プロリーグ(鳳凰戦)レポート

第37期鳳凰戦A2リーグ第7節C卓レポート

【上下の明暗が別れる結果に】

10月20日に行われた第37期鳳凰戦第7節C卓は上位陣と下位陣がさらに成績の差を広げる結果となりました。
当日のメンバーと開始時のトータルポイントは画像の通り。

 

 

3位のダンプ大橋、9位の和久津、10位の麓、14位の安村、15位の二階堂というメンバー。
解説のHIRO柴田は「下位陣はもうマイナスできない。一方昇級を目指すダンプもここから全節プラスするぐらいの成績が必要」と全員負けられない戦いであることを強調。

 

 

この日一番の勝負どころは1回戦東1局に訪れました。
亜樹の配牌には中が2枚に白・発が1枚ずつ。1枚目の中は鳴かず字牌を大事に進行していると、三元牌が次々にトイツに。2枚目の中をポン、さらに和久津から発をポンしてドラを勝負すると和久津がこれをポン!開局から亜樹の大三元テンパイと、和久津のタンヤオドラ3テンパイという目眩のするような展開に。ドラをポンさせてまで中・発をポンした亜樹の捨て牌は偏りがなく、ホンイツやトイトイというよりは大三元に見えたことでしょう。両者一歩も引かないめくり合いは亜樹のアガリ牌である白を1枚だけ王牌に残し、流局。

 

 

役満をアガッて勢いをつけたかった亜樹でしたが、この後はなかなか抜け出すことができずもどかしい1日となりました。全5回戦が終わってのトータルポイントは画像の通り。

 

 

卓内トップは麓。派手な大物手のアガリは無かったものの大きな失点も無く加点を積み重ね、降級ボーダーを遠ざけました。Twitterでは「卓内トップ獲れて嬉しいです(^O^)」とご機嫌。ダンプも要所で大物手をアガリきり、4節ぶりのプラスを確保。和久津も少しではあるが加点。そしてマイナスしたのは降級圏の2名。ボーダーより1つ上の魚谷とは60P近い差がついてしまい、次回以降はさらに前がかりな戦いが求められることになりました。

来週27日(火)は杉浦・内川・ダンプ・藤島・古橋という上位陣の戦い。第8節に入り、だんだんと条件戦の様相を呈するA2リーグにぜひご注目ください。

文中敬称略
文:浜野太陽