアガれなかったのは堪えた。

待ちは1枚切れの中で、8種8牌から思いの外サクサク引いたので、アガれそうだなと感じていた。
のに。
早くも警戒レベルに入っていたらしい西岡プロが止める。

このとき西岡プロは中を切れば、ドラの五筒で七対子テンパイが入ってた。
状況だけみたら、おそらく自分なら放銃していただろう。

この中止めから場が長引き、残り2枚も他家に行き、結果流局してしまう。

凄いと思うが、アガれなかった悔しさが何時まで経っても消えず、十日余り経った今でも1日1回は
「くっそーーアラブめええええ!!」
と叫んでしまっている。

100

結局今節もマイナスしてしまい、マイナスにマイナスを重ね、降級圏内からなかなか抜け出せないが、まだまだ途中経過。
ひとつずつ、一歩ずつ、着実に順位を上げることを意識して麻雀を打とう。