第37期鳳凰戦A1リーグ第11節B卓レポート
2020年11月20日
”死神の優”国士無双で蘇る!!
この日の対局者は
5位 吉田直 ▲7.1P
7位 前田直哉 ▲17.2P
9位 HIRO柴田 ▲95.5P
10位 伊藤優孝 ▲190.7P
吉田と前田は上位に食い込めるか。
95.2P差の柴田と伊藤の直接対決にも注目したい。
事件はすぐに起きた。伊藤の配牌は第一ツモで9種10牌。
ツモ
トータルポイントを考慮し流局宣言はせず。国士無双狙いで中張牌から切り出す。
7巡目で待ちテンパイ。
トイツ落としで七対子も否定され、国士気配が出始めるが、他家の手も良い。
親番吉田はマンズのホンイツ。幸い吉田も欲しいダブのため、放銃の心配はない。
危険なのは前田。下家の吉田もケアしながら進行していたためが1枚浮いていたが、ドラ
が重なり、アガリたい手になって来た。まずは
としたが、テンパイすれば
切りになる可能性が高い。
9巡目。伊藤がラス牌のツモで国士無双のアガリ。
1回戦は伊藤の1人浮き、柴田が4着になり2人のトータルポイント差は26.0P。(期首順位規定にわより正確には26.1)
途方もなく見えた差が一気に詰まった。
2回戦は吉田の独壇場。東2局にダブのアガリをきっかけに爆発。ひたすら高打点でアガリ続けて大きな1人浮きとなった。
2回とも4着となった柴田が3回戦に反撃開始。
一時は吉田に三色をツモられ逆転されていたが、南1局1本場に吉田から
直撃で1人浮きトップをとった。
4回戦は伊藤が先制。ピンズのメンホンのヤミテンを入れると、次々とピンズが押し寄せる。イーペーコーが確定してからドラのツモで8,000オールとなる。
浮きの2着は東4局にチンイツ、オーラスにダブのアガリを決めた前田。厳しい展開ながらも要所で着順アップのアガリをして最小限の失点に抑えた。
伊藤が1人浮きでA1残留への大きな一歩を踏み出した。死神の鎌は磨き上げられている様子。残り2節での大暴れに期待したい。
(文:編集部)
カテゴリ:プロリーグ(鳳凰戦)レポート