プロリーグ(鳳凰戦)レポート

第37期鳳凰戦A2リーグ第7節B卓レポート

【近藤スペシャル炸裂!昇級争い上位に食い込む】

10月13日に行われた第37期鳳凰戦A2リーグ第7節B卓は、近藤久春が+42.6Pの大幅プラスでトータル3位につけ、昇級争いの筆頭に立つこととなった。
この日の対局者は、杉浦勘介、一井慎也、近藤久春、古橋崇志、前原雄大。対局開始時のトータルポイントは以下画像の通り。

 

 

ダントツの杉浦は、解説の藤崎によれば「守りに行くには早い」とのことで、昇級をより確実にするため絶妙なバランスが求められる節。一方前原は「これ以上マイナスすると寒い」とのことで降級ラインを意識しての戦いとなりそう。また中位陣の一井、近藤、古橋は大きくプラスして昇級争いに加わりたいところです。

 

 

対局が開始すると、超手役派の古橋・近藤がいる卓としては珍しく中打点の応酬に。そんな中唯一リーチ・ツモ・發・チャンタの満貫をものにした一井のトップからスタートしました。

 

 

1回戦こそ僅差の戦いに敗れ4着に終わった近藤でしたが、2回戦になるとダブ東・ホンイツ・ドラドラのアガリで一気に抜け出すと、一気に1回戦のマイナスを取り戻しお釣りが来るトップとなります。

 

 

さらに次戦では南場まで沈んでいたところからメンタンピンドラの7,700をアガリトップ。最終戦でもメンピンツモ三色のアガリでトップ。気づけば3連勝で本日の勝ち頭となりました。

1日が終わってのトータルポイントは以下画像の通り。

 

 

首位の杉浦は今節も正確な手作りや押し引き・リーチ判断でプラスを積み重ねました。近藤は前述の通り勝ち頭でトータル3位に。一井・古橋はそれぞれTwitter上で、放銃した場面などプレーの反省をツイートし、次へと気持ちを切り替えていました。前原は26.2Pのマイナスで、より降級争いを意識した戦いになっていきそうです。

次回のA2リーグは10月20日16時~放送。対局者はダンプ大橋、和久津晶、麓征生、安村浩司、二階堂亜樹。降級ボーダーを争う麓・安村・二階堂と、それに巻き込まれず上を目指したい和久津、自身のポイントだけを考え得点を伸ばしたいダンプという構図になります。熱い戦いに是非ご期待ください。

文中敬称略
文:浜野太陽